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アニメの中では鳥の囀りが聞こえそうな清々しい朝。
俺はうるさく電子音を鳴らす目覚ましで目覚めた。
つい最近まで凍りつくように冷え込んでいたのがバカみたいなほどに春だった。
あぁ、この日本にもまだ四季というものがあったのだな、なんて思いつつ昨日買ったよく分からないけれど安かったパンを頬張った。
テレビの音声を片耳に、俺は新たな制服に腕を通す。ワイシャツに腕を通し、ジャケットを羽織る。胸には進学校ではあるがそこまで有名ではない紋章が入っていた。
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