捏造注意&下手注意です。とても下手なので生暖かい目でご鑑賞ください。なんでもありな方のみ、ご鑑賞いただけると幸いです。
俺にとって、木兎さんとは満点の星空の中で1番大きくて輝いている月のような人だと思う。周りの星が霞んで見える程にキラキラしていて夜のように暗く沈んでいた俺の心を照らしてくれた一筋の光だ。
でも、その木兎さんは明日にはもう卒業する。
「月が綺麗ですね」
そう、誰もいない部屋の中で呟いた。
朝、起きた。とても快晴な空とは裏腹に俺の心はどんよりと暗い曇りのようだった。外には木に生えたピンク色の花がハラハラと散り、その日が卒業式だと言うことを知らせてくるように思えた。2年前、あんなに楽しみだった桜が今は憂鬱な桜になった。
「2度と会えない。」
頭では分かっている筈なのに心がそれを拒んでいる。だって、俺にとっては大切な時間なのだから。たった2年。それは人生という長い時間で見るとほんの一部でこれから何十年と生きる中で塵のように小さく、短い時間だ。けれど、俺の中では俺の常識を全てを変えられた、大きく、輝いた時間だった。毎日が幸せで白黒だった俺の世界が鮮やかに変わっていくのが分かった。でも、それも”今日”で終わりなのだ。毎日毎日願い続けた。 「一生この日が来ませんように。」と。幸せだと、嬉しいと、思えば思う程、この日が来るのが怖くなった。いっそ、このまま時間が止まって欲しかった。でも、世界は周り続ける。止まることを知らないとでもいうように。
赤葦母「アンタ、時間ギリギリなんじゃない?早く朝ごはん食べて行っちゃいなさい。今日は卒業式でしょう?早く行かないと遅れちゃうわよ。お母さんは先に会社に行っちゃうわね。」
赤葦「分かった。いってらっしゃい」
足が重たい。行きたくない。信じたくない。もしも勘違いだったら。どんなに嬉しいだろうか。
でも、現実にそんなことは起こらないから。
—学校
卒業式……嫌だなぁ………
「3年3組木兎光太郎。」
あ、もう呼ばれたのか。……本当にこれで終わり……なのか。
「〜〜〜ご卒業、おめでとう御座います。」
木兎「ありがとうございます!」
あ、最後ってこんな気持ちなんだ。
目から出た生温かい水が頬を伝ってポタポタと音をたてて床に染みていく。その”水”が通ったあとのヒンヤリとした、冷たさが今の凍りついたような俺の心に似ている気がした。
—その日の帰り
木兎「あかーし!」
赤葦「はい。なんでしょうか。」
木兎「俺!お前に出会えて!すっごく楽しかった!!」
赤葦「俺もです。」
ああ。貴方は、どうして俺の心を引っ掻き乱すんですか。こんなにも貴方が好きなのに。目の前にいるのに。そんなことを言って期待させないでくださいよ。俺が惨めになっていくだけなのに。
木兎「あ、俺、ここ曲がるから!じゃーな!あかーし!これからも元気でなー!!」
赤葦「はい。さようなら。」
泣くな。俺。木兎さんが遠くに行くまでの辛抱だ。あ、行ったかな……
赤葦「………。ヒック…グスッ…ウワァァァァァァン」
気がつくと俺はその場にしゃがみ込んでいた。
赤葦「俺はっっ木兎さんがっっ好きだった!いつもっトスをあげたときに貴方の為になることが出来てっ嬉しかったっ!!」
ここを通った通行人はギョッとした目で俺のことを見ていた。でも、その時の俺には周りを見ている余裕なんて無かった。
良かった。これで、諦められる。さよなら。俺の恋。俺の人生に”幸せ”というものがあることが知れた。それだけで良いのだ。ありがとう。俺の恋。
………夢か。久々にあの頃の夢を見たな。懐かしいな。木兎さんにはもう会えないけど。今、木兎さんは世界で活躍している。画面ごしから見る、スターはいつも変わらずカッコよくて、これで良かったんだと思える。
仕事の時間だ。行かなければ。
赤葦「おはようございます。」
他の人達「おはようございます」
さー……仕事、やりますか……
夜まで飛ばします。
あ、もうこんな時間か……帰らなければ……
赤葦「お疲れ様でした。」
(歩いている)
???「あかーし?あかーしだよな⁉️」
赤葦「!(走って逃げる)」
???「え。ちょっ…待てぇぇ!!(腕を掴んで捕まえる)」
赤葦「……。木兎さん。お久しぶりです。そしてさようなら。」
木兎「おう!久しぶりだな!でも、話したいことがあるからそこの居酒屋行かね?逃げようとか思うなよ?????」
赤葦「………分かりましたよ。行きますから……」
—居酒屋
木兎「あかーし、何頼む?」
赤葦「…じゃあ、オレンジで。」
木兎「分かった!あのー!店員さぁぁん!」
店員さん「はぁい!今行きます! 」
店員さん「ご注文をお伺いします!」
木兎「生一つとぉ、オレンジだよね?」
赤葦「オレンジです。」
木兎「オレンジ一つで!」
店員さん「ご注文を繰り返します。生一つ、オレンジジュース一つで宜しいでしょうか?」
木兎「はい!」
店員さん「では、少々お待ちください!」
木兎「で?なんで逃げたの?」
赤葦「いや、その、ほらあんまり市街地で日本の代表選手と話してるところを見られたらどうしようかと思って……」
木兎「ふぅん。ま、話せたし良いや。それよりも、今まで何してたの?」
赤葦「えっと、大学は普通に行って編集者になりました。」
木兎さんの試合を毎回見に行っていることは内緒だ。
木兎「へー。じゃあさ、今まで何人と付き合ったの?もしくは告白されたの?」
赤葦「なんでそんなこと聞くんですか?一度も付き合ったことはありません。あ、でも、告白は……えっと……1、8、13、15、……うーんと50ちょっとくらいですかね……」
木兎「………あのさ、俺と付き合って欲しいんだけど。」
赤葦「………は??????」
ちょっと待って。告白されたことの話からなんで、木兎さんと付き合う話になるんだ?いや、そもそも木兎さんが俺のこと好きだったのか?……自惚れるな俺。木兎さんに限ってそんなことあり得る訳がない。じゃあ、なんだ?もしかして、罰ゲーム?……木兎さんならあり得る。
赤葦「罰ゲームですか?それなら辞めてください。もしかして、その為に捕まえたとか言いませんよね?」
木兎「ちょっと待って?どうしてそうなったの?罰ゲームじゃないし。その為に捕まえたのはそうだけど。俺、本当に赤葦が好きなの!!」
赤葦「……はぁ。そうですか。でも、普通、居酒屋で告白します?」
木兎「だって。今日は本当はアドレスだけ交換して話して帰るつもりだったんだけど、赤葦といると楽しくてつい……」
木兎「……それで、(付き合っても)良い?」
赤葦「………えと、あと3日待ってくれませんか?3日後のこの時間に、この居酒屋で言います。」
木兎「ん!分かった!じゃー今日は解散かぁ……あ!最後にアドレス交換させて!」
赤葦「分かりました。」
交換した。
赤葦「今日はありがとうございました。」
木兎「絶対!絶対だぞ!! 」
赤葦「分かってますよ。」
木兎「ん!じゃーなーー!! 」
赤葦「はい。さようなら。」
—家
ああ……今日は色々あったな……というか、スターと会えるなんて思いもしなかった……ん?ちょっと待って。俺、スターに告白された?え、え?……もちろん、今でも好きなのは変わらないけれど、このまま付き合ったらどうなる?世間に否定されて木兎さんの未来が無くなってしまうかもしれない。それだけは絶対に避けたい。なら、どうする?3日後にスターを振るしかない。………せっかく同じ気持ちになれたのにな、…。
……考えてもしょうがない。寝るか。そう思って、目を閉じた。
—朝
アレ?ちょっと早起きしすぎた?まだ月らしきものが見えるんだけど?えーと、時計時計っと。
-2時ですわよ-
うーん……寝るか。
ピピピピ—
ん……ちょっと待って寝過ぎた⁉️寝過ごしたぁぁ……時間は……8時⁉️どうしよどうしよどうしよぉ。あああああああああと、とりあえず用意しないと!!
「ヒューヒューハァハァ……ゴホッゴホ……
お、おはよう……ござ……ます……」
同僚「おー、赤葦。珍しく今日は遅かったな。大丈夫か?」
「だい……じょう……ぶ…寝坊……し…た」
同僚「ホラ、一旦休め。」
「あ、あり……が…と」
—5分後
「治った。ありがとう。」
同僚「それは良かった。ところで今日なんで遅れたんだ?」
「だから、寝坊だって。」
同僚「それは分かるんだけど、赤葦、お前寝坊するやつじゃないだろ?」
「なんなのその絶対的信頼。……まぁ、ちょっと、その、……考え事してた。」
同僚「赤葦、考えすぎるからなぁ。ほどほどに悩めよ?てか、考え事って何?凄い気になるんだけど。教えてよ。な?な?」
「う……誰にも言わないって約束しろ よ?」
同僚「おう!任せろ!」
「その…ある人に告白されたんだけど…」
同僚「うんうん。赤葦、モテるもんな。」
「その人が………れ……こ……と…たから」
同僚「え?なんて?」
「その人が、俺の…つこ……とだったから」
同僚「その人がの後なんて?」
「そ、その人が!初恋の人!だったから!!」
同僚「え、良いじゃん。可愛いの?」
「可愛いって言うよりカッコよくて、勉強出来ないけど、俺のこと引っ張ってくれて、頑張ってるところの顔とか口角がキュッて上がるのも好きだし、なんにも出来ないのになんだかんだ優しいし、でも無意識の思わせぶりなところがあってそのせいで好きになっちゃったし、……」
同僚「お、おう……それで?何で悩んでるん?初恋の人でそこまで好きな人に告白されるなんて断る理由もないだろ?」
「で、でも…俺がいると将来を邪魔しちゃうかも知れないし……だから……振るしかないかなって…。…でも、俺は……す、好き…だからその、付き合いたいけど、あの人の将来の邪魔になるから……」
同僚「はぁ?将来を邪魔するって今更じゃね?どれくらいその人と居たか俺は知らないけどさ、結局、その人の人生に関わってる時点でもう邪魔だと思うし、相手が赤葦のことが好きなら尚更その人を変えてるってことになるんじゃないか?それに、お前が選んだ相手だろ?なにも考えてない訳じゃないと思うし、その覚悟の上で言ったんだと思うぞ。せっかく両思いならくっつけよ!(ボソッ俺は初恋の人にはフラれたし……)」
「……ふっw確かにそうかもな。」
同僚「あ!今バカにしただろ⁉️」
「……もう始業時間始まるよ。」
同僚「おまっ…人が話聞いてやったのに…」
「はいはい。ありがとー(棒)」
同僚「心こもってる⁉️」
—今日も1日が始まる
主⭐︎「飛ばします⭐︎」
同僚「赤葦サン、誰ですかこの人。気持ち悪いんですけど。」
赤葦「ああ、この人は主。元から気持ち悪いから可哀想だし我慢してあげて?」
同僚「わっ……かりました……」
主⭐︎「2人とも酷すぎる」
—✂︎キリトリ線✂︎—
赤葦「……仕事終わった。」
同僚「おう、お疲れ様。」
赤葦「じゃあ、帰ります。もうそろそろ終電すぎる時間だし。電車は使わないけど。相談に乗ってくれてありがとう。」
同僚「お前がどうするかは知らんけど、頑張れよ。さいなら。」
赤葦「うん。さようなら。」
—家
同僚くんもあんなに言ってくれたんだしなぁ……。でも……木兎さんの隣にもし俺がいたらあの人の未来を邪魔してしまう。それに、一度諦めた恋だ。付き合う理由がない。生産性もない……。こんな事になるなら、「男」として産まれたくなかったよッ……。
まぁ、まだ2日もある。考えるのはまた明日でも良いか……
—朝
いつの間にか寝ていたようだ。ちゃんとした時間に起きたは良いものの、今日は休みだ。どうせなら昨日にちゃんと起きたかったんだけど。周りを見ると荒れた自分の部屋が見えた。これじゃあ同僚も呼べないし。……そろそろ片付けするかぁ……。
とりあえず、起き上がらないと何も始まらない。実を言うと俺は休みの日の朝が1番弱いのだ。ベッドから出るだけでも2度寝などをしてしまうので1時間はかかる。金縛りにあったかの様に動かない体に、眠気を誘うベッドの誘惑に勝つことは出来ないのだ。これは朝が強い人には分からない、難しい悩みだ。……そういえば、高校の頃は木兎さんが迎えに来てくれるからって早起きしてたな……。懐かしいな。
…………………………ってなんで俺は木兎さんのこと考えてるんだ!!片付けするんだろ!!起きなければ。そう思いながらモゾモゾと体を動かしてベッドを出ようとしている時だった。
—ピンポーン
玄関のチャイムがなった。急いで自分に掛けてある布を剥ぎ取って玄関のドアを開ける。開けた瞬間に一緒にして眠気は吹き飛んでいた。それはドアを開けた先に立っていた人のせいだ。特徴的な髪に、元気の塊と言えるような笑い方。あの人しか居なかった。
赤葦「……。ッ木兎さん……」
木兎「帽子してたのに俺のこと分かったの!?あかーしすげー!!」
そりゃ、そんな身長で白っぽい見た目に、帽子に隠しきれてない髪型を見れば誰でも分かるでしょう……
赤葦「それでなんの御用ですか?」
木兎「いや特に無いけど?」
赤葦「え?」
木兎「あかーしに会えたあと嬉しくて3日も我慢出来なくてきちゃった!」
赤葦「とりあえずお帰りください。」
木兎「お邪魔するねー!」
またこの人は勝手にッ……!
赤葦「やッ…辞めてくださいッ!!!!」
木兎「……。わぁお……」
赤葦「だからッ!ヤダってッ言ったんです!!!」
木兎「俺は……どんなあかーしでも好きだぞ!!………」
赤葦「今から片付けようとしたんです!そしたら木兎さんが来てッ!!!」
木兎「ごめんて。分かったって。でも、あかーし、片付け苦手では無いよな?だって、前(高校時代)に行ったときは凄い整頓されてたし。」
それは、貴方が1週間に1回来てたからダメなところ見られたくなかったからなんて言えないでしょーが!!
赤葦「………。」
木兎「でも、部屋が汚くてもあかーしに会えただけで嬉しいから。それだけで良いもん!」
赤葦「バッッ……カじゃないですか……ッ!」
木兎「……可愛いなぁ……あ。」
赤葦「は……」
自分の顔が熱くなっているのが分かった。気のせいだと言うことを願って頬を触るとやはり顔は熱くなっていた。
木兎「!?あかーしが照れてる…!?本当に可愛い。可愛すぎ。」
赤葦「断じてッ!違いますッ!!!て、照れてませんッ!!!」
木兎「はいはい。ごめんな」
赤葦「ッッッ……木兎さんなんかッ!いつでも振れるんですからね!!!」
木兎「え……。」
その時俺はその言葉を発したあとの木兎さんを見て、してしまったことの重みに気がついた
赤葦「あっ……」
木兎「……勝手に入ってごめん。」
木兎さんはそう言い残して何処かに帰っていった。
……また、俺は間違えたのか。
気がついたら俺は狐爪の家に来ていた。
狐爪は唯一、俺の恋愛事情を知っている人でもあった。
赤葦「狐爪……俺、もうダメだ…」
研磨「久々に相談しにきたと思ったらそれのこと?」
赤葦「ごめん……」
研磨「まぁ良いけどさ。で?どうしたいの?」
赤葦「仲直りしたい……。」
研磨「うん。それで?やりたいことが分かってるのに何悩んでるの?」
赤葦「でも……どうすれば良いのか分からなくて……」
研磨「そんなの、謝る以外にないんじゃない?」
赤葦「でも……今回は謝りたくない……。」
俺自身でも何故だか分からなかったけど、とにかくどうしても謝りたくなかった。
研磨「なら、相手が謝ってくるのを待つしか無いよね」
赤葦「うーん……でも……。やっぱり……俺、木兎さんのところに行ってくる!あ、お邪魔しました。」
謝る謝らないの前に木兎さんに会わないとなにも始まらないのだ。例え、ネットという連絡手段があったとしても、真正面からではないと解決出来ないことはたくさんある。だから、俺は木兎さんのいるところへ走り出した。 謝るかは会ったときに決めようと思った。
赤葦「木兎さん!」
俺はある公園に来た。そこで待ち合わせをした訳ではない。ただの勘だ。もしかしたらと思って、走ってきたのだ。
木兎「あかーし!!ごめん、ごめんな…」
赤葦「大丈夫ですよ。別に怒ってないので。俺の方こそごめんなさい。」
木兎「ううん。俺が勝手に家に入ったから」
赤葦「いや、俺が言い過ぎたからです。」
木兎「そうなの?」
赤葦「そうです。」
赤葦&木兎「「……ふふふっ」」
いつのまにか俺達は顔を見合わせて笑っていた。
木兎「アハハハ!!!」
赤葦「ハハハッ!!!」
そして俺達は笑いあった。ずっとずっと。太陽がオレンジ色に染まるまで。
木兎「じゃあ、どっちもどっちってことだな!」
赤葦「そうですね。」
木兎「じゃあこれで仲直りな!」
赤葦「はい」
木兎「あ、ついでに俺とも付き合って!」
赤葦「はい。……あ。」
木兎「ヤッタァァァァ!!!(……引っかかってくれて良かったぁ)」
赤葦「……。木兎さん。…もしもこのまま俺と付き合ったことがバレたら、確実に世間から批判されます。貴方のバレーボールの人生も終わってしまうかもしれません。……それでも本当に良いんですか?」
木兎「?良いもなにも俺は全部手に入れるし。」
赤葦「ぜ、全部……?」
木兎「うん。だって、世間に否定されるならその”世間”自体を変えれば良いんでしょ?俺はバレーボールも赤葦もみんな手に入れる。」
簡単に言うなぁ……。この人はいつもそうだ。楽観的で夢見がちだけど…すぐ失敗する。……でも、やりたいと思ったことは全てを拾い上げてきた。
赤葦「……貴方にはいつも敵わないですね。」
「これからよろしくお願いします」
木兎「!あかーし!!!」
「こっちこそ、これからもよろしくな!!」
俺は自分勝手だ。でも、それで良い。俺は俺自身の人生を周りの目なんか気にしないで好きなように生きたい、と自分勝手に思った。
辺りはすっかり暗くなっていた。
今日の月は”あの日”と同じようにいつもよりも一段と輝きを増して暗い空を照らしていた。
「月が綺麗ですね」
そう、呟いた。
—おまけに—
研磨「ホラ、だから勝手に解決するって言ったでしょ?」
黒尾「いやぁ、そうなんだけどさぁ………。あの木兎だし、心配じゃん。」
研磨「そうなの?俺には分からない。」
黒尾「まぁ分からなくて大丈夫だから。」
研磨「そっか。……ところで今日の夕飯なに?」
黒尾「シチューと、デザートにアップルパイがありますよ。」
研磨「!早く帰らないと!!!」
黒尾「あ、おい!待てって!!!こう言う時だけ早いのなんなんだよ?」
完。
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