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サヨナラを告げて_

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サヨナラを告げて_

7 - 第7話 サヨナラ

♥

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2025年01月12日

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御伽です!

さぁ6話更新しましょう✨ 最近更新してなくてごめんなさい…!

この話の展開が急に思いつかなくなってしまって…

最終話です!!

頑張って書きます💪🏻

・めちゃくちゃ妄想

・途中まで乱歩さん視点

・文才はありません

・下手(許してください)

どうぞ!!






武装探偵社_


社内は不穏な空気で包まれていて、静まり返っていた。


乱歩「ねぇ、みんな。」


そんな中、僕は思い切って語ることにした。

ここに居る社員は全員がきまり悪そうにうつむいていたけど、僕の一声で顔を上げた

よかった。これでようやく話を切り出せる。

緊張で汗ばんでいた敦も顔を上げ、僕の方を向いた


敦「な、何ですか…?乱歩さん、」


乱歩「僕たちは、太宰に相当酷いことをした。太宰の今の心情は、言い表すことができないくらいの絶望に窮しているだろう。でも、太宰をそうさせたのは、僕たちだ。」


僕の言葉で、より暗い雰囲気になった。僕だって、そんな雰囲気の探偵社は嫌いだ。でも、これは事実だから、どうしようもできない。


与謝野「…太宰は殺人なんてしてなかったんだ。」

敦「ッ…!!やっぱり、そうだったんだ…」

鏡花「…でも、今気づいて謝ったって、きっと信じてくれないと思う。」


不安そうな鏡花が放った一言で、社員の顔が蒼白となった。


谷崎「じゃあ…もう太宰さんはここに帰ってこないってこと…?」

賢治「太宰さんは一生あのままってこと…ですか…!?」


皆が焦っていて、気持ちだけが先走っていた。


乱歩「…それは太宰次第だよ、僕だって分からない。」


そりゃあそうだ。太宰はいつだって自分を偽り、演じているんだ。本当の気持ちなんて、誰にも分からない。


国木田「しかし、このままにする訳にはいきません!俺は、どうにか説得…いや、謝って!戻したいんです。」


今の国木田は、重大任務の時以上に必死になっていた。

僕は、普段の探偵社の太宰と国木田の会話が好きだ。聞いていて、すごく安心するから。

もう聞けないなんて、絶対に嫌だ


乱歩「太宰がどんな返答をするのかは分からない、だが、このまま崩れていく太宰を見るだけでいいのか!?そんなことしたって、後先後悔するだけだ!僕たちは…元々無理をしていた太宰を崖から突き落とし、晦冥のどん底に沈ませたんだ!!」

全員「!」

乱歩「ハァ、ハァ…僕たち…このままでいいのか!?」


ずっと心の中で言い出せずにいた事を言えた。よかった


敦「で、でも…僕たちの言うことなんて…」

乱歩「まだ続けるか?」

敦「…! いいえ!!絶対に太宰さんを戻して、ちゃんと謝罪したいです!!」


敦もその気になってくれた。


乱歩「急だけど、今からでもさっきの場所に行くよ!!」

全員「はい!!」






探偵社は太宰のいる不気味な場所へと再び来た。


谷崎「ここも、前来たので慣れましたね。」

鏡花「場所がどれだけ怖くても、太宰さんは絶対に連れ戻したい…」

賢治「僕たちで協力して太宰さんを救って、また楽しい探偵社を取り戻しましょう!!」


先ほどまで暗く、罪悪感で満ちていたが、今では’’太宰を助け出す’’という明確な覚悟がある


敦「確か…このあたりに居ましたよね、」


その時、

どこかから物音がした。


国木田「なッ…!?誰かいるのか!?」

乱歩「もしかして…」


視線の先には_


??「え…み、んな…?」

乱歩「!」

与謝野「…!!」


疲れ果て、今すぐにでも壊れそうな太宰が居た。


太宰「な、んで…ここに?」

国木田「すまない!太宰!相棒なのに…異変に気が付けなかったッ!」

太宰「え…国木田君?」

敦「僕もッ、本当にごめんなさい!僕の判断のせいなんです!太宰さんは何も悪くありません!」


突然の発言に太宰は困惑する

太宰「敦君も…、」


谷崎「いつも助けてもらっているのに、こんなことをして、すいませんでした!!!」

太宰「谷崎君…あ、そっか私は…」

賢治「太宰さん、ごめんなさい!こんな仕打ちを受けて…ごめんなさい!」

与謝野「太宰の気持ちを考えないであんな酷いことをいって、ごめん…アタシはあんたを深く傷つけた…」


次々と謝っていく


太宰「そう、だったね…私、追い出されたんだった。」

福沢「社長という立場が故に、理不尽な判断をして、申し訳ない。私は…利己的で、最低だ。」


普段は見ることのない福沢の姿に太宰は唖然する。


太宰「社長…」


鏡花「嘘に聞こえるかもしれないけれど、貴方が人を殺したなんて、嘘だと思っていた。でも、周りの意見に左右されて、私は付和雷同するばかりだった…今では、そんな自分に嫌気がさす。ごめんなさい。」

太宰「鏡花、ちゃん…」


鏡花は以前、マフィアの暗殺者として働いていた。闇に縛られる気持ちは分かるのだろう。


太宰「あ、乱歩さん…」


乱歩が太宰の近くに寄った。


乱歩「僕も鏡花と同じで、本当の意見を言い出せなかったんだ。僕の能力をいかすために作られた組織なのに…きっと僕は、見て見ぬふりを続けていたんだ。大事な後輩なのに…太宰、ごめんね。」

太宰「あッ…」


まるで固定されたかのように、太宰は乱歩のことを見つめた。

その場が長い静寂に包まれ、誰も、何も言わなかった。


太宰「私は…探偵社に戻りたい。」

全員「え!?」


その一言で、全員が目の色を変えた。


敦「僕たちは!あんなに太宰さんを苦しませたんですよ!?許してくれるんですか!?」

与謝野「そうだよ、探偵社員、いや人としてあるまじき行為をしたンだ!」

太宰「別に、いいよ。」


この時、太宰は本当の笑顔を見せた。

幸せそうで、見るだけでも嬉しくなるようで、前にあったことが嘘のような笑顔

太宰「実際、私に謝ってくれた。それに、私は探偵社が大好きなのだよ!」

敦「ッ…う’’あぁっ、…太宰さん…!」

久しぶりに見た、太宰の本当の笑顔。 敦は詠嘆した。

それぐらい、太宰は自分を偽って生きてきた。

太宰「ええ!?敦君!?大丈夫かい?」

敦「大丈夫、です…!太宰さんこそ、自分を大切にしてください!」

乱歩「敦の言う通りだ。無理せず、楽しく過ごそうよ!太宰!」

太宰「乱歩さん…はい!そうします!」

この瞬間は、忘れることがないくらい、大切な瞬間だった。

鏡花「今度…一緒にどこかへ行きたい…」

谷崎「ボクは、何か好きなもの買います!」

賢治「太宰さんがより笑顔でいられるように、頑張ります!!」

与謝野「今回の事件を踏まえて、アタシらは成長したと思う。太宰、一緒に酒を呑もう。」

福沢「太宰が偽らない程、信頼のおける武装探偵社を目指す。この事件で疲れた分はしっかり休め。」

国木田「お前の仕事はすべて俺が手伝ってやる…」

探偵社員は一人一人が太宰を元気づけていた

太宰「こんなこといつもはやってくれないからなぁ、新鮮だねぇ」

敦「とりあえず、早くここから出ましょうよ!」

与謝野「続きは探偵社でやろう。」


全員がここから立ち去った。

筈だった_


この時、誰もが予想できなかったことが起こった


フョードル「おや、どこへ行くのです?太宰君。」

色気を含み、魅惑的な声

おそらく、一般の人々が聞けばそう感じるのだろう。

しかし、太宰が聞けば、そのような声で合っても、

恐ろしく危険で、生涯でもう二度と聞きたくない声に聞こえた。

太宰「え……、フョー、ドル?」

フョードル「ええ、そうです。ところで貴方、良かったですね。とても幸せそうですよ。」

たった数秒で、展開が一瞬で変わってしまった。

乱歩「魔人…!?何故ここにッ!!!」

国木田「貴様…!!!!」

鏡花「貴方は…!」


形勢逆転した様子に、多くの社員は困惑していた。そもそも状況すら理解できていないのかもしれない

だが、全員が’’この人はまずい’’と察知していた。


太宰「あァ、ハァ、…ハァ…」


太宰は崩れ落ちた。


フョードル「僕があんなに躾けたのに…無駄骨だったようですね。」

太宰「嫌だッ、嫌だッ!!もう居たくない!ここに居たくない!」

谷崎「太宰さんッ…!!」

谷崎「異能力!『細雪』__」

乱歩「待て!!谷崎!!」


乱歩が叫んだ。

フョードルはうっすらと笑いながら言った

フョードル「これは起爆スイッチです。横浜の中心部に高性能爆弾を仕掛けています。僕がこのスイッチを押せば、武装探偵社も灰と共に消えますよ?」

国木田「うそ、だろ…」

フョードル「ああ、確かめます?」

敦「やめろ!!!!!!」

太宰「私はッ、私はッ、’’僕’’はッ!!!」

フョードル「また、太宰君のせいで害を与えてしまいましたね。」

太宰「違’’うッ…!」

フョードル「何が違うのです?さぁ、早く来てください。」

福沢「太宰を離せ!!」


かなりの声量で福沢は叫んだ。その迫力は、常人ならば大人でも泣きそうになるくらいだった。


フョードル「いいのですか?止めたって余計追い打ちをかけるだけですよ?」

乱歩「このまま見放せというのか…!?」

フョードル「それが彼のためでは?」

??「な訳ねぇだろ!!!クソ野郎!!」


どこからか、新たな声が聞こえてきた。


中也「おい…!太宰に何してんだよ!!」

フョードル「太宰君の元相棒ですか。どうかしました?」

太宰「ちゅうッや…!!助’’けて!助けて…!」

中也「手前…!!!」


中也がフョードルに拳をふるう。だが、


フョードル「来ないことを勧めます。彼を殺しますよ?」


いつの間に、フョードルは太宰に銃口を向けていた。それも、撃てば確実に当たる位置で。


太宰「ッ…!!」

中也「なッ…!」

中也は激しく動揺している。目の前のことが信じられないと思っているようだ。

太宰「わ、__を、______に…」

フョードル「?」

太宰「私を探偵社に戻してッ!!」

太宰「フョードルの奴隷にはならない!私には愛すべき仲間が居るんだ…!」


そう言い放ったと、少し間があき、


フョードル「そうですか、では遠慮なく」


バンッ!


銃声が全員の頭に重く響いた。

それと同時に、

太宰が、仰向きに倒れた。


乱歩「は…?」

国木田「太宰…?」


赤黒い血が床に広がる


フョードル「自業自得ですね。」

中也「太宰!太宰!」

敦「太宰さん!」


太宰「あッ…いッッ…‼」

太宰「痛いッ…!!」

フョードル「貴方の居場所はここではありません。」

フョードル「元ポートマフィア幹部なのでしょう?それなら、救った人の数より殺めた人の方が圧倒的に多いはずですよ?なのに今更人助け?笑わせてくれますね。」


フョードルは歯に衣着せぬ言い方で淡々と告げる


乱歩「おい!」


今は絶体絶命の危機が訪れていた。


中也「太宰をどこに連れて行く気だ!」

太宰「ちゅう…やッ…皆ッも…来たら、だめッ…!」

国木田「何故だ!?」

太宰「また…’’僕’’のせいでッ…!」


太宰は、さっきまでとは打って変わり、得体の知らない’’何か’’を恐れていた


賢治「そんなッ…!」


すでに太宰はすべてを諦めていて、抵抗をしなくなった。


太宰「ねぇ…」

皆「?」

中也「太宰!今助けるッ!」

太宰「中也、君ともお別れだ。こんなことになって残念だよ。出会ってから7年、君とはいがみ合ってばかりだったね。でも今思えば、時には心を通わせた瞬間もあった。」

中也「やめろッ!それ以上はッ!!」

太宰「中也以外にも、探偵社、ポートマフィアの皆。」

太宰「もう、二度と会えない気がするんだ…だから、」

太宰「さよなら。」


武装探偵社は、二度も挫折を味わった。


太宰は自分と関わりをもった人全員に、サヨナラを告げた_










やっと終わったぁあああああああああ!!

これ2日かけて作って、今までで一番大変でした💦

しかも、これ途中からまじで急展開にしてしまった…!

大丈夫かな…(心配)

一応、えっと最終話なんですよ

終わらせ方……クソですね

バットエンドなんです。

こんな駄作を見てくれ、誉めてくれた方ありがとうございます!!

書くの大変だけど楽しかった!!

























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