御伽です!
さぁ6話更新しましょう✨ 最近更新してなくてごめんなさい…!
この話の展開が急に思いつかなくなってしまって…
最終話です!!
頑張って書きます💪🏻
・めちゃくちゃ妄想
・途中まで乱歩さん視点
・文才はありません
・下手(許してください)
どうぞ!!
武装探偵社_
社内は不穏な空気で包まれていて、静まり返っていた。
乱歩「ねぇ、みんな。」
そんな中、僕は思い切って語ることにした。
ここに居る社員は全員がきまり悪そうにうつむいていたけど、僕の一声で顔を上げた
よかった。これでようやく話を切り出せる。
緊張で汗ばんでいた敦も顔を上げ、僕の方を向いた
敦「な、何ですか…?乱歩さん、」
乱歩「僕たちは、太宰に相当酷いことをした。太宰の今の心情は、言い表すことができないくらいの絶望に窮しているだろう。でも、太宰をそうさせたのは、僕たちだ。」
僕の言葉で、より暗い雰囲気になった。僕だって、そんな雰囲気の探偵社は嫌いだ。でも、これは事実だから、どうしようもできない。
与謝野「…太宰は殺人なんてしてなかったんだ。」
敦「ッ…!!やっぱり、そうだったんだ…」
鏡花「…でも、今気づいて謝ったって、きっと信じてくれないと思う。」
不安そうな鏡花が放った一言で、社員の顔が蒼白となった。
谷崎「じゃあ…もう太宰さんはここに帰ってこないってこと…?」
賢治「太宰さんは一生あのままってこと…ですか…!?」
皆が焦っていて、気持ちだけが先走っていた。
乱歩「…それは太宰次第だよ、僕だって分からない。」
そりゃあそうだ。太宰はいつだって自分を偽り、演じているんだ。本当の気持ちなんて、誰にも分からない。
国木田「しかし、このままにする訳にはいきません!俺は、どうにか説得…いや、謝って!戻したいんです。」
今の国木田は、重大任務の時以上に必死になっていた。
僕は、普段の探偵社の太宰と国木田の会話が好きだ。聞いていて、すごく安心するから。
もう聞けないなんて、絶対に嫌だ
乱歩「太宰がどんな返答をするのかは分からない、だが、このまま崩れていく太宰を見るだけでいいのか!?そんなことしたって、後先後悔するだけだ!僕たちは…元々無理をしていた太宰を崖から突き落とし、晦冥のどん底に沈ませたんだ!!」
全員「!」
乱歩「ハァ、ハァ…僕たち…このままでいいのか!?」
ずっと心の中で言い出せずにいた事を言えた。よかった
敦「で、でも…僕たちの言うことなんて…」
乱歩「まだ続けるか?」
敦「…! いいえ!!絶対に太宰さんを戻して、ちゃんと謝罪したいです!!」
敦もその気になってくれた。
乱歩「急だけど、今からでもさっきの場所に行くよ!!」
全員「はい!!」
探偵社は太宰のいる不気味な場所へと再び来た。
谷崎「ここも、前来たので慣れましたね。」
鏡花「場所がどれだけ怖くても、太宰さんは絶対に連れ戻したい…」
賢治「僕たちで協力して太宰さんを救って、また楽しい探偵社を取り戻しましょう!!」
先ほどまで暗く、罪悪感で満ちていたが、今では’’太宰を助け出す’’という明確な覚悟がある
敦「確か…このあたりに居ましたよね、」
その時、
どこかから物音がした。
国木田「なッ…!?誰かいるのか!?」
乱歩「もしかして…」
視線の先には_
??「え…み、んな…?」
乱歩「!」
与謝野「…!!」
疲れ果て、今すぐにでも壊れそうな太宰が居た。
太宰「な、んで…ここに?」
国木田「すまない!太宰!相棒なのに…異変に気が付けなかったッ!」
太宰「え…国木田君?」
敦「僕もッ、本当にごめんなさい!僕の判断のせいなんです!太宰さんは何も悪くありません!」
突然の発言に太宰は困惑する
太宰「敦君も…、」
谷崎「いつも助けてもらっているのに、こんなことをして、すいませんでした!!!」
太宰「谷崎君…あ、そっか私は…」
賢治「太宰さん、ごめんなさい!こんな仕打ちを受けて…ごめんなさい!」
与謝野「太宰の気持ちを考えないであんな酷いことをいって、ごめん…アタシはあんたを深く傷つけた…」
次々と謝っていく
太宰「そう、だったね…私、追い出されたんだった。」
福沢「社長という立場が故に、理不尽な判断をして、申し訳ない。私は…利己的で、最低だ。」
普段は見ることのない福沢の姿に太宰は唖然する。
太宰「社長…」
鏡花「嘘に聞こえるかもしれないけれど、貴方が人を殺したなんて、嘘だと思っていた。でも、周りの意見に左右されて、私は付和雷同するばかりだった…今では、そんな自分に嫌気がさす。ごめんなさい。」
太宰「鏡花、ちゃん…」
鏡花は以前、マフィアの暗殺者として働いていた。闇に縛られる気持ちは分かるのだろう。
太宰「あ、乱歩さん…」
乱歩が太宰の近くに寄った。
乱歩「僕も鏡花と同じで、本当の意見を言い出せなかったんだ。僕の能力をいかすために作られた組織なのに…きっと僕は、見て見ぬふりを続けていたんだ。大事な後輩なのに…太宰、ごめんね。」
太宰「あッ…」
まるで固定されたかのように、太宰は乱歩のことを見つめた。
その場が長い静寂に包まれ、誰も、何も言わなかった。
太宰「私は…探偵社に戻りたい。」
全員「え!?」
その一言で、全員が目の色を変えた。
敦「僕たちは!あんなに太宰さんを苦しませたんですよ!?許してくれるんですか!?」
与謝野「そうだよ、探偵社員、いや人としてあるまじき行為をしたンだ!」
太宰「別に、いいよ。」
この時、太宰は本当の笑顔を見せた。
幸せそうで、見るだけでも嬉しくなるようで、前にあったことが嘘のような笑顔
太宰「実際、私に謝ってくれた。それに、私は探偵社が大好きなのだよ!」
敦「ッ…う’’あぁっ、…太宰さん…!」
久しぶりに見た、太宰の本当の笑顔。 敦は詠嘆した。
それぐらい、太宰は自分を偽って生きてきた。
太宰「ええ!?敦君!?大丈夫かい?」
敦「大丈夫、です…!太宰さんこそ、自分を大切にしてください!」
乱歩「敦の言う通りだ。無理せず、楽しく過ごそうよ!太宰!」
太宰「乱歩さん…はい!そうします!」
この瞬間は、忘れることがないくらい、大切な瞬間だった。
鏡花「今度…一緒にどこかへ行きたい…」
谷崎「ボクは、何か好きなもの買います!」
賢治「太宰さんがより笑顔でいられるように、頑張ります!!」
与謝野「今回の事件を踏まえて、アタシらは成長したと思う。太宰、一緒に酒を呑もう。」
福沢「太宰が偽らない程、信頼のおける武装探偵社を目指す。この事件で疲れた分はしっかり休め。」
国木田「お前の仕事はすべて俺が手伝ってやる…」
探偵社員は一人一人が太宰を元気づけていた
太宰「こんなこといつもはやってくれないからなぁ、新鮮だねぇ」
敦「とりあえず、早くここから出ましょうよ!」
与謝野「続きは探偵社でやろう。」
全員がここから立ち去った。
筈だった_
この時、誰もが予想できなかったことが起こった
フョードル「おや、どこへ行くのです?太宰君。」
色気を含み、魅惑的な声
おそらく、一般の人々が聞けばそう感じるのだろう。
しかし、太宰が聞けば、そのような声で合っても、
恐ろしく危険で、生涯でもう二度と聞きたくない声に聞こえた。
太宰「え……、フョー、ドル?」
フョードル「ええ、そうです。ところで貴方、良かったですね。とても幸せそうですよ。」
たった数秒で、展開が一瞬で変わってしまった。
乱歩「魔人…!?何故ここにッ!!!」
国木田「貴様…!!!!」
鏡花「貴方は…!」
形勢逆転した様子に、多くの社員は困惑していた。そもそも状況すら理解できていないのかもしれない
だが、全員が’’この人はまずい’’と察知していた。
太宰「あァ、ハァ、…ハァ…」
太宰は崩れ落ちた。
フョードル「僕があんなに躾けたのに…無駄骨だったようですね。」
太宰「嫌だッ、嫌だッ!!もう居たくない!ここに居たくない!」
谷崎「太宰さんッ…!!」
谷崎「異能力!『細雪』__」
乱歩「待て!!谷崎!!」
乱歩が叫んだ。
フョードルはうっすらと笑いながら言った
フョードル「これは起爆スイッチです。横浜の中心部に高性能爆弾を仕掛けています。僕がこのスイッチを押せば、武装探偵社も灰と共に消えますよ?」
国木田「うそ、だろ…」
フョードル「ああ、確かめます?」
敦「やめろ!!!!!!」
太宰「私はッ、私はッ、’’僕’’はッ!!!」
フョードル「また、太宰君のせいで害を与えてしまいましたね。」
太宰「違’’うッ…!」
フョードル「何が違うのです?さぁ、早く来てください。」
福沢「太宰を離せ!!」
かなりの声量で福沢は叫んだ。その迫力は、常人ならば大人でも泣きそうになるくらいだった。
フョードル「いいのですか?止めたって余計追い打ちをかけるだけですよ?」
乱歩「このまま見放せというのか…!?」
フョードル「それが彼のためでは?」
??「な訳ねぇだろ!!!クソ野郎!!」
どこからか、新たな声が聞こえてきた。
中也「おい…!太宰に何してんだよ!!」
フョードル「太宰君の元相棒ですか。どうかしました?」
太宰「ちゅうッや…!!助’’けて!助けて…!」
中也「手前…!!!」
中也がフョードルに拳をふるう。だが、
フョードル「来ないことを勧めます。彼を殺しますよ?」
いつの間に、フョードルは太宰に銃口を向けていた。それも、撃てば確実に当たる位置で。
太宰「ッ…!!」
中也「なッ…!」
中也は激しく動揺している。目の前のことが信じられないと思っているようだ。
太宰「わ、__を、______に…」
フョードル「?」
太宰「私を探偵社に戻してッ!!」
太宰「フョードルの奴隷にはならない!私には愛すべき仲間が居るんだ…!」
そう言い放ったと、少し間があき、
フョードル「そうですか、では遠慮なく」
バンッ!
銃声が全員の頭に重く響いた。
それと同時に、
太宰が、仰向きに倒れた。
乱歩「は…?」
国木田「太宰…?」
赤黒い血が床に広がる
フョードル「自業自得ですね。」
中也「太宰!太宰!」
敦「太宰さん!」
太宰「あッ…いッッ…‼」
太宰「痛いッ…!!」
フョードル「貴方の居場所はここではありません。」
フョードル「元ポートマフィア幹部なのでしょう?それなら、救った人の数より殺めた人の方が圧倒的に多いはずですよ?なのに今更人助け?笑わせてくれますね。」
フョードルは歯に衣着せぬ言い方で淡々と告げる
乱歩「おい!」
今は絶体絶命の危機が訪れていた。
中也「太宰をどこに連れて行く気だ!」
太宰「ちゅう…やッ…皆ッも…来たら、だめッ…!」
国木田「何故だ!?」
太宰「また…’’僕’’のせいでッ…!」
太宰は、さっきまでとは打って変わり、得体の知らない’’何か’’を恐れていた
賢治「そんなッ…!」
すでに太宰はすべてを諦めていて、抵抗をしなくなった。
太宰「ねぇ…」
皆「?」
中也「太宰!今助けるッ!」
太宰「中也、君ともお別れだ。こんなことになって残念だよ。出会ってから7年、君とはいがみ合ってばかりだったね。でも今思えば、時には心を通わせた瞬間もあった。」
中也「やめろッ!それ以上はッ!!」
太宰「中也以外にも、探偵社、ポートマフィアの皆。」
太宰「もう、二度と会えない気がするんだ…だから、」
太宰「さよなら。」
武装探偵社は、二度も挫折を味わった。
太宰は自分と関わりをもった人全員に、サヨナラを告げた_
やっと終わったぁあああああああああ!!
これ2日かけて作って、今までで一番大変でした💦
しかも、これ途中からまじで急展開にしてしまった…!
大丈夫かな…(心配)
一応、えっと最終話なんですよ
終わらせ方……クソですね
バットエンドなんです。
こんな駄作を見てくれ、誉めてくれた方ありがとうございます!!
書くの大変だけど楽しかった!!