テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
10月になった。
まだ温かさの残る風が、木の葉を揺らす。
テニスコートの傍にある河川敷には一面のコスモスが咲いていた。
マゼンタの花びらは愛おしい相手を思い出す。
[秋の花が綺麗に咲きました。]
朱里は写真を撮って恋人に送った。
5分もせずに返信が来た。
[来週案内してね。楽しみにしてる。]
画面に表示されたメッセージを見つめた。
来週になれば、また会える。
そう思うだけで胸が弾んだ。
朱里は緩んだ口元を直すことができなかった。
こちらの茨さん🖌️
300
コメント
1件
あっ、このエピローグ、すごく優しい世界でしたね……🥀🤍 重い話ばかり読んでる私でも、こういう静かな幸せの空気ってほっとするなって思いました。コスモスと朱里さんの「来週会える」で胸弾んでるところ、こっちまで笑顔になっちゃいました。矢野さんの描く秋の風景、すごく綺麗で、私も写真撮りたくなりました📸 続きも大切に読ませてください🌙