wrwrd短編集

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ㅤㅤㅤ　ㅤ　　　 　ㅤ ci×syp

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ㅤㅤㅤㅤ　　ㅤ　　   　暗め

ㅤ　　　　　　　 　　 同棲

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ㅤ　　　　　　　　　 ci『』

ㅤ　　　　　　　　　syp「」

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ㅤci視点

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ㅤきちんと捕まえて 手を繋いでいないなら

ㅤ何処かへ消えていってしまいそうな

ㅤそんな気がしていた

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ㅤ僕の恋人のショッピ。

ㅤショッピはかわいくて気まぐれ…というか

ㅤ猫みたいなもん、そんな人

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ㅤほら、猫ってさ、

ㅤ気付いたらおらんくなってるやん

ㅤショッピもそうなるんじゃないかって

ㅤすごく不安だった

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ㅤsyp視点

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ㅤ『なあショッピ〜』

ㅤ「どした？」

ㅤ『急に消えたり…せんよな…？』

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ㅤチーノはいつも聞いてくる

ㅤなんでそんなこと聞くんやろ

ㅤ俺がおらんくなるって思ってる？

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ㅤ「チーノは俺のことなんやと思ってるん？」

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ㅤそう言うとチーノは俯いた

ㅤもしかして言い方キツかったか…？

ㅤごめん、そう言おうと思った時

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ㅤ『いや、急におらんくなったら嫌やなって、』

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ㅤ絞り出したかのようなか細い声。

ㅤそんな不安になる理由…ってなんや、

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ㅤci視点

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ㅤ正直に伝えてみた、けど正解だったんやろか

ㅤショッピの顔が曇った

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ㅤ確かに、答えとしては

ㅤ良くなかったかもしれない。

ㅤなんやと思ってる？ に対して

ㅤ大切だとか大好きだとか答えは沢山浮かぶ

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ㅤ僕は本当にショッピのことが好き

ㅤ僕なりにちゃんと愛している

ㅤだから居なくなったら僕が耐えられなくなる

ㅤ離れたいならええんやけどさ？

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ㅤショッピは偶にどこかを見つめている時がある

ㅤ何考えてるんやろ、いつも思う

ㅤあいつああ見えて色々考え込むから。

ㅤなにか抱えてるんかな、大丈夫やろか

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ㅤsyp視点

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ㅤチーノのことは大好き

ㅤずっと一緒にいたいくらい

ㅤ心配してくれるところも好き

ㅤでも信頼してくれてないんじゃないかって

ㅤ不安になる。

ㅤ俺ってそんな信用ならん、？

ㅤ何回も尋ねられる程あかんか？

ㅤ毎回少しだけ悲しい気持ちになる

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ㅤci視点

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ㅤそしてある日、彼は消えた

ㅤやっぱり猫みたいやな

ㅤ自然と後悔とか未練はなかった

ㅤ追いかけたいとも思わなかった。

ㅤショッピが僕のことを好きなのは知っていた

ㅤきっと僕がめんどくさかったんだ

ㅤこういうとこがめんどいんやろけど

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ㅤ机に1枚の紙

ㅤここが俺の家やからまた、

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ㅤ帰巣本能か、笑

ㅤ1週間くらいで帰ってくるだろう

ㅤショッピが猫ならば、の話

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ㅤ　　　　　　　　　　　　　　　　　　終