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宮舘は、渡辺のことを考えている。
恥ずかしいだけで、嫌いじゃない。
待つべきだろう。
今まで、幼馴染みだと思っていたのに、自分を「好き」だと聞かされたらどう思うだろう。
やっぱり照れが先に来るのは仕方ない。
優しい人。
繊細な人。
可愛い人。
いくらでも良いところは言える。
渡辺はどうだろう?
宮舘のどこがちょっとでも気に入ってくれたのだろう。
抱き合うのは、当分無理だろう。
服の上から抱きしめると怒らない。
宮舘ー翔太。
渡辺ーん?
宮舘ー服着たままだと抱きしめていい?
渡辺ーん。
そっと抱きしめる。
背中に渡辺の腕が回ってくる。
抱き合っている事実が嬉しい。
一方的じゃない。
渡辺も宮舘を抱きしめている。
宮舘ー嬉しい。
渡辺ーあのな、目黒に言われたんだけど、あいつといると落ち着くんだ。けど、お前といると、心がざわざわする。好きだからなんだって。
宮舘ー翔太が俺を好きだからざわざわするの?
渡辺ーそうらしい。
宮舘ー今も?
渡辺ーん、ざわざわする。
目黒といると、落ち着くというのは仕方ない。
でも、宮舘といると、ざわざわする。落ち着かない。
好きだから?嬉しい。
宮舘ー好きなら嬉しい。
渡辺ーそうなのかな?
宮舘ー抱きしめたら、ざわざわする?
渡辺ーする。
ざわざわが大きくなる。
宮舘ー翔太・・。
そっと頬にキスした。
抱きしめている腕に力が入る。
渡辺は背中をポンポンと叩いて笑う。
唇にキスをした。
少し開いた口の中に舌を入れて、渡辺の舌と絡める。
甘い吐息が漏れる。