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🦖視点
俺のご飯はいつもメンバーが寝た後、一人でカップラーメンやレトルトの食品を食べている。
もうなんだか……食欲も無くなってきたな…栄養不足かな……
🦖「……っ泣…みんな……どうして信じてくれないの……泣…いつものみんなに戻ってよ……泣」
カップラーメンを食べているだけなのに涙が出てくるのはなぜだろう……
孤独からなのか…美味しさからなのか…
俺にも分からなかった。
そんなじゃぱぱを廊下から眺めている人が1人。
⚡️『…………じゃぱぱ…』
🦖『はぁ………片付けて早く寝よ……』
⚡️「っ!待ってくれ!」
🦖「っ!?どうしたんですか…たっつんさん…」
どうしてたっつんが……
⚡️「じゃぱぱはみんなに反論しとったし…俺…もしかしたらって思ったんや……」
🦖「…!」
⚡️「人の悪口をネットにあげる…それはもちろんやっちゃあかんこと……何かやらせるべき…人間は誰しもそう思う…」
⚡️「だからじゃぱぱをリーダーから雑用係にした……」
🦖「うん…そうだね……俺があんなことして…俺は……」
⚡️「……とはいっても人にも限界はある!」
🦖「っっ…!」
⚡️「俺は思った!…こんな悪いことしたリーダーでも無理はさせたくない…!」
🦖「え…?」
⚡️「あんな労働量は死んでしまうと思った…!しかも…!」
⚡️「殴るのは…なんか違う……」
⚡️「じゃぱぱよりもメンバーのほうが悪くなってる……」
⚡️「そして今…泣いとるじゃぱぱを見て確信した。じゃぱぱはあんな悪口書いてないってな」
🦖「たっつん……」
⚡️「でもなかなかこのことを言える機会がなくて、優しく言えんかった!」
⚡️「ごめんな…?今まで辛かった……?」
⚡️「俺、じゃぱぱの親友やのにこんなことにも気づかんくって…本当に申し訳ないっ!」
🦖「………全然いいよ?また元の関係に戻ってくれるの…?」
⚡️「戻るに決まっとんやろ!…それよりも許してくれるんか…?こんな酷いことしてもうたけど…」
🦖「うん!許すよ」
⚡️「あ、ありがとう……!あ!あと…」
🦖「……?」
たっつんは冷蔵庫から何かを取り出した。
⚡️「今日のじゃぱぱが作ってくれた夕飯。俺残してしもうたから食べとき?」
⚡️「カップラーメンだけじゃ足りへんやろ?最近細くなっとる気がして…心配やったんや…」
🦖「……っ泣………たっつん」
⚡️「な、なんやっ……!!」
俺はたっつんに抱きついた。
🦖「俺っ泣……寂しかったっっ!泣!!誰からも信用されなくてっ!泣…身体も心も限界でっっ!!泣」
⚡️「ほ、ほんまにごめんな……俺もなかなか気づいてあげられんくって…」
🦖「俺…泣!嬉しいっ!たっつんが分かってくれてっ!」
⚡️「……!ほ、ほらっ!とにかく!これ食べないさ!食べたら早く寝るんやで」
🦖「…わ、分かった。ありがとう!たっつん笑!」
⚡️視点
⚡️「……!」
久しぶりにじゃぱぱのほんとの笑顔のようなものを見れた気がする。
でも…まだ……心から笑えてない気がするな……
ほんと1ヶ月もあんな仕事量をこなすのはすごいと思う……
これからは俺もメンバーにバレんようにじゃぱぱの手伝いしていこ。
⚡️「…それと、ごめんなんやけど…」
🦖「?」
⚡️「流石にみんながおるとこやとこんな感じで話せんから…口調キツくなるかもしれんけど…そこはごめん……」
🦖「だ…大丈夫……笑。俺はたっつんが味方になってくれるだけで嬉しいよ笑。…そこは我慢するよ」
⚡️「無理すんなよ……」
🦖「うん。分かってる。」
⚡️「じゃあおやすみ!じゃぱぱ!」
🦖「おやすみ!たっつん!」
🦖視点
たっつんが仲間になってくれた。1ヶ月しんどかったけど、たっつんが仲間だって分かると何だか身体が軽くなった気がする。
これから俺のやらされてる仕事をこっそり手伝ってくれるらしい。
本当に嬉しい。
………他のメンバーも早くこの誤解に気づいてくれるといいな……