「 ん、あれ。やかましいお二人さんは? 」
三守さんがモップをかけながら言う。
「 あれ、確かに…漱、一緒に来なかったの? 」
俺がさっき会ったときは漱一人だったし…
「 あーそれがですね… 」
なんだか漱が、「 話せば長くなるんですよ 」みたいな顔をする。
「 なんだよ。勿体ぶらずに話せよー! 」
草ノ瀬君が漱の背中をベシベシと叩く。
「 まぁこれもこれで静かでいいけど… 」
五木の気持ちもわからなくはない。
「 はーい。五木くーん。お口チャックねー 」
流石、浅原さん…主将感…