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こちらの作品じわじわ人気が出てきてるようで…嬉しいです!!!
てか、500人記念作品なのに連載終わる前にもう600人行っててびっくりしました!!
本当に皆様ありがとうございます😭
この作品結構カロリー高くて書くのめちゃ大変なんですよ😭
だから♡や💬いっぱいくれたら嬉しいです!
これからもよろしくお願いします!
心の拠り所を見つけたい…俺がそう思うのは罪なのだろうか_______
人目見ただけで吸い寄せられるような琥珀色の瞳。色白で細身なのにしっかり鍛えられている身体。全てが魅力的だと思った。神社で手を合わせる君を見てから。
もうすぐ本格的に冬が始まる。神社で働く者にとって冬は地獄だ。こんな薄い羽織りで働かなければならない。年明けも近いし、受験シーズン真っ只中の今はいつもよりも何倍も忙しいため寒さも感じる余裕はない。そうであっても寒いものは寒くて作業している手は悴んで赤くなっている。だが今日は幸い人があまり来ていない。もともと人気のある神社ではなかったが、去年はもっと人が来ていた気がする。まぁ、ラッキーではあると思っていると1人の少年が鳥居をくぐってきた。高校生くらいだろうか。見たことの無い制服を着ていてスクバには可愛らしいクマのぬいぐるみのキーホルダーを付けている。
その少年は真っ直ぐ賽銭箱の前まで来ると賽銭をして鞄を地べたに置き、手を合わせた。高校生がこの時期くる理由と言ったらおそらく受験だろう。それにしては少し早い気もするけど。
しばらく拝んだ後、少年は地面から鞄を拾い上げ神社を後にしようとした。俺はその姿をじっと見ているとその子と目が合ってしまった。見てたことがバレで勝手に気まづくなってとりあえず会釈をすると向こうも返してくれた。ただ、その瞬間俺はその子の虜になってしまった。顔を上げて俺を真っ直ぐ見つめるその瞳があの人にあまりに似ていたものだから。
それからというもの、その少年は毎週のように来るようになった。そんなに頻繁に来るのなら近くに住んでいるのかと思い制服を検索してみた。しかし、この辺の高校名を検索してもあの子の着ている制服は見つからなかった。苦戦しつつ調べてみるとかなり遠くの高校の制服であるかとがわかった。家がここら辺で毎日数時間かけて通っている可能性も考えたが、仮にもし高校の近くに住んでいるのだとしたら相当な執念だなと思った。
受験シーズンが終わると人が大分減り、仕事量も少なくなる。神主が変わってから約1年が経った今でも俺は心の穴を埋められないでいる。どうしてももう一度会いたい。会って伝えたいことがたくさんある。もう1年だ。そろそろ傷が癒えてもいい頃なはずなのに日に日に痛みは増すばかり。あの人が今の俺を見たらどう思うかな。もう何日も寝れていない。
寝てない影響を受けてかぐるぐると余計なことを考えては勝手に傷心してしまう。するといつもの少年がやってきた。この少年は受験シーズンが終わっても毎週欠かさず来ている。ひょっとしたら受験が理由でお参りに来ていたわけではないのかもしれない。あの子を見るとどうしてもあの人を思い出してしまう。またあの瞳に目を向けられたい。けどそんな期待とは裏腹にあの子の瞳に俺が映ったのはあの子が初めてここに来たあの時が最初で最後だった。
大学1年の冬。神主が突然死んだ。医者によると心臓の病気を患っていたらしい。何年も一緒にいたのに気づかなかった。教えれくれなかった。彼にとって自分はそんな存在なのかと、結局俺は誰からもどうとも思われていなかったのだと思い知らされる。今まで約6年間育ててくれたのは何だったのだと。
俺の実の親は俺に全く興味がなかった。母親は仕事で海外を飛び回っていたし、父親はほぼ会社に住んでいるようなものでまともに話した記憶すらなかった。親の愛情に飢えていた俺は当時勉強も習い事も全部頑張ったのにそれを報告する機会すら与えて貰えなかった。両親は俺に興味がないのだ。家にいるのは俺とハウスキーパーさんくらいで、そのハウスキーパーも仕事をパパっと終わらせて帰宅してしまう。それでも母親が帰ってきたときは笑顔で迎え入れてあげたし、なんならご飯を作ってみたりもした。けど母親は笑顔を返してもご飯を食べてくれもしなかった。産まれてから約10年間愛に飢えていた俺はもうこの先もこの人達の瞳に自分が映らないことを悟った。
小学校を卒業すると同時に俺は家出をした。いつの間にかハウスキーパーは来なくなっていたし、母親が帰ってくることも以前より格段に減った。だから家出をしても誰も追いかけて来ないことを知っていた。知っていたが、この感情をどこに吐き捨てればいいかも分からなかった。
やってきたのは家から1時間くらい歩いたところにある神社。適当に歩いて見つけた場所だったが、家出にはピッタリだと思った。隠れられる場所もあるし、その当時は神社の管理人のことなんてよく知りもしなかったから誰にも迷惑がかからないと思っていた。
⛩ 「…おい」
🍍 「!?」
⛩ 「…そこで何してる」
🍍 「…家出、、」
⛩ 「はぁ、、神社は家出するためにあるんじゃねーよ」
🍍 「だって…」
⛩ 「神社はな、頑張ってる人の願いごとを叶える手助けをするためにあるんだよ」
🍍 「願いこど…」
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さなめ
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⛩ 「お前、歳は?」
🍍 「12歳」
⛩ 「なんか頑張ってることとかあんのか?」 🍍 「勉強…」
⛩ 「なら、願いごとを神様に言ってみるといい」
🍍 「願いごと…」
⛩ 「あるだろ?願いごと」
そう言うと神主は俺を拝殿の前まで見た案内し、5円玉を俺に渡してくれた。
⛩ 「ほら、願いごとしてみろ」
🍍 「…母さんと、父さんが俺に笑ってくれますように…」
⛩ 「…」
すると神主は俺の頭を撫でてくれた。どこか鋭いが優しい目で俺を真っ直ぐ見つめてくれた。そしてお前はよく頑張っていると言ってくれた。初めて誰かに褒めて貰えた。自分の努力が報われたと思えた。そう思うと涙を止められなかった。その時の彼の驚いた顔は今でも忘れられない。それから俺は毎日のように1時間歩いて神社に通うようになった。
神社に通うこと1ヶ月、中学入学まで目前に迫った頃に神主からある提案をされた。
⛩ 「お前、ここに住むか?」
🍍 「え…」
⛩ 「まぁ、嫌じゃなければだけど」
🍍 「…いいの、、?」
⛩ 「いいに決まってんだろ!ほら、俺には妻も子供もいない!寂しいに決まってるだろ」
🍍 「なら、俺があんたの子供だね」
⛩ 「…そうだな」
それからは俺はあの家を出て神主の元で暮らした。金だけはあった実家と比べると質素な暮らしではあったが、そんなところも楽しいと思えるくらい幸せだった。学校に行って神社の手伝いをして、一緒にご飯を食べてしょうもないことで笑って、本当に幸せだったと思う。しかし、幸せは突如としてあっという間に終わってしまう。手にするのに苦労しても無くなる時は一瞬なのだ。
神主が居なくなってからは地獄のような日々が再び帰ってきた。自分のことを大切に思ってくれるひとがこの世に誰一人として存在しない。病気のことを俺に黙っている程に神主は俺を信用していなかったのかもしれない。
新しく来た神主は子連れで俺を置いてくれはしたけど俺に優しくなかった。それでもあの人が大切にしていた神社だからと精一杯働いた。 毎晩毎晩悪夢を見るようになり寝るのも嫌になった。その影響もあってか2年に上がって勉強も全く手につがなくなっていた。このままいけばおそらく留年は確定だろう。どんどん心が追い込まれて息をするのもしんどくなる。部屋で1人でいるのが耐えられなくて常にテレビは大音量でつけてある。1人部屋で眠らずに過ごす夜はとても長くて頭がおかしくなりそうだった。だからセックスに溺れた。疲れ果てて寝れば悪夢を見ずに済むし、気持ちいことだけでいっぱいになれば悲しさも寂しさも忘れられる。何より独りでいなくて済むから。
そんなこんなで1年耐えてきた。もうほぼ耐えられていないようなものだけど、なんとか踏ん張ってきた。いつの間にか界隈では”魔性の花”だの”彼岸花”だの呼ばれるようになっていた。彼岸花は神主が好きだった花だ。根には毒を持つが形がとても美しく綺麗だと言っていた。彼岸花は神社にある裏庭に咲いている。あの人が好きだと言った花が俺も大好きだった。けど、今ではその姿を見る度に自分への蔑称だと思い込み、惨めな気分になる。いつの間にかその花のことが大嫌いになっていた。
そんなときにあの子に出会ってしまった。あの人と似た目を持つ少年に。
けど、神社で話しかける勇気もなく、いつ来なくなるかも分からない。近づいたら離れるときが怖くて1歩踏み出せずにいた。だから大学で彼を見つけたときは心底驚いた。派手な見た目に派手なアクセサリー。正に一軍モテ男って感じ。きっとノンケなんだろうなと思ったいたら、まさかのバーで見つけてしまった。ここまで来たらもはや運命なのではとも思った。
そこから色々あり、彼とは友達になった。今まで友達もセフレも作らずにいた。離れるときが辛いことはもう身をもって知っていたからだ。けど、彼はそれでもどうしても近くにいたかった。彼の瞳がどうしても好きだった。彼の隣は安心して眠れた。関係が深まるにつれ、彼は俺のことを割と好意的に見てくれているのだと分かった。嬉しかった。俺も彼にことは気に入っていたし、もっと近づきたいとも思った。けど、できない。また寂しいと思うのが怖かった。いっそのこと嫌われて距離を置こうと考えたこともある。本当に怖いのは嫌われることじゃない、誰からも興味を持たれなくなることだ。けど、そしたら俺にはまた何も無くなる。彼に嫌われたら誰からも興味を持たれない寂しさとなんら変わりないんじゃないか…?
俺はおそらく恋情も愛情も通り越して彼に依存している。あの人に似た瞳を持つ彼に____
目を開けると隣に彼が寝ている。俺を虜にした瞳を持つ彼が。
📢 「ん……」
🍍 「あ、起きた」
📢 「おはようございます…」
🍍 「おはよ」
📢 「…なんかありました?」
🍍 「え…?」
📢 「いやなんか、不安そうなんで…」
🍍 「…いや別に?ただ、お前の隣はやっぱりよく眠れるよ…怖いくらいにね」
📢 「…?そりゃよかった…てか腹減りました」
🍍 「…それよりさ、もう1戦ど?」
📢 「…今日の朝飯はなつさんってことでいいの?」
🍍 「そ」
こんな腹黒いことは彼には知られたくない。ただ、もっと酷く抱いて刻みつけてほしい。俺は独りじゃないんだよって。あの瞳で見つめて安心させて欲しい。めちゃくちゃに空いた心の穴を埋めて欲しい。それができるのは多分この世で君だけだから。
🌸 「なんか、緊張してきた」
📢 「なんでだよ」
🌸 「だって!ちゃんと会話するのは今日が初めてなんだよ!」
🍵 「まぁ、あの人相手だとねー」
🌸 「すちは大丈夫なの?」
🍵 「まぁ、相手も一般人だからね」
🦈 「大丈夫だよ!なつくんいい子だから!」
今日はいつもの面子となつさんとこさめを交えてバーで集まる約束だ。俺とこさめ以外はなつさんとは面識はあるもののちゃんと会話をしたことが無い。
_____カランカラン
🦈 「あ、なつくん来た!!おーい!」
なつさんが店内に入った瞬間、店にいる全員の視線を集める。この人はやっぱり人を引き寄せる魅力がある。熱の篭った多数の視線がなつさんに釘付けになるのを感じる。こういう時、この人は俺のものにはなれないのだと感じ、少し虚しくなる。
🍍 「はじめまして、なつです」
🍵 「すちです」
🌸 「らんです!」
🦈 「こさめの彼氏です♡」
🍍 「知ってる」
🦈 「やっとなつくんにちゃんと紹介できたよー」
🌸 「えっと…いつもこさめがお世話になってます…?」
🦈 「それ恋人じゃなくて親のセリフなんだけど?」
🍍 「こさめから話はしつこいくらい聞いてたんで会えて嬉しいです」
🌸 「えー!こさめったらそんなに俺の話してくれてたの!?」
🦈 「うるさいよ!らんくん!!」
📢 「…いつものことだけどうるさいな」
🍵 「いるまちゃんは会うの久しぶりなの?」
📢 「いや、昨日会った」
🍍 「最近はほぼ毎日のように会ってるから」
🌸 「お?うちのいるまのこと気に入った感じですか!?」
🍍 「…いるまの隣はよく眠らるからね」
📢 「…!」
🦈 「最近顔色良いもんね!」
🍍 「いるまのおかげで最近はよく眠れるようになったんだ」
🍵 「不眠症気味だったんですか?」
🍍 「そうなんですよ…てか、話し方気になるのでタメ口でいきません?」
🍵 「そうですね」
なつさんの不眠症…。予感はしてたけど、ハッキリ自分の口から言ってくれたのは初めてだったな。俺と寝るのは睡眠のためか…。改めて俺、全く意識されてなくね?いやでも過去には…いや、友達との距離がとんでもなく近いタイプの人種なだけか…?
🍍 「いるまはいつまで経っても敬語なんだけどね」
📢 「…!そうですね、、」
🌸 「俺なんて先輩なのに敬語あんまり使われない気がするな〜」
📢 「お前のことは先輩って呼んでるから別にいいだろ」
🌸 「酷い!( ;꒳; )」
📢 「なんならそれもやめて今日から呼び捨てで呼ぼうか?」
🌸 「え…それはそれで嬉しいかも、、」
📢 「…((引」
🌸 「わー引くなって!!」
🍍 「俺のことはいつ呼び捨てで呼んでくれんの?」
📢 「…あなたが特別な存在になったらですかね」
🍍 「…!!!」
🌸 (お?)
🦈 (攻めたね〜!!)
🍍 「…そっか、、、」
📢 「…」
なーに恥ずいこと言ってんだ俺!!!この人はそんな気ないって!!あああ戸惑ってる!完全に戸惑っている!!!!気まづい!
🍍 「気長に待とうかな…」
📢 「…!」
…もっと変な空気になった気がする
🌸 「うぅ〜酔ってきた、、」
🍵 「らんらん飲み方雑なんだよ」
🦈 「そうだぞ!なつくんを見習え」
🍍 「いや俺は酒雑魚だからペース考えてるんだよ」
🌸 「まだ酒飲めないクソガキがうるさいな…」
🦈 「なんだと!?」
📢 「あーもーうるせーな、先輩は今日はもう酒禁止」(ポイッ
🌸 「あぁー!!」
🍵 「当然だよ」
🦈 「こさめもはやくここでみんなとお酒飲みたいな〜」
📢 「俺らはまだしばらく我慢だな」
🍍 「…」(ジー
📢 「…?なつさん?どうかしました?」
なつさんも酔ってきたのかぼーっとしている。先輩は酒は強い方なのに飲み方が雑なもんだからもう半分出来上がってる。すちは量は飲んでいるのに酔っている様子はない。なつさんは少ししか飲んでいないのに酔いが回るのが早いらしい。するとなつさんは俺の腕に自分の体を絡めてきた。
📢 「ちょっ!?なつさん!?⸝⸝⸝」
🍍 「…ん〜?」(スリ
📢 「何やってんすか!」
🍍 「ん〜…牽制?」
📢 「え、?なんの?」
🍍 「お前人気だからさ、さっきからすっげぇー見られてんの」
いやそれはあんたへの視線だと思うんだが!?
📢 「…ッ⸝⸝⸝とにかく一旦離れてください」
🍍 「いやだ」
📢 「…ッ⸝⸝⸝」
ほんとにこの人はずるいんだよ!!!!!!
🍍 「ねぇ、、今日も俺と一緒にいてくれるでしょ?」
📢 「…ッ⸝⸝⸝」
🍍 (ジー
📢 「…⸝⸝⸝」
🍍 (ジー
📢 「…………はい、、⸝⸝⸝」
頑張れいるま(くん ちゃん)
by らん こさめ すち
自分が咲きたかった場所に他の花が咲いていたらどうすればいいのでしょう_____
___全ての花をむしり取りましょう。
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