💙💛
「ひ、ひろとくんっ!」
「え、なに、?」
「その、私と付き合ってくださいっ!」
「あー、、ごめんね、気持ちは嬉しいんだけど…好きな人いるからさ、」
「…そーだよねっ、ごめんね!」
「あ、いや、、こちらこそごめん、」
「ううん!大丈夫だよ!」
自分でいうのはなんだが、俺はよく告白をされる。先輩が好きだから断ってるけど…
あ、そう。さっきの子の告白は楽だった。いつもなら好きな人は誰?とか、私の方が幸せにできるよ、とか。そんなことばっかり聞かれる。
「若井くんっ♡」
「…あはは、」
はぁーーー!!疲れる!!早く先輩に会って癒されたーい…
「…ねぇ、いつ私と付き合ってくれるの?」
「だから、俺には好きな人が居るってば」
「絶対私の方がかわいいよぉ」
「…それより手どけてよ、、」
今の体制は、俺から見れば一方的に腕を組んでいるような体制だが、きっと傍から見たらバカップルなんだろう。最悪だ。
「えー、、やだぁ!」
「…なんで、、」
「…滉斗くんの教室は〜」
あれ、?
滉斗くん、誰かと腕組んでる、?
付き合ってたんだ、、ま、まぁ…そうだよね、かっこいいもん。早く行動に移さなかった僕が悪いよ…僕が…ぼ…く…が、、
認められない僕が憎い。なんで好きな人の幸せを願ってあげられないんだろう。
それくらい、、ぞっこんしちゃったんだな…笑
諦めよう。滉斗くんには幸せになって欲しいし。
「…ん?あれ、、涼ちゃん?」
「わっ、もとき、」
「は!?なんで泣いてんの!?」
「だい、じょぶだから、」
「大丈夫じゃないよ!!!ほら!俺んとこ来て!」
「…もとき、、」
意外と、おっきいんだなぁ…小さい頃は僕の方が大きかったのに、あっという間に越されちゃって…笑
元貴に話…聞いてもらっちゃおうかな、
「何があったの?」
「…失恋しただけ、 」
「失恋…?」
「うん、、ほら、滉斗くん誰かは分かんないけど付き合ってるでしょ?」
「え、そうなの?」
「そうだよ、、僕さっき見たもん、」
「なにを?」
「…滉斗くんと、女の子が腕組んでたところ、」
「…マジ?」
「だから、そうだってば、」
「付き合ったら俺に言うはずだけどな、」
「…も…もときっ…泣」
「わ、え、涼ちゃん!!!」
「いやだよぉ…泣 ぼくっ…ひろとくんに、、まだこくはくもしてないのに…泣」
「…大丈夫だよ、、俺が居るから、」
小さい身体だなぁ。俺と全然違う。手足が細ければ腰も細い。触ったら折れちゃいそう…
「もときは、はなれないでね、」
「…離れないよ。涼ちゃんの気が済むまで、一緒に居るよ。」
「…えへ、もとき、すき、」
「こら、かわいいこと言わないの。」
「ともだちとしてだよぉ〜」
「分かってるけど!!勘違いされるから!」
「勘違いされちゃえば、?」
「は…?」
「もう僕は好きな人居ないから、そもそも滉斗くんの彼女でもないんだ。」
「…諦めないでよ。なんですぐ諦めちゃうの」
「だって、、彼女居るのに好きだったら迷惑じゃんっ!!」
「…迷惑じゃないし。きっと、その子は彼女じゃないよ。」
「でも!!」
「絶対。大丈夫だから。諦めちゃダメだよ」
「…わかっ…た、」
「好きなんでしょ、若井のこと」
「うん、、すき、だいすき。誰よりもだいすきなの、、」
「それなら諦めないで、頑張ろう?」
「…そ、だね、、がんばる、」
「よし!!そうと決まったら、カフェでも行きますか!!」
「…なんでカフェ?」
「涼ちゃんが好きだから!!ほら!行くよ!」
もりょきもなかなかいいなとしみじみ思ってます…次はもりょきでなんか作品作ろうかな!!
コメント
2件
おっふ…もりょきええなぁ…最高ぉほぉ😭😭いっつも神作品すぎんだよぉおぉおお