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愛喰さんと幸せな日々を送っていく事に何の不安も感じなくなってしまったある日のこのだった。
俺は、ニュース番組をこの家に来て初めてみた。
すると……
ニュースのお時間です。
3ヶ月前から行方不明になっている高校生の……
プツッ
え?何で急に…
「どうしたん?何でニュースなんて見てんの?天野君は、ぼくとずうっと一緒に居ればずうっと安全やし、安心やねんから、ニュースなんてみ んくてええねん。」
「わかった?」
愛喰さんの声が低く部屋に響き渡った。
「は…はい。」
愛喰さんはニコッと笑って俺に、
「good boy《いい子》」と言った。
その瞬間。
俺の身体に、電撃が走るような感覚が襲ってきて、立っていられなくなってしまった。
そんな俺を見て愛喰さんは、ごめんね?
と言わんばかりの苦笑いを浮かべながら、頭を撫でてくれた。
俺はやっぱり、この人と一緒にいたら幸せだと、自分に言い聞かせるように脳内で何度も何度も繰り返した。
夜。愛喰さんが寝た後。
俺は今日のニュースの事を思い出してみた。
3ヶ月前から行方不明……
世の中そんなに物騒になったのかと、思いながらふと、自分が誘拐されてどのぐらい経ったのか気になって考えてみたら……「3、ヶ月…」
その瞬間視界が真っ暗になった。
「天野君は何も考えんくてええんやで。ただ、僕と一緒に居ればええんやから。」
「ねぇ?僕のsub。天野君♡」