テラーノベル
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うらやみしい
👻🔪×🐙🌟
センシティブ有
Oriens Dytica Krysis 全員同寮住み
『「「かんぱーい」」』
ヒーローとして11人が食事にきた
俺は緊張してまともに話せる気がしないし、
端っこで大人しくみんなの話を聞いておこう。
そう思って端の席に座る。 目の前はベンタがいて隣は小柳君、それだけで少し安心感があった
30分ほど経ってみんなの緊張もほぐれている様だ。 各言う俺はまだガチガチに緊張してしまっている。 お酒を飲める人は飲むということになっている。
横を見ると楽しそうな小柳くんがいた。
自称ぼっちの彼。
何気に先輩や後輩から慕われているのが羨ましいと思うことは何度もあった。
…そんなことを考えているとお開き時間が近付いてきたようで伊波が言った
「そろそろお開きにしとく?」
皆が賛同した。
俺は少し酔ってしまって足が覚束無いが、迷惑はかけたくないため、それを隠すように髪の毛を結んで何も無いようなフリをした。
会社の経費で落として良いと言われていた為そのまま解散ということになった。
お店を出て、小柳くんはライと話していてカゲツはウェン、リトと話していてマナは佐伯を支えている様だった。俺は必然的に一人で体調が悪くなっていくのを隠す様にみんなの後ろを歩く
「星導ぇ」「星導?」「星導。」
小柳くんだろうか。誰かが俺の名前を呼ぶが生憎体調が悪いのを隠すのに必死で気付けなかった。
「あ、ごめん聞いてなかった〜なに?」
目を逸らしながらそう言うとずかずかと大股で近付いてきて
「お前顔赤いぞ。」
そんな事を言って俺の顔に手を伸ばす小柳くん。
「あーほんと?ちょっと飲みすぎたかも〜」
小柳君の手を阻むように自分の手を顔に当て目を合わせない様に話す
「あぁ、?そうならいいんだけど。」
変なことを口走らないように気を張っているせいか酔いが回り、体がどんどん熱くなっていく感覚が止まらない。
「俺ちょっと寄るとこあるから、先に行ってて」
いつもの呑気なテンションで言うが正直心も体も限界に近い
「んじゃ俺お前に着いてくわ。」
「えなんで?」
「酔っ払い一人で行かせるのは心配だし。」
「えぇ?酔ってないよ?」
小柳side
酔ってないと言いながら、自分の右肩に左手を置き、顔を赤くして汗をかいて 無理やり作っていることが分かるへなへなの笑顔で言う星導を見て
何回もゲームしたり仲良くやっていたつもりだったため、 俺達はそんなに信用ならないのかと無性に腹が立った。嘘ついてまで一人になりたいのかと。
「ね?大丈夫だって笑」
「変なおじさんが倒れてるーなんて通報入ったらどうすんだよ」
無理やりにでもついて行ってやる。
星導はこれ以上言っても聞かないと悟ったのかしょうがないと言わんばかりに眉毛を下げる
「分かった分かった、どこも寄らないから、疲れたし先帰っとく」
「俺も着いてくわ。」
「寮ぐらい帰れるって、」
「俺この酔っ払い連れて先に帰っとくわ。またな」
お疲れーまたねという返事が返ってくると星導の腕を無理やり引っ張る。…こいつ軽いな。と思い毎度驚く。筋肉がつかないみたいなこと言っていたような…
「小柳くんに隠し事が通用しないのは分かったから…」
さっきより顔が赤くなっている星導。
「これ以上酔ったら何するかわかんないからささきにかえっていよ 」
「酔っ払いここに置いてく訳には行かないからな」
あゥっとつまづいて視界から消える星導
「フラッフラじゃん」
手を差し伸べると引き寄せるように握る星導
利用する時だけ利用してくるのがウザったらしく、その分信頼されてる気がして嬉しく思った俺はやはりとことんはめられているのかもしれない
「ありがとありがと」
星導の体温は俺より低く、タコだから?と疑問を持つ。
「んー、ねむ、」
「はよ帰るぞ。」
立ち上がるが俺の手はまだ星導に握られている。
「たのしかったのにへんなきぶん」
「どういうことだよ笑」
星導の本音が聞けるのではないかと思って
耳を立てる
「俺って昔の記憶ないからさ、こやなぎくんのときょりがわかんないの。仲良かったのは分かるけど、それを俺が真似ようとしても、それは晶じゃないもん」
「…ふーん」
何も覚えてないのはしょうがない。星導だってなりたくてなった訳でもない。分かってる。分かってるのに、俺はまだ過去の晶を追っている。そこにはいない誰かを、今もまだ探してはショウと比べて、それが星導を悩ませているのだろう。
「やっぱ晶の方が好み?」
「好みってなんだよw」
「好き嫌いの話でさ」
「どっちも変わんねぇけどな。」
星導side
どっちも変わらない。そんなの嘘だよ。いつも小柳くんは俺を通して別の誰かを見てる。声を重ねて現実を避けているようにしか見えない。
「そういえば俺、好きな人出来たんだよね。」
「…は?今なんて?」
「だから俺好きな人出来たんだよ。」
「マジの話?これ」
「変な顔 笑」
この時の俺が何を思ったかは知らないが、小柳くんから離れたかったのだろう。自分が小柳くんに向けている感情は、友達以上恋人未満と言った薄い好意なのだと気付いていた。だからそう言って離れて情を捨てたかったのだろう。
「へぇ。お前が?w」
「ねむ…」
小柳side
は?あの星導が?好きな人…?嫌でも、あいつが女子と距離近いのは前々から分かってた。VTAの時も立伝さんを名前で呼び捨てしてたり、可愛いねとかを配信内で言っていたり、女性のことを女と言ったりそういう面が見えなかった訳ではなかった。だからといって…なんか嫌だ、別になんとも思わないけど、すごく嫌。
「一応、ついて行くわ。」
「ん。」
そう言って歩き出す星導。酔いも冷めたと言っていたが嘘だろうな。いつも良いはずの滑舌が溶けて動きもフラフラしている危なっかしい奴だ
そして深夜。
終電なのにぎゅうぎゅうで座席は埋まっていて立つしかないが星導はよろっよろ。星導は俺の前に立っていて倒れないように真ん前に立つ。そして何故か俺の肩に頭を埋める。
ぼふっと肩にのせ 「 んー、んー、 」 なんて唸っている。
本当に、呑気なやつだ。彼女かよとツッコミたいが生憎人が多い物で、しょうがなく体を支えてやる。
🐙触んなきしょくわるい…
蚊のような声でそうつぶやく
👻は?
🐙なんか触られてる
小声で
🐙きもい
👻チッ
触っていたやつの腕を掴み睨む
🐙きも。
ちょうど最寄り駅に着いたそいつを連れて降りる
🤓 わざとじゃなくって、
👻あ?
🐙きもちわる、
だるいので警察に突き出したってことにします。
👻はぁ…
🐙めちゃ酔い回って来た…たすけてー
👻あっつ…お前熱あんじゃね?
ベンチに座っている2人
星導の頬を触って熱がないか確認する小柳
🐙ん、
すり…手に頬を寄せる
👻は、おまっ//
スルッと落ちて小柳の膝に頭を載せる
一旦切ります
最初はグー✊じゃんけんぽん
🤚🏻!
ピッタリ3000字
コメント
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私は何が作りたかったのでしょうか