knkzです。モブ×kzあり。 書き方変えてみました〜!
けっこう長いです。誤字などのミスがたくさんあるかもしれませんm(_ _;)m
「また明日〜。対あり〜」
また今日もそう言って配信をきる。人間界にきてから趣味として始めた配信。 毎日、食べて、配信をして、寝て… 吸血鬼の葛葉にはこんな生活が退屈になってきていた。
「もっと刺激がほしい」
いつの間にか今の生活に満足できなくなっていた葛葉はベットに腰をかけ、いつものようにスマホを眺める。すると見慣れない広告がながれてきた。 「マッチングアプリ?」 聞き慣れない単語ではあるが、 さすがの葛葉でも言葉だけは聞いたことがある。少しの好奇心と興味がわき、その広告をクリックする。するとそこには「ゲイ専用」という言葉が書かれていた。聞き慣れない言語が山のように書かれていて少しびっくりしたが、ようするに男同士でマッチングができるということなんだろう。
別に俺自身がゲイなわけでも、そういう趣味があるわけではないが、吸血鬼として何百年も生きている身からしたら、初めて見るものに興味がわいてしまうのは仕方がないことだ。
「まぁ…、たまにはこういうのもいいよな。」
もしかしたら、案外楽しいものなのかもしれない。そう思い、葛葉はすぐアプリを入れ、マッチングアプリを使ってみることにした。 名前や趣味、顔写真を登録して募集をかけてみる。すると5分もたたない内にたくさんのDMが送られてきていた。こんなにも短い期間で集まるものなのか…。下心丸出しのメッセージも一部あったが、その中でもイケメンで、金を持ってそうな奴を見つけ、すぐに返信をする。
「DMありがとうございます!初めてで、分からないことばかりですが、ぜひマッチングしたいです。」
そう返すと相手からも返信が返ってきて、5日後に一緒にデートをすることになった。正直、まだマッチングアプリについてはよく分からないが、男同士だし、別に大丈夫だよな〜という甘い考えをもって今日はそのまま眠りにつくことにした。
以外にも5日というのはあっという間で、すぐにその日が来てしまった。集合時間が昼ということもあって、いつもの何倍も早い時間に起きていた葛葉は、しっかりと寝て、早起きをして見る外の景色は、こんなにも美しいものだったのか、と少し感動しながら朝食をとる。
そういえば、外に出るのはいつぶりだろうか、なんてことを考え、ゆっくりと準備しているといつの間にか集合時間の15分前になっていた。俺は、急いで準備を終わらせ、足早に家をでた。
「はぁ…ハァ…疲れたァ……」
いつも室内に引きこもっていた俺の足は思っていた以上に重く、退化していることを感じた。なんだか悔しい気持ちになったが、時計を見ると無事に時間に間に合ったようでホッと息をつく。よかった…なんて独り言をつぶやき、周りを見わたそうとすると、いつの間にか目の前にチャラそうな顔がいい男が立っていた。
「くずさんっ、ッスよね!!」
「ッス〜……くずです、」
びっくりした……。うわッ!ビジュ良っ!!と叫ぶこのうるさい男は、さとるというらしい。思っていたよりもチャラくてうるさいが、顔はいいので、まぁいいだろう。そんなことを考えていたら、さとるは、「早く遊びましょっ!!」と言いながら俺の手を引っ張っていく。そして、 カフェだの、映画だのに行って、遊んでいたらいつの間にかあたりは暗くなっていて別れの時間が来ていた。
それなのにさとるは、「じゃあ、行きますか!」と言いながら俺の手を引っ張っていく。どこに行くのかはわからないが、おそらくカラオケかなんかだろう。そうして俺は、抵抗はせず、さとるの行こうとしている場所について行くことにした。
「は…?なにここ…」
いつの間にか俺はホテルのベッドの上に寝っ転がらされていた。意味もわからず、呆然としていると、 どんどん脱がされて最終的にはお互いが裸になっていた。
「白っ!てか細ッ!うわぁ~、きれい…」
「こっち見んなッ!てかなにッ?いきなり」
「あれ?知らないの?このアプリってこういうことするためにあるんよ」
恥ずかしさで、顔や耳が赤くなっていることが自分にも分かるくらい体中の体温が上がっている。するとさとるは俺のケツをいやらしい手つきで触り、誰にも触られたことのない穴に指をいれた。
「ひッ…おまッ!!どこ触ってッッ…!」
「あれ、お兄さんもしかして初めて〜?まぁ、大丈夫!気持ちよくなれるから……」
そう言いながら穴の浅いところをいじりはじめる。すると今までとは桁違いの快感が俺を襲った。
「ッ〜〜!!」
「おっ!見っけ〜」
体中に電流が走ったような初めての感覚に驚き、快感を拾ってしまう。
「ぁ、あ♡ちょっ、マジやは゛い」
何度も何度も同じ場所を擦られ、イキそうになったところで指を抜かれる。俺は、もうすぐだったのに、と不満をもらしそうになった。するとそんな俺の期待に応えるかのように穴に指よりも何倍も太く、大きい何かを当てられた。
「っヘッ………?、」
「力抜いててねッ…」
「ッあ゙~~♡♡、!」
いきなりの衝撃にびっくりして挿れられた瞬間に達してしまった。自分は今ひどい顔をしているだろう。俺はそれを隠すように枕に顔を隠す。
「初めてでこれって…くずくん、才能あるねぇ…」
「なんこれ゛ぇッ…、ヤバぃ」
奥を突かれるたびに軽くイってしまっている葛葉は快感から逃れようとするが、腰を掴まれ強すぎる快感に犯され、自然と涙が溢れてしまっていた。
「泣いちゃった~?てか突かれるたびにイってくない?w」
「ッッ〜〜♡もッ…無理ッッ!!ゔぁ」
「可哀想なくずくん、ごめんねッ…でもまだまだこれからだよ。」
「ヘッ……」
目を覚ますとベッドの上には俺一人取り残されていて、机の上を見ると、何か紙が置かれていた。紙には、
「ごめん!仕事あるから先に帰るね!金は払っといたから自由に帰って〜!」
と書かれていていた。なんだあいつ…とキレそうになったものの、金は払ってくれたので よしとしよう……。
あれから数日たった今、俺は、 あのときの快感を忘れられずにいた。それに、あの男のせいで前だけではイけなくなってしまったのだ。
「ふざけんなよぉ……」
正直、あの男とのセックスは悪くなかった。今もあいつのせいでお腹が疼いてたまらない。だが、自分の指でいじってみても、前のような感覚を感じることができない。 「ッ……しょうがねぇよな…、 」 俺は悪くない、と自分に言い聞かせ、俺ははスマホを開き、あのときのアプリをクリックした。
数ヶ月たった頃には、俺はすっかりセックスにハマってしまっていた。最近では仕事が忙しく、アプリが開けないため一人で玩具を使うこともある。ただ俺は気づいていた。
「何かが足りない」
そう、何かが足りないのだ。いっぱい気持ちよくなって、お金ももらっているのに、胸にぽっかり穴が空いているような感じがする。この正体はなんなのだろう、疑問が湧いてくるが、まぁ、いっか!と簡単にすませてしまった。
「ピコン」
軽快なLINEの通知音がなったスマホを覗き込むと、相棒の叶からメッセージがきていた。
「明日泊まり行ってもいい?」
少し急すぎじゃねぇ?とは思ったが、明日は特に用事がないので了承することにした。
「いいけど、なんで?」
「明日の仕事場所がお前ん家に近いから寄って行こっかな〜て思っただけ」
長年の仲なので、お互いの家で泊まりをするのは初めてのことではないが、久々なので少し嬉しい気持ちもあった。
「ピーンポーン」 ガチャ、とドアを開けるとそこには予想通り叶が立っていた。
「やっほ~!、お菓子とかジュースとか買ってきたよ〜」
「うっひょ~!気が効くじゃ〜ン!!」 以外と二人でオフで話すのは久しぶりだったかもしれない。俺達は、家の中に入りせっかくだし配信するか、ということで配信を始める。2時間ほどたった頃には配信を切り、風呂を順番に入ることにした。先に叶が入ったので、俺も入るかぁ〜と重い体を動かした。
久しぶりにお湯を入れたので体の疲れがどんどんとれていくように感じた。ふぅ〜と息を吐き、目をつむると気持ちが良くて眠ってしまいそうになった。
「そういえば、最近できてないな…」
最近は、コラボや公式番組の出演などであまり休みがない。そのため、もう1週間はシていないだろう。そんなことを考えていると、 「まずい、勃った……」 俺は、しょうがなく少しだけそこをいじってみると、久しぶりということもあってすぐに達してしまいそうになった。が、あまりにも長く浸かっていたら怪しまれるかもしれない、と考え、素早く風呂から上がることにした。
「でたぞ〜」 「ねぇ、葛葉」 いきなり話しかけられたのでびっくりしたが、恐る恐る何だ…?と聞き返す。 「葛葉って…お尻使ってるの、?」 「は…?」 予想していなかった問いに焦ってしまい、恥ずかしさで顔がどんどん赤くなっていくのを感じた。 「やっぱり……」 「…っ引いたッ……?」 思っていたより弱々しい声が出てしまい、恥ずかしさで死んでしまいたくなった。すると叶が口を開く。 「お前がよかったらなんだけどさぁ…僕とセックスしない?」 「は?」 何言ってんだ、こいつと思いながら、叶の顔を見ると真剣な顔をしていて、いつものおふざけではないということがわかった。それに加え、まぁ、最近できてないしな……と考えてしまう自分がいる。叶とは相棒で、決してそういうで関係ではない。ただ俺はもしかしたら叶のことが好きなのかもしれない、と最近思い始めている。ぶっちゃけ今までずっと生きてきて恋をしたことなんて一度もない、なんて思う程に恋愛に疎い俺が男に恋をするなんてあり得ないとは思うが、こんなチャンスはもう二度とこないだろう。こいつが俺のことをどう思っているのかはわからないが叶はおそらく、いや絶対、俺をそういった感情ではなく、ただの都合の良い性処理として扱おうとしている。
「いいよ。」
「ヘッ…、」
叶から言ってきたくせに、まさかOKがもらえるとは思っていなかったのか叶はヘッ、と間抜けな声を出していた。
「は?ヤんねぇの…、?」
「いや………ヤる、」
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叶side
僕は今、仕事の関係で葛葉の家に泊まりにきている。僕と葛葉は2人でコンビを組んでおり、たった1人の相棒でもある。そしてリスナーのみんなも思っている通り、僕らはとても仲が良い。そのため今日のようにお互いの家や、ホテルで泊まりをすることは日常茶飯事になってきてはいるのだが、最近はそれぞれ仕事がとても忙しく葛葉とオフで会話をするのはとても久しぶりだ。そのこともあって、無駄に葛葉のことを意識してしまう。こんなにも葛葉相手に緊張をしたのは葛葉と初めてリアルで出会ったときぐらいだろう。
突然だが僕は葛葉が好きだ。 それは僕も最近気づき始めたことで、僕自身も少しびっくりしている。今日こんなにも緊張しているのもその所為だろう。
「ピーンポーン」
葛葉のために買ってきたお菓子とジュースが入っている袋を片手に、緊張でガチガチになっていた体をどうにか動かして、目の前のインターホンを押す。
ガチャ、という音と共に見慣れた顔がひょこりと出てきた。目の前にいる葛葉にお菓子やジュースを見せつけると葛葉はいつものように子供のような笑顔と声を発していた。いつもと何も変わらない葛葉にを見て安心したのかいつの間にか肩の力は抜けていて、さっきまであんなに緊張していたのがとてもバカに思えた。
オフコラボ配信も終え、今は葛葉が風呂に入っている。今日は一段と忙しかったなあ… と思いながらはぁ…と大きいため息をつく。今日は思い切って葛葉にアピールをしてみたのだが、まったく気付いている気配がない葛葉に少し腹がたった。
「そういえば葛葉の部屋って綺麗だよな…。」 葛葉はいつもゲームばかりで掃除や家事をしているのか心配になるが以外にもしっかりしていて、物も少ない。僕は少しの好奇心といたずらのつもりで部屋を漁ってみることにした。エロ本が置いてったら面白いな、と思い棚の中やベッドの下を探していると、ベッドの下に隠しているかような感じに小さな箱が置いてあることに気づいた。ゲームのコントローラーとかカセットかなとも一瞬思ったがベッドの下に隠すほどのものではないだろう。
そうして、そっと箱の蓋を開けてみると
男性器の形をした玩具が入っていた。想像していた物とはまったく違う物が出てきてとてもびっくりだ。これは誰が使っている物なんだ…?彼女にでも使ったのか?と思ったが実際本人がいないと言っていたので違うであろう。友達から渡された物なのか?とも思ったが葛葉に限ってそんなことはないだろう。てことは
「葛葉が使ってる………?」
そうと分かった瞬間に興奮で今すぐ葛葉と愛し合いたいという感情が溢れてたまらなくなった。ぶっちゃけ葛葉は僕のことを好きではないと思う、だがこれはチャンスではないか…? 葛葉は最近忙しそうにしていて僕と同じで1人でできていないであろう。それに僕はこんなことで葛葉には嫌われない、という謎の自信ができてしまっている。
そんなことを考えている内に葛葉が風呂から上がってきていた。思い切って全部打ち明けてしまおう。
「お前がよかったらなんだけどさぁ…僕とセックスしない?」
「は?」
言ってやったぞ。こんなことを言っている僕が気持ち悪いということも、どうせ断られてしまうということも既にわかっている。これで嫌われてしまったのならもう全部終わりにしてしまおう、なんてことを考えながら葛葉の方を見ると今までに見たことがないくらい顔を真っ赤にしていた。
(期待させんなよ……。)
こんな状況でも葛葉が可愛いと思ってしまう僕に気づき、こいつのことやっぱ好きだなぁ…と実感する。
「いいよ。」
「へッ…、」
まさか許可が降りるとは思ってもいなくて情けない声が喉の奥からでてくる。
「は?ヤんねぇの…、?」
「いや………ヤる、」
「っは、ぅ゙あ♡ふ〜ッぁ」
「葛葉、かわいい」
「いぅ゙な、ッ」
真っ白な人間味がない肌が羞恥心で茹でダコのように真っ赤に染まっている。穴の中を優しく撫でてやると、ビクッと物欲しそうに体全体をゆらす葛葉の仕草がとてもかわいい。
「あ゙ぅ♡、も゛ぃいからッ」
「はやく、いれてッ?」
葛葉は僕を求めるように穴をヒクヒクと動かす。あまりにもエッチすぎる行動に僕は我慢できなくなってしまう。
「葛葉好きだよッ。」
「ぅへッ」
突然の告白に驚いている間に葛葉の中に僕のものをドチュといれこむ。
「あ゛ぁ~〜♡きた゛ッ」
急にいれこまれた衝撃で葛葉はいれられた瞬間に達してしまっていた。
「ゔぐッ、かな゛ぁえ♡♡」
「くーちゃんッ、気持ちい?」
「くーちゃッて、い゛ぅ゙なッ♡ぁゔ」
「うわッめっちゃ締まった、名前呼ばれるの好きなん?かわいい♡」
あまりにもかわいすぎる。いつも1人でこんな声を出してるんだ…。男性にしては高く、掠れたような声があまりにもエロテックでこいつをいじめたいという気持ちがでてきてしまう。
「くずは、好き、好きだよっ、」
「ぅ゙、♡俺も、すきッ、だいすきッ♡」
「かな゛ぇ゙〜〜ッ♡♡」
僕の名前を呼びながら体を震わせて達する相棒の姿を見て更に興奮してしまう。
「はッ、はぁ〜、」
完全に脱力しきっている葛葉を見てここで奥を突いたらどうやるのだろう、という好奇心が湧いてきてしまった。
「ッ〜〜♡♡いッ、〜、」
「ねッも、♡も゛い゛った!!やめッ〜〜ッ」
「僕まだイってないからさぁ、付き合ってよ。」
敏感になっている奥をドチュと突き上げるたびにイっている葛葉が可愛い。
「ッ〜♡♡またッ、く゛るッ♡」
「ッ〜締めすぎっ、」
ドピュと葛葉の中に出し終わり、葛葉の顔を見ると顔は涙と汗でぐちゃぐちゃになって、完全に疲れて眠ってしまっていた。
「っやば、やりすぎた…」
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葛葉side
食欲を誘ういい香りと音が聞こえて目を開ける。ここはどこだ?と体を上げあたりを見渡すと、キッチンに叶が立っていた。
「おっ!葛葉おきた?おはよ〜」
「昨日やりすぎちゃったけど体痛くない?」
「は?昨日……、」
いきなり昨日のことを思い出して顔ががブワっと赤くなる。そうだ、俺達昨日……。
「顔真っ赤っ赤じゃん、w とりあえずおきてきてさ、朝ご飯食べよ、」
恥ずかし過ぎて起き上がりたくない気持ちがあるが、お腹はそれなりに空いているので重い体を動かしてリビングに向かった。
「叶、」
「ん〜どしたん?」
「お前って俺のこと好きなの…」
「っへ?!なんでッ」
「だって昨日言っていたじゃん……、やっぱなんでもない、忘れて。」
「好きだよ、」
「へ」
顔を上げて叶を見ると叶は見たことがないくらい顔を赤くしていた。
「葛葉は…?どうなの、…」
「へッ…、俺もッ……き、」
「え?なに…? 」
「ッだからっ!俺も好きだって!!」
「へっ、まじで、」
コクッと頷くと叶は嬉しそうにヘラッとした笑顔を見せる。
「僕たち、両思いってこと…?」
「そゆことなんじゃないの……」
やったー!!と言いながら叶はご飯を食べていた手を止めて俺にだきついてきた。
「ちょっ、くるし」
「ぅへっだって嬉しいんだもん…!」
無邪気な、声で笑う叶を見てかわいいなと少し思ってしまう自分がいる。
「そういえば葛葉って僕が初めてだったの?」
「っへ、………それは」
「は…、経験あるってこと?僕以外の奴と」
「いや、少しの好奇心といいますか……」
その後叶に質問攻めをされて朝からお仕置きをくらうはめになったのは言うまでもないだろう。ただ俺は今まで足りなかった何かの正体が叶のおかげで分かった気がした。
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