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🧡オレンジ色の涙🧡
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仕事が終わる30分前からソワソワ
少しずつ机の上をきれいにして
鞄に詰め込み、時計をチラチラ見る
後、10分。体は出口の方を向いている
早く帰りたい、1分1秒でも早く
康二が待つ家に
「ご飯、作って待ってるから早よ
帰ってきーや。あっ、でも危ない
からきぃつけて」
もうすぐ帰って来る
足音がすぐそこまで
ガチャっと玄関が開く
玄関を開ける前から良い匂いがしてた
絶対、うちんちだ
康二が作る料理
勢いよく玄関の扉を開け
靴を脱ぎ、鞄を置く
キッチンにはエプロンをした
康二が立っていた
「おかえり。先にお風呂入っておいで」
早々と済ませ、両手に料理を持った
康二に抱きついた
「あっぶな。どないしたん?」
もうちょっとでお皿を
落としそうになった
彼女が急に抱きついてきて
上目遣いで甘えて来た
優しくおでこにキスをすると
彼女は赤くなり
ゆっくり俺から離れ
手を大きく広げてハグ待ちをした
俺はお皿をテーブルに置き
優しく包み込んだ
コメント
1件
あら、素敵な日常の一片を切り取ったお話ですね。仕事終わりにソワソワしてしまう気持ち、分かります。待っている人がいるって、それだけで帰り道が特別なものになりますよね。関西弁の会話が温かくて、康二さんの「うちんちだ」の台詞に思わずほっこり。お皿を落としそうになるハグシーンも、上目遣いからのハグ待ちの流れも、細かい動作描写が映像のように浮かびました。短いけれど、二人の空気感がしっかり詰まっていて、続きが読みたくなる1話でした。