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第2話目です!
どうぞ楽しんでください!
第1章
第二話「知らねぇ顔、知ってる空気」
廃ビルで再会を果たしたカエデとクロウは、
もう一度、2人で動き出すことを決めた。
「とりあえず情報集めやな。今、地元で幅きかせてんのどこなん?」
「“獄燐(ごくりん)”ってチームが出しゃばってる。最近の中坊が集まってる派手目な連中だ」
「中坊?……最近のガキは元気やなぁ」
カエデは肩をすくめて笑うが、心にひっかかりを感じる。
その夜、街中。
カエデとクロウは、繁華街の外れで“獄燐”の連中に絡まれてる一人の少年を見つける。
少年は、ボロボロの学生服にツイストパーマ。
睨みつける目つきだけは、どこまでもまっすぐで…どこか“知ってる何か”を感じさせた。
「てめぇ、誰の許可でこの通り歩いてんだコラ」
「はァ?誰にも許可なんて取ってねぇけど?」
突っかかってくる獄燐の連中に対し、
その少年は構えるでもなく、淡々と返す。
「……あいつ、やる気か?」
「クロウ、アレ──」
バキィッッ!!!
次の瞬間、少年の一撃で、獄燐の1人が吹き飛ばされた。
「中坊のクセに……えげつないパンチやん」
「……いや、アイツ──」
クロウが目を細める。
「ケンシンだな。確か、獄燐の元締めと何かあったって噂の“問題児”だ」
カエデの目が鋭くなる。
「──気になるな、あのガキ。」
2人はその場を離れたケンシンの後を静かに追う。
その背中には、どこかかつての自分たちの匂いが漂っていた。
第2話どうだったでしょうか?
私もオリジナルストーリー?は初めてなので結構書くこと迷ってます(笑)BLじゃない分、伸びは少ないと思うので趣味程度で頑張って行けたらなと思います( 笑 )
では、また次回〜