いつのまにか両腕は解放されていたけど、力が入らなくって掴まれてた時のままお腹に置かれている
掴まれてたところにはうっすらと紅葉がついている
焦点の合わないまま、あべちゃんを見つめていたけど、少しずつ意識が覚醒してくる
腰の下にあべちゃんの膝が入ったままで、俺の脚は大きくM字に開かれている
秘所を見せつけるような格好に羞恥心が戻ってくる
「ぁ、、、」
慌てて閉じようとすれば、ぱしっとあべちゃんの両手に阻まれる
「ゃあ、はずかし、のに」
「見えないとよく解せないでしょ」
言うが早いか、ローションをそこに塗り込められる
新たな刺激に腰が反応するものの、足の力がもう入らなくて、ガクガクと震えるばかりだ
「翔太は中まで綺麗だね」
「ぁん、やぁ!見ないで…」
2本入れた指を中でめいっぱいに拡げられる
空気がひやっと入る感覚がして身体が無意識に震える
俺だって期待はしてたから、シャワーの時に中をキレイにはしてきたけど、そんな、覗き込まれる予定なんてあるわけない
指で拡げたところにさらには舌まで差し込まれて、もう恥ずかしさで沸騰しそうだ
「あっん!だめ、そんなの、、そんなの、」
あべちゃんの頭を引き剥がしたいけど、力が入らないから、髪を弱々しく掴むことしかできない
その間にも熱をどんどん上げられて、腰の震えは増すばかりだ
「手はこっちを掴んでおきな」
自分の膝裏を持つように手を誘導される
「ふふ、いい眺め」
「やだ…こんな格好」
「最高にかわいいよ。手、離すなよ」
今日のあべちゃんが発する言葉には、どれも逆らえない不思議な痺れがある
恥ずかしいことをさせられてるのに、見下ろされて、命令されて、征服されて、それに恍惚としてしまう
見下ろすあべちゃんはソファにいた時から変わらず、前を開けたパーカーから筋肉がちらりと見えるだけで服は着たままだ
なのに、俺はシャツが辛うじて腕に引っかかっているだけで、下着も剥ぎ取られて、全てが丸裸だ
そんな2人の対称性も、俺の被虐心を加速させる
「命令されて動けないんだ?かわいいね。やっぱり翔太はドMじゃん」
「言わないで……」
「ね、翔太。入れて欲しい?」
「…………ぁ………ぅ………」
「言いなよ。奥、疼いてるんだろ?」
「………っ……」
「ほら」
第一関節までだけ人差し指を入れて、浅いところをくるくると擦られて、腰がまたガクガクと震える
「っ!……んぁ、、、……い」
「んー?」
「ほ……しい、、」
「なぁに?ちゃんと目見て、全部言いな」
「っ……あ、べちゃ、のが、ほ、しい、です」
「まぁ、及第点かな」
ニヒルに笑うあべちゃんに深いキスをされて、頭の芯がまた痺れていく
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まとめて読むのが楽しみ❣️