ねぇ、ガっくん

好きってなんだと思いますか？

え……

うーん、、

いざ、急に言われると難しいなぁ

刀也さんは何だと思うの？

僕ですか、……

分かりません

…知りたいの？

分からないです

そっかぁ

まぁ、でも好きって、沢山あるよな

家族愛とか友達愛とかー

…………

ガっくんのこと、友達として好きでした。

時間なんて忘れちゃうくらい…ガっくんといると楽しくて、いっその事、時間なんて止まってしまえばいいのにって、、

ねぇ、ガっくん。

ガっくんと居ると、、すごく嬉しくなって

会話が楽しくて、顔見る度ドキドキして

もっとガっくんのこと知りたくて、ずっと傍にいたくて、ガっくんの1番になりたくて……

それで、えっと、、

だから、あの

…………(あ、、やばい)

---

＿言ったらダメな事だったのに……＿

僕が口に出そうとした瞬間、ほんの一瞬だけど

たしかに……

たしかに、伏見ガクの表情が歪んだのが見えた

---

あー、…………ははっ

冗談ですよ？

そ、そうだよなぁ

はは、

刀也さんも、、そんな冗談言うんだな＿＿

正直、吃驚したぜ

たまには良いかなって思いまして……

(冗談なんかじゃ、、ない)

僕は本気で伏見ガクのことを……

そ、それに！！

誰もが知ってのとおり！

僕が好きなのは、”ロリ” ですから！！

成人男性なんかに興味無いですよ

(興味……なんて、、なかったはずだったのに、)

それもそうだな

でも、それ誇った風に言う言葉じゃないぜ……刀也さん……

あ！！

っ、ビックリした

どうしたんです？ガっくん

いやぁ、ちょっと用事あったの思いだしちゃってさ

ごめんな！刀也さん！

また今度！

バイバイ！

あ、はい、また今度。

ポソ((これでよかったのかな

あれ、、なんか涙が

うっうぅ

うぇっう”

僕が……女の子だったら、まだ希望はあったのかな

友達なのに、、こんな感情なんて持っちゃだめだったのに

あー、、だめだ。

涙止まんない

こんな結末になるなら、知りたくなかった

知らないでいたかった

“好き”なんて

こんな感情、邪魔になるだけだ

こんなくだらないもの

なんて……

いらない