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更衣室の外で待っていると、一番に出てきたのは蒼くん。


蒼「まだみんな着替えてる、たまたま俺のところ少しスペースあったから早く終わったんだよね」

は「そっかそっか、あのさ」


さっきの班長の件が気になる。


は「やっぱり、班長嫌だった?」


おそるおそる尋ねてみる。

蒼「…はるちゃんプリント見てないんだよね?」

は「見てないですねすみません」

蒼「班長なったらさ、夜に班長会議とかあるじゃん?」


たしかに。

ありそう。


プリント見てないけど。


蒼「そのほかにも頼まれごとたくさんされそうだしさ」


うんうん。

プリント見てないけど。



ふっと



あやしげに笑って顔を近づけてくる蒼くん。


な、なんだ、何を企んでいるんだ。


顔が近いよ。普通の女子なら即死級。


蒼くんは私の耳元で呟く。



蒼「はるちゃんとの時間、減っちゃうなーって思って」


こっそりと、周りには聞こえないくらいの声で。


私にしか聞こえない声で。


それを聞いた途端、顔が熱を帯びた。





は「あのぅ!!!蒼さん!?あの、いや、まずですね!?6人班ですし!?私との、時間、なんて…」


徐々に声がしぼんでゆく。


蒼「冗談冗談!そんなに焦っちゃって、かわいー」


と笑う蒼くん。


雪「蒼ー!なにしてんねん!抜け駆け許さへんっ!!」


とうっ!!っという掛け声が似合う登場の仕方をする雪くん。



は「あっ雪くん!蒼くんがっ」

蒼「今のは俺との秘密ね」


蒼くんが口元に人差し指をたてる。



その仕草も、色気があって胸が高鳴った。



























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