(絵名side)
う…ん…、
ここは……ど、こ…?
天井が真っ白だ。病院…?
あぁ、そっか…私、刺されたんだっけ……?
ガラガラ
誰か…来た…?
「絵名ぁ…!!」
泣きながら瑞希が走ってきた。
ふふ、何…泣いてんのよ…、
「だ、大丈夫…?…じゃないよね…。」
か、なで…目…赤い…、泣いてたのかな…、
「大丈夫だよ」って答えたかったけど、、なんだか上手く声が出せなかった。
お母さんとお父さんは泣きながらこっちを見てる…、彰人は…後ろで…泣いて、る…?のかなぁ?よく見えないや…
この感じだと私…助かりそうにないね…、
最後に何か言いたいんだけど…上手く声が出せないなぁ…、
ガラガラ
また…誰か来た…?
「はぁはぁ…、絵名っ、!!」
ま、ふゆ…?門限過ぎてるのに…来てくれたんだ…、嬉しい、なぁ…
「ケホッ、カハッ…!」
うぅ、血…が……
「絵名っ!!!」
な、にか…喋らないと…!無言で死ぬとか…私自身が許せない…!それに…彰人が心配だし…
「み、んな」
「っっ!?」
「ケホッケホッ」
「その、心配かけてごめんね…!」
「え、絵名!!無理して喋らなくてもいいよ…!苦しいでしょ!!」
「ごめんね、瑞希…私、黙って死にたくないんだ」
「っっ!」
あ、私なんかやばいこと言っちゃったかな…なんか空気がめっちゃ重くなった気が…
「私ねぇ、すごく…すっごく幸せだった…!」
「才能とぶつかったりして、とても…辛いこと、も…あったりしてケホッ」
「き、消えたいって…思うことも…あった…げ、ど」
「でも、すごく…楽しい…17年間だった…よ、!ケホッケホッ」
「画家に…なれなかったし…、後悔してることは…沢山あるけど…、でも、すごく幸せ…、!みんなの…お、かげでねニコ」
「そっか…」
「私も、絵名が居てくれて幸せだったよニコ」
か、なで…、
「ふふ、嬉、しい…」
「ケホッケホッガハッ、オエッ…、」
「絵名!だ、大丈夫…!?ボク、絵名にいなくなって欲しくないよ…グス」
私…多分もう…そんなに…長くないんだろーな、すごく…気持ち悪い…し、吐きそう…、
私は深く息を吸った。なるべく大きな声で言うために、
「奏…!」
「うぅ、グス、どうした…の?絵名。」
「あのね、私…奏に認めてもらえて…私の絵を認めてもらえて…とても嬉しかった…!すごく救われたんだ…!ケホッケホッ、ハァハァッ、だから…、ありがとう!ニコ」
「ヒック、どういたしまして……!」
「まふゆ…!」
「ズビ、な、何?絵名。」
「あんたは、いっつも一言余計で、ムカつくやつだなぁって思ってたけど…、まふゆの作る曲は…歌詞は…、認めたくないけど、ほんとにすごくて…!尊敬してた、、本当の想いを見つけられるために…頑張って、!」
「う、ぅぅ。グスッ、う、ん!ありがとう、絵名。」
「瑞希…!」
「ヒックヒックグスン、な、何かな、絵名。」
「いつも、ショッピングとか…付き合ってくれて、ありがとね…!ケホッ、すごく…楽しかった…、口喧嘩ばっかりしてるけど…大好きだよ、瑞希。」
「うん、うん、ボクも絵名が大好きっ!沢山遊んでくれて…ありがとね、!グス」
「お母さん…、」
「うん、グスッ」
「私を、産んでくれて…ありがとう、私…とっても幸せだったよ…!私のわがままも聞いてくれて…ありがとう、迷惑沢山かけて…ごめんね、、」
「迷惑だなんて…思ってないわ、絵名はずっと、私の可愛い一人娘よニコ」
「うん、!ありがとう…」
「お父さん、」
「あぁ、どうした。」
「私…お父さんのこと、嫌いだったの…、」
「私の夢を否定して、才能がないって言われて…すごく傷ついた…、でも、それって私のためだったんだよね…、自分が経験してきた画家への苦しい道を…私に歩んで欲しくなかったから…、、私ねぇ、すごくお父さんのこと、尊敬してたよ…ニコ」
「あぁ、ごめんな、傷つくようなこと…言って。お前は父さんの…宝物だ。」
「ふふ、なんか…照れるな…、」
「最後は…彰人…、」
「………うん、」
「あのね___」
続きは200いいねで!(((盛りすぎ🤛
中途半端な所で終わらせてしまい申し訳ありません🙇♀️誤字あるかもです…!by作者
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