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顔を上げるとそこに居たのは文字通りのイケメンだった

男「聞こえるか?」

カウボーイのような服装をしたそいつは俺を心配そうに見ている。返事をしたくてもまた意識がどこかに行きそうで声が出なかった


男「お、目を覚ましたか?」

俺が目を覚ますと俺はベッドの上にいた。

多分この男が助けてくれたのだろう、あのままなにかに襲われてもう一度死んでたらと思うと鳥肌が立つ。

もう死ぬのはゴメンだ

俺「俺を助けてくれたのか?助かったよ、ありがとう」

男「まぁ目の前で気絶されたらとりあえず助けるしかなかったからな。ところでお前の名前は?」

俺「俺か?俺の名前は鳳快斗!好きな物はゲームと美人!好物はチョコチップクッキーだぜ」

男「黒い髪もだが名前も珍しいな。あとげーむとかちょこちっぷくっきー?とか言ってるがなんだそれ。」

海斗「あぁ…こっちだと通じねえのか…ところで君の名前は?」

男「俺の名前はテッド・バーンズ。まぁ適当にテッドとでも呼んでくれ」

海斗「なるほどテッドと言うのか。にしてもなかなかの顔立ちだな…まさにザ・イケメンって感じ?キリッとした目に高い鼻。てか髪色は赤色なのか」

テッド「このレベルの顔のヤツそこら中にいるだろ。髪色が赤色なやつも色んなとこにいる」

海斗「あれ?もしかして俺ってこの世界だと顔面偏差値平均以下?いやもしかしたら前の世界でも平均以下だったのかもしんねえけどよ…」

テッド「前の世界?とか何言ってんのかわかんねえけどお前これからどうするつもりしてんだ?金は持ってんのか?」

海斗「あー…はい、1文無しです…はい」

テッド「いやほんとにどうするつもりだよ。まぁひとつ仕事がないことも無いが…おまえ能力はなんだ」

海斗「能力ってなんだ?」

テッド「お前そんなことも知らないでよく今まで生きてけたな…能力ってのは例えば俺なら何も無いとこからこうやって銃を出せる」

テッドはそう言うといきなり銃を出して見せた。

リボルバーのような形をしている

海斗「おおすげえ!かっけえ!俺にもなんか能力あんのかなあ!」

テッド「無能力者なんてほぼ居ないし大体の人は持ってると思うんだが…ほんとにお前自分のこと知らねえのか?」

海斗「いやまあ色々あってね…いやほんと色々」

テッド「とりあえず今日は一旦街の中を案内でもしてやろう。能力の話はその後だ。」

シィル王国


の中の街の中の一つ…

テッド「この街都会と田舎の中間のような街だ。田舎すぎる訳でもないし都会な訳でもない。まぁそこそこ暮らしやすい街だよ」

海斗「なるほど…いかにもナーロッパって感じの見た目してるな…」

テッド「ナーロッパ?なんだそれは。さっきから変な言葉を使っているがお前の祖国の言葉か?」

海斗「あー…まぁそう思っといてもらった方がありがたいかも。そんなに気にしないでくれ。説明するとめんどくさくなるしな」

テッド「とりあえず能力が分からない以上まずクエストは今のところ受けられないだろうな…とりあえず剣でも買っていくか?」

海斗「俺一文無しなんだよな…」

テッド「買ってくれって心が見え見えだぞ…まぁいい安めのやつ1本くらいなら買ってやろう」

海斗「まじテッド様神感謝!!あー…でも神ってなるとあのウザイやつ思い出すな…ここは仏にしとくか…」

テッド「何言ってんのかわかんねえけどほら買ってきてやったぞ。あとその服どこで買ったんだ?今まで見たことない…」

そう言いながらテッドは剣を渡し海斗が着ているパーカーを指さす

海斗「あーこれも祖国の中でもめちゃくちゃ珍しいやつそんじょそこらじゃ買えないと思うぜ?」

テッド「お前の祖国はなかなか変わった文化をしてるんだな…まぁいいさ適当なとこで食事でも取って帰ろうじゃないか」

海斗「やっぱりテッド様かm…仏!!まじ感謝!」

テッド「お、おう…」

レストラン内…

海斗「おー!!見たことねえ料理がズラっと並んでる!」

テッド「俺の一番のおすすめはトカゲの丸焼きだ。美味いんだぞ?見た目はあんまりだが」

海斗「あー…いややめときます…無難なのないですか、無難なの」

テッド「無難なのねえ…まあこいつかな。うひのステーキ」

海斗「牛じゃなくてうひなんだ…何回いずれえ名前だな…んじゃまあそれで」

テッド「じゃあおれはやっぱりトカゲの丸焼きで…ところでお前さっき神が何かとか言ってたよな。お前も神を知ってるのか?」

そういうと真剣な眼差しでこちらを見る

海斗「いやまぁ知ってるどころかあった事すらあるけど…それがどしたの?」

テッド「神にあったことがある…か俺の知り合いに数人神にあったことがあるやつがいる。ただ依然として絶対的な力をもっているということ以外わからない…」

海斗「あのウザイやつそんなパワー持ってんのか…なんで俺にチート能力よこさなかったんだよ…転生と言ったら無双がお決まりだろ!!」

テッド「いやほんとにさっきからお前が何言ってんのかわかんないがとにかく神に人間は適わない。わが国の王子ですら無理だろう。その神とやらが我々人類に害をもたらす存在だとしたらもうどうにも出来ないだろう」

海斗「よし…んじゃあ俺が今日神とあって確かめてやろうじゃねえか!」

テッド「お前は神と自由に会うことが出来るのか?」

海斗「いやまああんまり自信もって言えやしないんだけどさ神にもう一度あうくらいなら何とかなるんじゃねえかなって。」

テッド「是非そうしてくれればたすかる…そろそろ食い終わったし帰るか」

宿内

海斗「さてと…おいウザイ神!俺はお前に聞きたいことがある!今から俺は寝るから出て来やがれ!」

こんなことで出て来てくれれば助かr…

神「やあ。なんか会いたがってたから来てあげたよ」



どうも作者です。前回の初投稿で特に挨拶とかをしてなかったので一応。このシリーズはシリアスとギャグの5:5で出来てるようなもんです。前回と今回で面白いと思っていただけたら今後もぜひ見ていただけると作者は喜びます。あと小説自体書いたことがないので至らない点が多いと思いますがよろしくお願いしますm(\_ \_)m

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