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超特急「No.1」インスパイア物語
(リョウガ×カイ)←夫婦
(カイ×アロハ)←不倫関係
窓の外の月を見ながら俺はレコードを回す…
俺は君の”No.1”にはなれないんだよね
週末、君と待ち合わせしたクラブ。
入ると、異彩を放つ君がいた。
カイ あっ!アロハ!遅いよもー。
アロ ごめんごめん笑
カイ じゃ、行こっか?
アロ …うん。
鮮やかなピンク色のネオンを輝かせる夜の街。
俺と君は2人で歩いていった。
in ホテル
アロ その..リョウガさん?はいいの?
カイ …..いいの!
アロ そっか。
カイ シャワー浴びてくるね〜
アロ はーい
俺たちは”不倫”をしている。
罪悪感はもちろん感じているが、それでもカイ君が好きなんだ。
ある日、抑えきれなくなったこの気持ちをカイ君に話してみた。
アロ カイ君、好きです。カイ君が既婚者なのは
知ってるけど、だけど!抑えきれないん
です。
カイ …いいよ。
アロ ぁえ?いいの?
カイ いいよ。足りないと思ってたんだよね。
アロ うれ、しいけど…。相手の方は?
ごめんなさい。告白した身なのに。
カイ バレなきゃいいじゃん?
アロ (そういうもんなの?)そっか!
まさかの成功?してしまったのだ。
だが、まぁ罪悪感はある。なんなら罪悪感しか無い。でもカイ君がいいんなら…。
カイ 上がったよー
アロ 分かった!入ってくるね!
カイ うん。
カイ はぁ、俺って悪いなぁ笑笑
この指輪、隠した方がいいかな?
その指には煌びやかに光るシルバーリングがあった。
アロ カイ君上がりました!
カイ おっおかえり〜!
これ飲む?
ホテルに備え付けてあったグラスに備え付けてあったワインを注ぐカイ。
アロ いただきます!
ベットライト以外の光は付いていない薄暗い部屋で、固まったアロハと余裕なカイは隣同士に座る。
カイ おいしぃね?
アロ そ、そうですネ。
笑って魅せたカイに更に緊張したアロハがカチコチの笑顔を見せる。
シーンという効果音が聞こえるほどの静かさ。
カイ君は俺と目を合わせた。
チュ
その部屋には、喘ぎ声と2人の鼓動が響くのだった。
目覚めると、カイ君が昨日投げ捨てたコートを
羽織っていた。
アロ あれ?もうかえっちゃうの?
カイ うん。お金そこ置いてるから。
夜中と打って変わり、目も合わせず、冷たい声を残して出ていったカイ君。
俺は急いで服を着て、チェックアウトしてカイ君を追った。
inタクシー乗り場
アロ カイ君!
カイ …なに?
さっきと同じように冷たい声なカイ君にひよりながらも、俺は言う。
アロ 送らせてっ!
カイ いらない。バレるかもじゃん。
アロ ごめん。
指に銀色の指輪を光らせながらカイ君は帰ってった。
俺も帰って、ソファーに座ってレコードを流す。
壊れた心を癒してくれるのはやっぱり音楽だ。だが、今回はそうはいかなかった。
ビートに乗るように昨夜のことが蘇る。
カイ君がなぞるように触れてくれたこの心臓。
カイ君の匂いが嫌と言うほど付いたこの手。なのに何も無い。会いたい。触れたい。
でも、叶わない。
君のNo.1にはなれない。分かってる。
君には相手がいるから。
でも、一瞬だけでも構わないから俺をなぞるその指は、止めないでね。
愛してる。
見ていただきありがとうございました!
No.1が不倫の曲と知ってからめっっちゃ書きたかったんです!楽しかったです!
続きは好評でしたら出したいと思います。
ではさようなら〜!
コメント
5件
めっちゃ良すぎました!アロハくんの切なさが凄く伝わってきて良すぎて…不倫はダメな事だけど、めっちゃ良かった!!
読了しました。音楽と指輪のモチーフが「君のNo.1にはなれない」という切なさを鮮やかに浮かび上がらせていて、胸が詰まりました。朝の冷めたカイくんと夜の優しいカイくんの落差に、アロハの苦しさがひしひしと伝わります。不倫というテーマだからこそ、一瞬一瞬の触れ合いの重みが際立って美しいですね。続き、とても気になります!