はじめまして李琉です。
李琉(いる)と読みますよろしくお願いします!
気づきたくなかった。
もし気づいてしまったら僕はどうしようもなく、君を考えてしまうから。
傷つけてしまう気がするから。
何も無い世界で僕はただ考える。
僕はどうするべきだったんだろう。
初めて会った君は本当に太陽みたいな人だった。
その光に焼かれないように僕は君を嫌った。
でも話しかけてくれる君の光は周りと違くて、優しい暖かなものだった。
いつしか僕は『君は僕のものなのに』と思うようになった。
なんで僕以外と話すの?
君は太陽。僕は月。
君がいないと輝けない。暗いただの石みたいな存在。
わかってる、おかしい事だって。
世界は広い。君を僕で縛っちゃいけないって。
君の光を求めてる人がたくさんいるって。
ほら、あそこにも。藤澤涼架。
彼は花みたいな人。日光がなければ元気に育つことができない。
「若井ー!」
あ…僕はどうすることもできない。
嫌な気持ちが募るだけ。
『いっそいなくなっちゃえばいいのに』
そんな最低で醜い事を考える日々が増える。
でも何もしないし、できない僕はなんて弱虫なんだろう。
僕は彼が嫌い。こんな最低な僕にも悲しいくらいに優しいんだもん。
体調不良で休んだ次の日には教室に入った瞬間に
「あ、元貴!体調治ったんだ!良かったー!」
なんて。
明るく話しかけてくれる。そこがどこかあの人に似てて、それが苦しい。
僕には眩しすぎる。
なのになんで、君…若井滉斗の優しさも眩しいのに平気なんだろう。
短いうえにほぼ詩みたいですみません…
コメント
8件
なんで謝る〜ん?最高すぎなんだけと!
うおわぁぁぁめちゃくちゃに好きです…!!本当に、詩のように美しい文章が綴られていて……綺麗…… 若井さんの優しさがあたたかくてどうしようもないくらいにまぶしくて…… 若井さんに似て眩しさを放つ涼ちゃんにも苦しくなっちゃうくらい若井さんに恋焦がれている大森さん大好きです…!!これからどうなっていくのか楽しみすぎる~~~!!!