テラーノベル
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その日、公認ダイバーの集いが再び招集された。
恐らく、例の件だろう。
みんながそう思っているはずだ。
秘密基地COCOのミーティングルームに集まると、いつもの顔馴染みのメンバーが居た。
「ツッキー!
遅かったじゃん?」
ルナティさんが俺の隣に椅子を持ってきて言う。
「いや、ゴミ出しとかしてたら…」
そこで、仙道さんが手を2回鳴らした。
注目の合図だ。
「みんな、よく集まってくれた。
今日は俺から、大事な話が三つある。」
仙道さんは全員を見渡しながらそう言った。
「レイドの件だよね?」
ルナティさんが言う。
「あぁ、まさにそうだ…
それぞれに、大和ダンジョン委員会から変異体レイドの討伐依頼が書面で来たはずだ。
まだ、俺たちは大和ダンジョン委員会に籍を置いている以上、引き受けるしか無いだろう。」
「まぁ、変異体と言っても、どうせ覚醒体に決まってるけどね。」
白波さんが付け加えた。
「でも、レイドはダンジョン・マイナの元ボスですよね?
つまり、冥府だ。
また、犠牲者が出るんじゃ無いでしょうか?」
俺は言った。
「そうかもしれない。
だが、みんなに一つ言える事はこれが最後の討伐だということだ。
レイド討伐が終われば…
俺たちは大和ダンジョン委員会を離反する。
後になったが、これが二つ目の話だ。」
ざわめくみんな。
「さんせーい!
大和ダンジョン委員会に飼い殺されるのは、俺はゴメンだね!
レイド討伐が終わったらさっさと離反しようぜ!」
桜波が言う。
「レイド討伐前に離反したら?」
佐田さんが言う。
「金銭的な問題で、それは出来ない。
レイド討伐の報酬金でちょうど2億のメンバーが居るからだ。」
仙道さんは答えた。
「仕方ないなぁ…」
ルナティさん。
「みんな、これが大和ダンジョン委員会での最後の討伐だ。
討伐日は3日後、最大限の準備をして臨んでくれ。」
「それで、三つ目の話とは?」
ゾードが尋ねた。
「あぁ、それか…
どうやら、大和ダンジョン委員会は華魔鬼凛と繋がっているらしい。
大和ダンジョン委員会に忍ばせてるスパイ役職員から、華魔鬼凛のリーダー・佐久間の姿を見たと報告があった。」
「まじか…」
Sanaの三浦君が呟くように言った。
「まぁ、想定の範囲内だよね。」
ルナティさんが落ち着いた様子で言う。
「どの程度のつながりなのか?
奴らは一枚岩なのか?
そこまでは分からないがな。
まぁ、厄介な話さ。
とにかく、俺たちはレイド討伐が終わったら大和ダンジョン委員会から離脱する!
覚悟しておいてくれ。」
そして、公認ダイバーの集い2は終わったのだった。
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