テラーノベル
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数年後、当時高校3年生だった僕は短期大学に入学して無事に最短で教員免許をとることが出来た。
失恋の辛さを紛らわすために勉強していたら頭が良くなりすぎたというオチ…笑
もちろん、若井先生への憧れもあり教師を目指した。
「今日からお世話になります。大森元貴です。よろしくお願いします!」
職員室全体に拍手の音が響いた。
「新任の先生の教育担当は、若井先生! よろしくお願いします!
大森先生、分からないことは若井先生に聞いてくださいね」
「はい、わかりました」
頭に衝撃が走る。若井ってあの若井先生??視線の先には”あの”若井先生がいた。
奇跡ってほんとにあったんだ。
「じゃあこれから学校の案内するね」
「お願いします」
聞きたいことは山ほどある
「若井先生、あの時のことほんとにごめんなさい…」
「いいんだよ、大森は悪くない。むしろ俺が大人として間違ったことをしてしまったし」
「間違ったなんて言わないでください…!
あれが無かったら僕たちこうやってまた出会えてないんです。先生には迷惑かけちゃったけど、
あのおかけで僕、教師になったんです」
「そうだよね、また出会えて俺もほんとに嬉しいよ」
コメント
1件
最初っからここまで見させていただきました! 最高すぎます!!!続き楽しみに待ってます!