今日は“口紅症候群”というものを書いていきたいと思います!
分からない方は是非見てってやってください(((
【注意】青黄付き合ってます。浮気入ります。ハッピーエンドなのでご安心を!!
それでも良い方のみお進み下さい!
『口紅症候群』
黄side
「ちょっと出かけてくる」
君がそう言ってから何日経ったのだろうか。
未だに君が帰ってくる気配はない。
前から薄々気づいてはいたものの
何も聞けないまま日々がすぎていくばかり。
特定の女の子とホテルに入って行くのも
手を繋いで歩いているのも
相手が惹くような言葉を放っているのも
全部知ってるんだよ、?
< ピコンッ…
僕に届いた一通のメール
「ごめん、今から帰る」
彼からのものだった。
帰ったらきっぱり言おう
“別れよう”って。
きっと青ちゃんには合わなかったんだよね
君の理想になれてなかったんだよね
そう考える度に涙があふれる。
目を擦って涙を拭う。
「っあ、目…赤くなってないかな、」
「泣いてたのばれちゃうぅ…」
と言いながら洗面台に向かう
案の定ばっちりと赤くなっている。
そして僕はある異変に気づいた。
「なに…これ…」
僕の唇が紫色に染っていた。
「えっ…リップでも付けたっけ、?」
そんな馬鹿な、
じゃあなんで…、?
こういう時はネットに頼る。
「えっと、カタカタ…」
唇が紫に染る なぜ |
ポチッ…
「…口紅…症候群…ッ?」
僕の耳には聞き覚えのないものだった。
なぜなら奇病、凄く珍しい病だからだ。
「口紅症候群とは…」
「…感情によって…唇の色が変わる…?」
見た目が口紅をしてるように見える為、”口紅症候群”という名称が付けられたという。
「症状が悪化すると…」
「死、ッ…!?」
え、僕死んじゃうの?
まだ何もかも中途半端なのに…?
嫌だよ…まだ生きたいッ…
「…紫にはどんな意味が…?」
青…悲しい
紫…不安
黒…怒り
桃色…__
「…ふ、ぁん…?」
そっか、僕不安なんだ。
別れを告げるのも、彼と別れるのも。
本当は嫌なんだ。
信じたくないんだ。
「…でも、ッ」
ガチャッ
「ッ…!?」
「お、おかえりッ…」
青「…ん、」
「…ぁ、の」
「話したいことが…ッ」
青「…何」
「そ、のッ…僕達、」
「”別れませんかッ…?”」
青「…は?」
「ひッ…ビクッ」
僕は今までに無いほど恐怖心で震えていた。
こんなに怒った青ちゃんは初めて。
青「ごめッ…でもなんで、」
「…僕、見ちゃったんだ…」
「女の人とホテルに行くのも…」
青「えッ…あぉ…?」
「手繋いでるのも…」
青「ゃ…ちッ…」
「…どうせ所詮お遊びだったんでしょ…ッ!」
青「ちがッ…!」
「ならなんでッ…グズッ」
青「ッ…それは、」
「僕、青ちゃんに嫌われるようなことしちゃった…?」
青「待ってッ、!1回話を聞いてッ」
「…黄くん、まず先にごめん。」
「手を繋いでたのも、ホテルに入ったのも事実…」
「ッ…ポロポロ」
きっと今、唇は青く染っている。
青ちゃんもさっき呟いていた。
青色の意味は、悲しみ。
正直ショックだった。
こんなに大好きな人に裏切られたんだ、無理もない。
青「っ…でも僕、毎回黄くんを思い出しちゃって」
「浮気…しちゃったけど、まだ黄くんが好きなんだッ…」
「最低なのは分かってる、ッでも…」
「…僕も、青ちゃんのこと好きだよ…ッ」
青「…えッ…、?」
だからこそ傷ついたんだ。
あんなに楽しかった日々も、ある日を境に何も無かったかのように冷たくなって。
「僕、もう青ちゃんのこと信じられるか分からないよッ…ポロポロ」
青「ッ…ごめんッ…」
「…でも、青ちゃんと離れたくないッ、ポロポロ」
青「…黄くッ…ポロッ」
次第に君も泣き出した。
おかしな話だろう。
浮気されてもまだ好きだなんて。
離れたくないなんて。
青「黄くんに信じて貰えるまで頑張る、からさ…」
「もう一度、僕と付き合ってくれませんかッ…?」
「…次裏切ったらシバき倒しますから、ポロポロ」
青「もう絶対離さないッ」
この時、僕の唇は桃色に染っていた。
桃色の意味は…
「…幸せ。」
〜
青「…そういえば、唇大丈夫?」
「うんっ、たぶん…」
ジワッ…
「えっ…、?」
青「元に戻って…る、」
「ほんと…?!」
「良かった、このまま死んじゃうのかと思いました…グズッ」
青「え”ッ」
🕊 𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸 💗
わけわかめんたまぐるぐるどっかーん!!(は?)
pixiv ❥ 🍫かろん🍌@
コメント
4件
ブクマ失礼します