テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
※前回のキャラ設定を読み込んでから見てください
「マイクテスト、マイクテスト」
「すごい大変そうだねーつっちーパイセン」
今、最終確認に追われているつっちーは誰よりも緊張していた。
証拠に手は震え、そこに汗が滲んでいる。
「初配信なのだからしっかりしないと…あとハナマル、パイセン呼びはやめろ」
「呼びやすいから〜」
そう言ってハナマルはニッとイタズラっぽく笑った。
その笑顔でつっちーはやっと一息つけた。
「まぁ、そこまで気負わなくてもいいんじゃないんすか?なあ、ハナマル」
ひすいが気だるそうに言う。だが、そこには緊張をほぐす優しさがあった。
「そーなんだけどねー、涼宮なんとかして?」
「俺はムリ、おっさんなんとかして」
「おっさんちゃうわ!旭やわ!一歳差やろボケェ!」
旭のそのツッコミはすでに部屋中に響き渡っていた。
「はぁ…旭のせいで音量調整がいるんですよ…」
「えぇ…ごめんて、気をつけるわ」
「頼みますよ…」
「ちわーす、りいふ様や!…あれ?遅れた?」
「遅れてるわバカモン!」
つっちーパイセンは胃を痛めた。理由は明白、集合時刻の10分後にりいふが現れたからだ。
「そろそろ始まるよー!りーふくん!席着いて!」
「赤いヤツ、わかったからうるさいうるさいー」
ハナマルとりいふの軽い小競り合いがある。
今、画面の前には5つの影がある。
そしてその向かい側には初配信を見守る物好きな視聴者たちが、今か今かと新人たちの登場を待っていた。
「3・2・1…」
「「「「「どうもみなさん初めまして!僕たち、『Flower・grow』です!」」」」」
その声は、ぴったりと揃う。
なんて仲の良いグループなんだろう。
誰もがそう思うほどだ。
だからこそ何かある、と思わせないようにやけに明るいBGMが流れ始める。
ここにはただ新人の5つの花が笑っているだけに違いない。
…そう思わなければ枯れてしまう。
コメント
1件
わああ〜第2話も最高だったっ!!🌸✨ つっちーパイセンの緊張とハナマルの軽やかさ、ひすいのクールな優しさ、旭のボケにりいふの自由さ…全員の個性がもう立ってて、画面越しに「仲良しグループ」の空気がビシビシ伝わってきたよ!😭💕 「3・2・1…」のカウントダウンからの揃った挨拶、めっちゃエモくない!?これから花がどんなふうに育っていくのか、本当に楽しみすぎるよ〜!! 続き、待ってます!!📖✨
97
@湯/ゆっくりゆま
25,986
#オリジナル
ゆいらーめん
298