kn.ut
わんくっしょん
学パロ
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kn視点
「ねぇ 、 同性愛者って .. きもいかな …」
辛そうな目で 、 こちらに 質問をなげかける
明るいうつではなく 、 暗いうつ 。
『そんなことないよ どうしたん 、 ?』
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「ぼく 、 しっまのこと 好きになっちゃったみたい … 、 笑」
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『おれ … 、 ?』
「付き合えないのは分かってる 、 でも … 、 でも … っ 」
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ut視点
泣きそうになった 、 その瞬間
なにかの香りがふわっと 僕を包み込んでくれた 。
「し 、 っま … ?」
『付き合えへんって 、 誰に言われたん ?』
「だって 、 同性だし .. しっま モテるし .. 」
わしゃわしゃっと 、 ぼくの 頭を 撫で回し 僕にこう言う 。
『俺だって うつ が思ってるよりも前から ずっと好き 。』
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「 ….. 、 !」
『やから 〜 、 その 、 付き合おや … 、』
「… 、 おん ! しっま 大好き .. ! 」
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『んふ … おれもやで 。』
春の暖かい 風に 無理やり 動かされた カーテンが 僕たちを 包み込み 、 時間のすぎる音と 、 乾いたリップ音が 教室に 響き渡った 。