「mfくーん!」
「お願いっ!」
そう言ってニコニコしながらやってきたdnさんの手には、くしが握られている。
「はーい、」
「んじゃ、dnはここ座ってね」
「おっけー」
そのくしを使い、俺はdnの綺麗な白い髪をとかしていく。朝ごはんを食べ終わった後に毎回やるこれは、2人のルーティンの一種だ。
dnさんの髪は、とても綺麗で、念入りに手入れがされていることが伝わる。なんかいい匂いもするし。
「〜♪」
彼はこの時間がお気に入りらしい。その証拠に、目の前の鏡には、耳を動かしながら優しく微笑んでいる姿が見える。
…こういうとこも、かわいいんだよな。
「dnさんの今日の予定は、?」
「えっとね、」
「ttと2人で遊びに行く!!」
2人…、?
「え、いいなぁ、」
「俺も誘ってほしかったな〜…、」
「あっ…、」
「ごめんねっ、?」
「でも今日はちょっと…」
申し訳なさそうに謝る君。浮気とかの心配はしてないんだけど(ttだし)、やっぱりこんなにかわいいから…
「ナンパとか心配だなぁ…、」
「うぇっ!?」
「ナンパ…、!?」
「あやべ、」
「口に出ちゃってた、?」
「出ちゃってた…。」
「でも大丈夫大丈夫!」
「てか、ナンパってかわいい女の子とかにするもんじゃないの…、?」
「それに俺、強いし!!」
強い…ねぇ。
確かに彼は一応成人男性だし、一応マッスル寮でもある。でも。
「dnさん、めっちゃ細いじゃん」
「それにかわいいし。」
「…へっ、?/」
「俺…」
「そんなにヒョロヒョロじゃなぁぁい!、/」
頭の上に沢山のはてなマークが浮かんでいるのが見える。少し照れながら、それでも“細い”に対抗しようとしているその姿は、とってもかわいい。
「うん。」
「やっぱりかわいいよ。」
「細いし。」
そしたら顔を林檎みたいに、真っ赤に染め上げた。
「ねぇっ…、/」
「一旦かわいい禁止!!!/」
「ぉ、俺支度してくるから!!」
「ありがとっ、!/」
そう言ってここを出ようとするもんだから、思わず引き止めてしまった。
「ねぇ、待ってよ。」
「ひっ、/」
「ねぇ、待ってよ。」
「ひっ、/」
「かわい、」
な、なんかmf君、全然離してくれない。それにさっきからずっと、か、かわいいって…、//
「…」
「…、?/」
あれ、?急に黙り込んじゃった。
「、mfくn」
「い’ッ/」
「ちょっ、やめ/」
「、おーし。完璧」
「…何したのぉっ、/」
「キスマ付けといた。」
「き、キスマッ、…?/」
「ほら」
目の前の鏡から首元を見せられると、そこには赤い跡ができていた。
「…、ねぇ’/」
「mf君、!?/」
「いいの、?」
「そろそろ準備しないと、ttとのやつに遅れちゃうよ?」
「っあ、/」
「ぅん、…/」
とは言ったものの、顔が真っ赤すぎて、まともに目、合わせらなんないよ…/
その後のttとの遊びは、なんとか楽しめた…が、
すれ違った人に首元見られて…、/
…んぁ、やめやめこの話は、!//
家帰った後については、想像にお任せします…。
コメント
3件
わあああほんとてえてえですт т💓 勉強の癒しとさせてもらいました...🥹 ナニしたんでしょう...😏😏💭
初めて2人、両方の視点のものを書いたのですが…。 、次からは1人の視点に絞ります。ちょっと変になりすぎました。