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※これはメインストで絶交した後、それぞれ別の道に進んで大人になったら…というパロにパロを重ねた作品です
オレは東雲彰人、ビビットストリートで歌っている。今は司センパイにクラシックコンサートチケットをもらったから会場に向かっているところだ。(ちなみに司センパイは神代センパイと用事、杏とこはねはイベント、絵名とかは絶対寝るのでオレが行くことになった)それにしてもクラシック…か…。
「あいつ…元気にしてるかな。」
ふと思い出したのは高1の時に絶交した相棒の顔。あいつは確かクラシックから逃げてきたんだよな…。あいつは今何してんだろ。ってか『あいつ』の名前ってなんだっけ、えーっと…あぁそうだ。
青柳冬弥
だ。
ホールについて受付をし、席に付く。一番通路に近いから中央側の席に座るやつがオレの前を通るのがめんどくさい。しかも前を通る奴らほぼ全員スーツ又はドレス。すごく浮いている気がするのは気のせい、ではないと思う。そんな気まずい雰囲気と暇を潰すために受付でもらったパンフレットを開く。このコンサートは色んな音楽家がピアノだのバイオリンだのをやるらしい。最後にはオーケストラもあるらしい。ちなみに今は音楽家の名前を辿っているところ。なんつー暇の潰し方、とオレは一人で苦笑する。パンフレットの最後らへんのピアニストを見たとき、オレは一瞬硬直した。しかし、開始のブザーですぐに現実に戻り、パンフレットをしまう。さっきピアニストの欄に
青柳冬弥
と書かれていた気がした。