この日記が、机の上に置かれていた。
アカハとルーボヌが置いたことを考えたが…アイツラが、俺に…机に、こんなのを置く必要なんて無い。
ナナシ…とは、ふざけ合うような仲でも無い。
…つい最近、クロナに殺されかけた時、「お前が俺のポストに日記を入れたのか?」とか言われて…内心「は?」と思ったが、多分、この状況にあいつも、なってたんだろうな。
なんで俺のトコに来るんだよ
試しにアカハへ押し付けようとしてみた所、日記を渡した途端にアカハが気絶してしまった。
ルーボヌも同様。
ならクロナに投げてみたら【日記に触れる=気絶】となって、クロナに楽に勝てるのでは?…と思ったが…
なぜか気絶せず、クロナに反撃された。
ロードしても、この日記は消えなかった。
恐らく、日記は…「書くべきヒト」以外が書こうとすれば、その存在以外は気絶し、どうしても書くべきヒトが書くしか無くなるのではないのだろうか。
その書くべきヒトがどの様に選出されているのかが気になるものだが…
この日記に書いた奴、クロナくらいしか知ってる顔が居ねぇから、規則なんて上手く吐き出せん。まだ様子を見るべきか
…とりあえず、クロナのページを破ろうとしてみた。破れず、なんなら紙で手を切る。苛つく。
仕方ないから、癒やしの為、目玉の瓶を増やそうと夜の街へ行った。
…ここまでが、今日あったことだ。
もう書かなくても良いだろ…
…
そういえば、こんな文章も、俺と同じように誰かが見るのか?
…コレに書き伝えたい者なんて…少なくとも、今の俺には居ない。昔の自分はどうしたかね。
まぁ…コレを伝えたい者宛に書く…そんな使い方も、できるかもしれねぇな?
俺も覗き見てェし、一考の価値はあり、だ。
もしかしたら、もう再開が叶わない奴にも伝えれる…?………なんて。そんな夢を見る必要は無いが
検討なりなんなりしといてくれ
じゃ、もう眠いし薬が切レたので、おやすみ。あぁ、それと(文字が乱れ判読不能)