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みなさんはじめまして!!
pixivからやってきました!ねこぴぃと申します!
pixivであったことある方は運命かも…?
今回のお話はジェルくんが体調を崩しちゃうお話です!
注意事項
この作品はnmmnとなっております。無断転載、スクショ、拡散、本人様に迷惑がかかる行為等は行わないでください。
ななもり。さん登場します。
エセ関西弁注意。
嘔吐、過呼吸表現あり。
日本語がおかしいところあるかもです。
昔に書いた小説なのでちょっとへたっぴかもしれませんがご了承を💦
なーくんside
「もうちょっとあざとく!」
「え~?こう?リヌヌワン(*´ω`)!」
ただ今、すとぷり全員集合生放送中…
ショタボ(?)対決が行われている。
今、さとみくんが莉犬くんに指摘したところだ。
「ちょっと違うんだよなぁ~…」
「ええ~?」
さとみくんの思った通りに莉犬くんはいってない様子。
そういえば、今日ジェルくん全然喋ってないな…喉の調子悪いのかな?ちょっと聞いてみよう。
「ジェルくんさ、今日全然喋んないけど大丈夫なの?」
「あ…うん…今日喉の調子がいつもより悪くて…言ってなくてごめんな。今日は控えめにいくわ…」
「そうなんだ。無理しないでね」
ジェルくんside
違う違う違うんだ。
喉の調子が悪いんじゃない。
昨日の夜からちょっと咳が出始めて、今日も続いている。しかも昨日より酷くなっているような気もするし…熱もあるみたいだ…
「ゲホッ…!ゲホッ…!」
「ジェルくん大丈夫?むせた?」
ころんが心配してくれた。
急に咳が出てミュートにできなかったから、向こうに聞こえてしまった。
いらない心配をかけてしまった。
「ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!」
「えっちょっジェルくん本当に大丈夫?」
なーくんが真剣な声で聞いてきた。
「うん。大丈……ゔっ…!」
急に強い吐き気がした。
「!?どしたの!?」
「ゔ…ゔぇっ…!」
「ジェルくん!?」
「やばいっなーくん…吐きそ…ゔぇっ…!」
「ちょっジェルくん!急いでトイレ行っておいで!」
「うん…ゔぐっ…」
なーくんside
「ちょっと待って…これガチのやつ?」
ころんくんは状況がつかめていない様子。そりゃあびっくりするよね…
「なんであいつ今まで黙っとったんだろ?素直に言ってくれりゃあいいのに」
さとみくんの言う通りだ。体調が悪いなら素直に言ってほしい。
「ジェルくん…大丈夫かな…?」
莉犬くんが不安そうに言う。
「きっと…多分…大丈夫ですよ」
るぅとくんが答える。
とりあえず生放送はジェルくんが戻ってくるまで5人でするしかない。リスナーさんに教えてあげないと…きっとびっくりしてるだろうし…
「えっと…ジェルくんトイレ行ってるから戻ってくるまで5人でしていこうと思います!!みんな、心配かけちゃってごめんね。ジェルくんならきっと大丈夫だから」
ジェルくんside
「ゲホッ!ゲホッ!ゴホッ!ゔ…ゔぇぇ……っはぁ…っはぁ…」
吐いてもまだしんどい…
俺はふらつきながらもパソコンの方へ向かった。
正直言ってとてもつらい。しんどい。
でも早く放送に戻らないとみんなが心配する。
「ゴホッ!ゴホッ!はぁっはぁっ」
!?
過呼吸!?
「はぁっはぁっはぁっはふぅっふぅっ」
いやだっ…!死にたくない…!
このままじゃっ…死んじゃうかもっ…
「はぁっはぁっはぁっはぁっ」
自然と涙も出てくる…
「うぅ…はぁっふぅっはふぅっ」
「なーくん…たす…けて…」
そう俺が弱々しく言った瞬間
俺の視界は大きく揺れた。
ドンッ!!
なーくんside
「ん?今ジェルくんの方から、なんかすごい物音聞こえなかった?」
莉犬くんが言うと、るぅとくんが
「たしかに…ドンッみたいな…大きい物が倒れたような…」
と、不思議そうに言った。
「ジェルー?大丈夫かー?」
さとみくんが言うが応答なしだ。
「まさか…」
ころんくんが何かを悟ったように言う。
「ジェルくん…倒れたとかじゃないよね…?」
え…
俺は背筋がさぁ…っと冷たくなるのを感じた。そして急いで荷物の準備を始めた。
「え?なーくん何してるの?」
莉犬くんが、俺が急に準備を始めたことに驚いているようだ。
「今からジェルくんのとこ行く。だから4人で配信してて」
「あっはい…」
るぅとくんが焦って返事をする。
ジェルくん!!どうか無事でいてくれ!!
そう願いながら俺は走って家を出た。
数分後…
ピンポーン
「…」
出ない…
まさか本当に…
ゴンゴンッ
「ジェルくん!!大丈夫!?ジェルくん!!」
「…」
ドアを強くノックして、大声でジェルくんを呼んでも返事がない…
「どうしよう…鍵あいてないしなぁ…」
そう言いながら一応ドアの取っ手をとって、開けてみようとする。
ガチャ…
「え…?」
そこには、開いているドアがあった。
びっくりして、しばらくポカンとしてしまったが、我に返ると急いで靴を脱ぎ、リビングの方へ行った。
リビングを見渡すと、額に大量の汗をかいて、苦しそうに息をして倒れているジェルくんを見つけた。
「あっ!ジェルくん!!しっかり!!」
俺は急いでジェルくんのとこへ行った。
熱い…
ジェルくんの頬を触ってみると熱かった。高熱があるみたいだ…そして過呼吸なのに気がついた。
これは…救急車呼んだ方がいいかも…
俺は急いで救急車を呼んだ。
「はぁっはぁっはふっはぁっはぁっ」
苦しそうに息をしているジェルくんを、俺は撫でながら汗をタオルで拭いてあげた。
もっと早くジェルくんの体調不良に気づいておけば、無理矢理生放送をさせることもなかったのに…
俺もまだまだだなぁ…
…ィーポーピーポー
救急車の音が近づいてきてきた。そして、ジェルくん家の前に止まった。
ジェルくんは救急車の中へ運ばれ、俺もその中に乗った。
数分後…
ピーポーピーポー
!!
ジェルくんが目を覚ました!!
ジェルくんside
ん…?なんやここは…?
見渡すと救急車だと分かった。
なーくんが乗っているのも気づいた。
あと、息がしやすくなってる。
あ…これか…酸素マスクをしているからか…
「ジェルくんよかった…目が覚めて…」
「なーくんが救急車呼んでくれたんやろ…?ありがとな…」
俺は弱々しい声で言った後、涙目のなーくんに少し微笑んだ。
「よかった…本当に…うぅ…」
なーくんの頬に一滴の涙が伝った。
「なーくん大丈夫。泣かんといて?」
そう言ってもなーくんは、涙があふれてきて拭いながら泣いている。
「だって…このまま…目が…覚めなかったら…どうしようかと思ってたから…うぅ…ひっく…」
なーくんside
目が覚めて…本当によかった…
だってすとぷりは
6人ですとぷり
なんだから1人かけたらもうすとぷりじゃないと言っても過言ではない。
そう思っている間に救急車は病院に着いた。
そしてジェルくんは病院のベッドに寝かされて、いくつかの管をつけられた。
「ジェルくん、体調不良だったんなら無理せず言ってくれたらよかったのに…」
「だってちょっとした軽い風邪だと思ってたし、みんなに心配かけたくなかったから…」
ジェルくんは天井を見ながら小さい声で答えた。
「ジェルくん」
「?」
ジェルくんが不思議そうな顔をしてこっちを向いた。
「俺たちに心配かけてもいいんだよ。自分の身のためにも。もっと俺たちを頼ってよ。」
そう言うとジェルくんが涙目で
「ありがとう」
と、微笑んだ。
数時間後…
俺とジェルくんはジェルくんの薬をもらった後、タクシーでジェルくん家に戻った。
そして、ジェルくんに別れを告げると、俺は自分の家に帰った。
家で、ふとスマホを開くとLINEが50件も届いていた。
莉犬くんたちが俺とジェルくんのことを心配してくれていたみたいだ。
ジェルくんのことで夢中になってたせいで、スマホを見てなかったから、みんなにいらない心配をかけてしまった。
俺は、みんなにジェルくん家に行ってからの出来事を伝えていった。
莉「本当によかった…ジェルくんが無事で(´;ω;`)」
る「僕も安心しました」
こ「一時期はなーくんとの連絡も取れなくなったからどうしようかと思ったよ」
さ「なーくんジェルくんお疲れ様」
ジェルくんside
「よし、寝るか」
まだ俺はちょっと微熱があるみたいだから、パジャマに着替えてそのまま寝ようと思う。
今日、メンバーのみんなとリスナーさんに心配かけた分、そのお返しとして元気になった時、生放送全力でやるぞ!!
そう俺は心に誓って布団の中にもぐりこんだ。
おまけ
ジェルくんside
翌日の朝…
プルルルル…(スマホがなっている音)
「ん…?誰から…?」
俺は布団からもぞもぞと手を伸ばし、スマホをとった。
なーくんからだ。
「ふぁい」
「ごめんねジェルくんこんな朝から」
「で、なに~?」
「どうしても気になることがあって…」
「ん?」
「玄関の鍵って家にいるときもちゃんと閉めてる?」
「えっ」
俺は何か重要なことかと思って心の準備をしていたのに…
玄関の鍵って…ww
ずっこけそうになったわww
てかそんなこと別にそこまで気になることじゃないと思うんだけどww
「うんww閉めてるよww」
「えっなんで笑ってんの!?」
なーくん天然かよwww
「でも、何で昨日開いてたの?」
「えっあっそれは、俺がもしものことを考えて開けたから。体調が悪い時はそうしてる」
「さっすがジェルくん!」
「へへへっ」
「でもさ、何でこんなこと聞いてきたん?」
「だっていつも開けてたら泥棒入ってきてもおかしくないから。でもよかった、ちゃんと閉めてて」
「わざわざ気遣いありがとなww」
「えっだから何で笑ってんの!?」
「アハハwwww」
「えーっ?」
おもろいなーwwなーくんwww
「あっごめんジェルくんこれから作業しなくちゃいけないから」
「あっそーなん。じゃ、また」
「うん。またね」
ピッ
…
ん?
何でなーくん鍵のことだけ聞いてきたん?
普通体調のことも聞くやろ?
なーくん案外天然なのかもなww
でも…
こんなに優しくて、ちょっと天然ななーくんは
俺にとって
最高の相方だ。
END