⚠BL
カントリーヒューマンズ
日本受け愛され?
日本から始まるのではなく、別の人から始まるよ
大注意
暴力的表現あり
日本君が可愛そう
いじめ表現あり
嘔吐表現あり
それでも言い方⇩どうぞ(•ө•)♡
これは、俺が体験したある真冬の日の出来事だ。
新入社員というのに、毎日毎日残業だらけで追い込まれていた。
その日も残業で、結構な夜に帰る羽目になってしまった。
冬の夜というのは想像以上に寒く、巻いていたマフラーも無意味と行っても過言ではなかった。
フィンランド)寒…
ポロッと口から溢れ出した言葉は、想像どうりの言葉だ。
空から降ってくる白い冷たい雪は、ポツポツと自分の頬に当たる。柔らかいはずの雪は、なんだか痛くも感じた。
そんな道を歩いていると、街灯に照らされた子供の人影が見えた。人影には、傘のようなものも見えている。
そこを通らないと帰れないため、何事もなくトコトコと歩いていく。
だんだん近づくにつれて、なんだか話し声のようなものがつられて聞こえてきた。
とうとう真横に通りかかるところで、あることに気づく。
子供なのではなく、ただしゃがんでいるだけということと、そこには猫がいるということだ。
なんだかその光景が不思議になり、歩くのを止め、チラッと覗くような体制になった。
この体制になれば、相手の顔もよく見える。
このしゃがんでいる奴は、会社にいる奴だった。だが、話したことなどそれほど無いため、名前など覚えていなかった。
〇〇)こんなとこにいて寒くないんですか?
猫)にゃー
〇〇)風邪ひきますよ?
猫)にゃーん、にゃおっ
確か、こんなのの繰り返しだった。
分かるはずのない猫に一生懸命話しかけている。
そいつがなんだか可愛らしく思えて来ていた。
先輩)あれ、日本くんじゃーんw
いきなり現れたそいつは、俺よりもずっと上の先輩だった人だった。
そいつが呼んでいるのは、明らかに猫に話しかけているあいつだ。
日本)ッ…お久しぶりです
日本は苦笑いをし、不安そうな顔色をしていた
誰がどう見ようと、日本は元先輩が苦手なことがわかるだろう。
先輩)うわ、何この猫…キッモ!
そいつは、日本の後ろに隠れている猫を強引に掴み上げ、自分の顔に寄せる。
ケラケラと笑い終わったと思ったら、猫を掴んでいる方の手を投げるように高く振り上げた。
日本)あっ!やめてッ!
日本は元先輩の手から猫を奪う。
優しく猫を抱きしめ、こう言った。
日本)お金ならいくらでも貸すし、私に何をしてもいいのでッこの子を傷つけないで!
元先輩はそれを聞くと、ニヤリと笑った。
座り込んでいる日本の前に立つ。日本は何かを察したように、ぎゅっと目をつぶった。
そろそろ止めに入ろうとしたとき、元先輩が、勢いよく日本の腹をめがけて足で蹴ったのだ。
日本)ぅ”ッガハ、グフ”、…ハァ”ハァッ
苦しそうな声を上げ、蹴りの勢いで口から日本は嘔吐してしまう。
涙腺が崩壊したのか、ポロポロと地面に涙を落とした。
先輩)ウッわw汚〜w自分で片付けろよ?んじゃなぁ〜(笑)
日本の惨めな姿を見て満足したのか、その後は何もしなかった。
知らないやつでもここまで来ると可愛そうになるため、助けるべく日本の前に立つ。
フィン)おい、大丈夫かよ
日本)ゥワッ!えっと…あなたは確か、グスッ新入社員さんですよね…!こんにちは(ニコッ
日本は、俺に笑顔を向けた。だが、その笑顔はあまりにも引きつったものだった。
だが、 俺にはその引きつった笑顔も、明るい、眩しすぎるものだ。
日本)すみません、お見苦しいものをお見せしてしまって…
フィン)…、なんでお前が謝るんだよ
日本)えッ…
つい口走ってしまった言葉は、日本を相当悩ませるものだったらしく、目線をそらし、何分かの間が空いた。
少したつと、顔は地面を向いたまま、目線だけで自分を見て、日本はこう言う。
日本)あなたには、見たくないものだったでしょう?
その瞬間、俺の胸はなにかに撃ち抜かれた。
まだ涙目になっている目に、シュンとした表情。
おまけに上目遣いと来た。
俺の閉ざされていた性癖がキィっと扉を空き始める。
これは俗に言う
と言うやつだろう。
もっと泣かせたい!もっと痛めつけたい!
思ってはいけないことが頭に浮かぶ。
日本)あ、あの…大丈夫ですか?…
日本はこんな妄想をされているとは知らず、自分の心配をしてきた。
ふと自分の頬を触ると、太陽のように熱くなっている。
俺には、それほど刺激的なものだったのだろう。
日本)こんな大雪だし…熱があるのでは!?早く帰ったほうが…!
フィン)いやっ!そんなんじゃないから大丈夫ッス…//
思わず敬語?が出てしまう。そのときは、よっぽど戸惑っていたのだろう。
自分だってまだ苦しいはずが、俺を心配してくれる。その姿にも恋心を覚える。
だが彼は、次の日にはいなくなっていた。
会社をやめたのだった。
まぁ、そうなることなんて分かっていた。 あんなことされたら誰だってやめたいに決まってる
でも、ギュッと心がいたんだ。
もっと早く助けていたなら、もっと、自分が強かったら
その日は仕事に手がつかなかった。
そして数日後に自分もその会社をやめた。今のままここで働いても、何も手につかないと思ったし、俺には向いてないと思ったからだ。
これを気に、日本のことも忘れようと思った。あの時のことも、出会ったことも全部。
でも、できなかった。
そんなロマンチックなことじゃない
独占をしたかった。
あんなかわいい顔を他のやつに見せたくない、他のやつにも優しくしてほしくなかったし、泣き顔だって見せたくなかった。
だって俺が最初に見つけた顔で、俺が最初に見つけたやつだと思ってたから。
あの出来事からちょうど一年が経つ、未だに日本のことなど忘れていない。
日本と俺が初めて出会った一年記念日だからといって、ここまでさかのぼってしまった自分を少々恐ろしく思う。
今は何もないスーパーマーケットで買い出しをしているところだ。
今日は、暇だからという理由で来ただけで、何も買うものなど決まっていない。
暇というものの、日本とあってから、何も楽しくなくなってしまった。あの時以上の衝撃を受味わえないから。
ガヤガヤガヤガヤ
人の声のはずが、ここまで集まると雑音のようなものに聞こえてしまう。
俺はこの音がだいっきらいだ。
うるさいし、意味わからん生物の鳴き声を聞いているような気分になって、気持ち悪い…
この雑音から逃れるため、そっと耳を塞ごうとした。
その時だった
「これ美味しそうですね…」
どこか、聞き覚えのある声がした。
優しそうで、声は少し低くて、でもおっとりしてて、そんなふわふわした声。
彼も、そんな声だった。
そうだ、日本だ。
そう気づいた瞬間、後ろにいきよいよく向いた。
自分の目の先には、日本が写っている。
信じられない
あの頃と変わらない、雪のように白い肌。美しく、愛らしい。
ぱっと手を伸ばした先には、日本だけではないことに気づく
終わり
すんません変なところで切って…
これ以上待たせるのもあれかと思ったし、疲れちゃったんですぅ😭
久しぶりなのにここまで書いた私を褒めたい…自分が悪いんだけどもねぇ
なんか今回めちゃくちゃトラブルありました。
なんか日本君が優しくなっちゃったし
途中書いてたやつ消しちゃったりして大変でしたが、なんだかんだで3000字いきましたね!
それではまた近々会いましょう!
コメント
1件
最高でした!!🥹💕 フィンランドがちょっとドSなのとかヤンデレ気味があるのがもう…っ!✨ ありがとうございました!次も楽しみにしております!!