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『2回死んで3回目を生きる』
第4話!
✡注意事項✡
・鬼滅とヒロアカのクロスです!
・基本はヒロアカメインです。
・成り代わりです!
・多分BLになるかも。
・語彙力皆無、下手くそです・・・。
・指摘&アンチコメはお控えください(主は豆腐メンタルです)。
・結構長いです。
・皆さんの知ってるかっちゃんは居ません。
なんでもおkよ☆という方はどうぞお進み下さい!
では!スタート!
ある日の朝───。
俺はいつもの事ながら、誰よりも早く学校に来て、誰よりも早く教室の自分の席についた。
持ってきていた推理小説を読みながら時間を潰す。
前々世で見た目は子供頭脳は大人のあの某探偵アニメを見ていたから、推理系の小説は大好きだ。
正直もう2度も生まれ変わっているから、これ以上生まれ変わるのはごめんだが、コ〇ンの世界には行ってみたいとは思う、死にたくないケド。
こういうのを読んだり見たりしていると、時間というのは一瞬で過ぎ去るもので・・・。
しばらくするとクラスメイトがぞろぞろと入って来て、教室は段々と賑やかになっていく。
その時、ポケットに入れていたスマホが震えた。
ポケットからスマホを取り出し、スマホの画面を見る。
そこには、この地域のニュースが映されていた。
『本日デビューのルーキーヒーロー、早速活躍!!』と見出しに大きく書かれていた。
「(ふーん、Mt.レディ、ねェ・・・。)」
“超常”に伴い、爆発的に増加した犯罪件数。
法の抜本的改正に国がもたつく間、勇気ある人々が、コミックさながらにヒーロー活動を始めた。
“超常”への警備、悪意からの防衛。
たちまち市民権を得たヒーローは、世論に押される形で、公的職務に定められる。
彼らは活躍に応じて与えられるのだ・・・国から収入を、人々から名声を。
「(巨大化かァ・・・デクが居たら絶対ブツブツ言ってんなこりゃあ・・・(正解)。)」
そう思ったときに、丁度デクが教室に入って来た。
今日はやけに上機嫌だななんて思っていたら、こちらに気づいたデクが先程よりも眩しい笑顔でトコトコとこちらに駆け寄り、話しかけてきた。
「おはようかっちゃん!」
「ん・・・はよ。」
ぶっきらぼうな面と声で返事をする。
デクはそれを気にせずにニコニコしながら話を続けた。
どうやら、あのニュースの場所にデクも居たらしい。
シンリンカムイが居ただとか、新しいヒーローが凄いだとかを延々と興奮気味に話している。
俺は『ん。』『そうか。』『よかったな。』と適当に相槌を打つ。
しばらくするとデクのブツブツが始まり、俺は呆れてため息を漏らす。
周りがクスクス笑っているのに気づいて腹が立ち、そちらをギロリと睨めば、そいつらはすぐに顔を青くし、笑うのをやめて目を逸らした。
2度目のため息をついて、デクの頭にチョップをお見舞いしてこちらに戻ってこさせる。
「キメェ、戻ってこい。」
ゴスッ
「いてっ!」
いい加減そのブツブツ治せよな・・・。
なんて思っていると、先生が教室に入って来て、朝礼が始まった。
取り敢えずスマホは通知OFFにしてポケットにしまった。
1時間目、始まったと同時に先生が高校志望のことを話し始めた。
「えーおまえらも3年ということで!!」
「本格的に将来を考えていく時期だ!!」
「今から進路希望のプリントを配るが、皆!!!」
先生が進路希望のプリントを手に持ち、それを宙にばら撒く。
「だいたいヒーロー科志望だよね。」
何進路希望のプリントばらまいてんだよバカじゃねぇのこのクソ教師。
俺が心の中で悪態をついている中、他の者はハーイと呑気な声を出して、自分の”個性”を発動し、アピールしている。
こいつらもこいつらだ、校内で”個性”発動は禁止されてンの分かってんのかァ?
「うんうん、皆良い”個性”だ。」
「でも校内で”個性”発動は、原則禁止な!」
「爆豪と緑谷は雄英志望だったな。」
センセーが俺とデクの名前を挙げ、『雄英志望』と口走った。
教師が生徒の進路を勝手にバラしてんじゃねぇよ・・・。
そして、俺はこの時気づいた、この日が第1話であると。
「(・・・えー・・・マジでかァ。)」
えーマジかァ・・・ついに原作入っちまったかァ〜・・・。
俺がそんなことを思っている中でも時間は過ぎていく。
ザワついていた教室はシーンと静まり返り一瞬の沈黙が流れ、俺を除くクラスメイトがデクの方を振り向く。
そしてクラスメイト達が一斉に吹き出し、大声で笑い始めた。
「はぁ!?緑谷ぁ!?ムリっしょ!!w」
「勉強できるだけじゃ、ヒーロー科は入れねんだぞ〜!w」
皆は口々とデクを嘲笑い、デクは弱々しい声で反論しようとしている。
あぁクソッ、こいつらの騒がしい声には、心底イライラする。
ガンッ!!
俺が自分の机を思いっ切り蹴れば、皆は驚き、再び教室はシーンと静まり返る。
「・・・チッ、うっせーんだよ、こんくらいで騒いでんじゃねぇよモブ共。」
「誰が何処に行こうが、そいつの勝手だろ。」
「えー、でもさぁカツk」
「あ”?」
「い、いや、なんでもねぇ・・・。」
クラスメイトは俺に反論しようとするが、俺がギロリと睨めばすぐに引いていく。
「か、かっちゃん・・・。」
「・・・。」フイッ
パンパン
「は、はいはい、喋るのはそこまでだ。」
「んじゃ、プリント配るぞー───。」
その日の放課後。
「ね、ねぇかっちゃん!」
「ん、デクか、どしたァ。」
「え、えっと、1時間目・・・ありがとう、助かったよ。」
「1時間目?・・・あぁ、気にすんな、ただイラついたからあーしただけだ。」
どうやら、あのときのことの礼を言いに来たようだ。
こいつ・・・これだけを言うためにわざわざ近づいて来たんか・・・。
「・・・それより、デク。」
「ん?なに?かっちゃん。」
「お前、雄英受けるんか。」
「うん!かっちゃん言ったでしょ?おじいちゃんになるまで諦めるなって!それに、ヒーローはなれるかなれないかじゃなくて、なるかならないかなんでしょ?」
「・・・あぁ、そうだったなァ・・・頑張れよ、デク。」
「!うん!かっちゃんもね!!」
「はっ、わぁってるよ、受かり殺したるわ。」
「カツキー、行こーぜ。」
「ん。」
いつも一緒にいる取り巻き?達とよく通っている路地裏を歩く。
「(そろそろデクはオールマイトに会ってる頃だな・・・その後・・・その後はァ・・・何があるっけ?ヤベェよく覚えてねぇ・・・こうなるならもっとちゃんと見とけば良かったな・・・いやこうなるなんて分かるわけねぇから無理か。)」
「(興味があったのは歌とかキャラデザとかだったからなァ・・・内容の方はよく見てなかった・・・。)」
ドッ・・・ゴロゴロ・・・
しっかりヒロアカを見ていなかった自分に腹が立ち、地面にころがっていたペットボトルを思い切り蹴る。
中にまだ中身が入っているようだったが、そんなことは気にせずに歩き続ける。
「それにしても珍しいな、カツキがアレで怒るなんて。」
取り巻きの1人がそう言い、俺は足を止める。
「あ?」
「1時間目の時のだよ、普段はあんなんじゃ怒んねぇじゃん。」
「そうそう、あれくらいは無視しろって、カツキが言ったのに。」
・・・そういやそんなこと言ったな。
「・・・・・・あ”ー・・・ミスった。」
「「ミスった。」」
「・・・まぁ、確かにずっと見てるだけはこっちもストレス溜まるしな、しゃーねーわな。」
「・・・ハァァァァ・・・自分に心底・・・腹が立つ・・・!」
BOOM!!
怒りに任せて手の平で小さい爆破を起こす。
爆破したお陰か、少しだけだが怒りがおさまった気がする。
「荒れてんな〜、ゲーセン行くか?いつもんとこ。」
「・・・あぁ・・・つか、お前タバコやめろっつったろーがァ、体に悪りぃぞ。」
「あと俺の内申に響く。」
「ハハ、まぁ飽きたらな、一応バレねぇように気をつけるからよ・・・。」
「そう言って全然やめねぇじゃねぇかァ・・・あとバレるバレねぇの話じゃねぇ!体に悪りぃっつってんだよォ。」
「出た!カツキのオカン気し・・・つ・・・。」
「だぁれがオカンだァ!・・・あ?どした?」
急に取り巻き達の顔色が悪くなる。
「う、後ろ・・・!」
「あ”?後ろォ?」
「いい”個性”の」
後ろから声が聞こえ、後ろを振り返る。
振り向くと、ヘドロのようなものがうごうごと気持ち悪い動きをしている。
「隠れミノ。」
「は。」
苦しい苦しい苦しいッ!息ができねぇ・・・!クソッ、なんでこうなった!?
なんなんだよこのヘドロ野郎は!?
あれから何分経った!?普通のヤツらよりかは耐えれるがっ・・・流石の俺でもそろそろ限界だぞ・・・ッ!
取り込まれる!?冗談だろ、こんな気持ちわりぃ野郎に取り込まれるなんて・・・命を・・・”個性”を取られるなんて・・・!!!
「んなことに、なってたまるかぁぁぁぁ”!!!!!」
BOOMBOOMBOOM!!!!!
“個性”を使い、力を入れて必死に抗う。
顔を出すことができ、息を吸い、息を吐く。
周りの建物は、俺の”個性”のせいだろうか、火を纏ってしまっている。
それでも、ヘドロ野郎は怯む様子もない。
逆に絶対ェ取り込むって気を感じる。
どうする!?このヘドロ野郎は流動的な”個性”だから掴めねぇ!今ここにいるヒーローじゃどうにも出来ねぇ!!
『鬼化』を使えばこんな奴すぐにぶっ飛ばせる!・・・でも、周りに人が多すぎる、その上今日は天気がよすぎる・・・使えば周りの人達を巻き込み、怪我をさせちまうかもしれねぇ・・・下手すりゃ殺しちまう!そうならなかったとしても、俺が日に焼かれて死ぬ!!あと普通に騒ぎになる!!それはゼッテェヤダ!!
あ”ァ”クソッ、せめて天気が曇って太陽が隠れてさえくれらァ・・・!!
クソッ、クソックソッ・・・クソがァ”ァ”ァ”ァ”!!!!
「ベトベトで掴めねぇしいい”個性”の人質が抵抗してもがいてる!」
「お陰で地雷原だ、三重で手ェ出し辛ぇ状況!!」
駆けつけたヒーロー達が避難誘導と共に状況判断に勤しんでいる。
「う”ッ。」
再びヘドロ野郎のドロドロとしたものが顔にまとわりつき、息ができなくなる。
BOOOM!!
ヘドロ野郎が凄まじい力で地面を抉る。
「ダメだ!これ解決できんのは今この場にいねぇぞ!!」
「誰か有利な個性が来るのを待つしかねぇ!!」
「それまで被害を抑えよう、何!すぐに誰か来るさ!」
「あの子には悪いがもう少し耐えてもらおう!」
「くそっ!」
苦しい・・・ッ!でも大丈夫だ、さっき充分息はできた。
肺に貯めた酸素でできるだけ意識を保て!
前世で習得した”コレ”が、まさか今世で役立つとは思わなかったが・・・。
そう思いながら周りを見る。
先程まで平和で賑わっていた商店街が、一瞬にして悲惨な光景に変わった。
クソッ、俺があんなペットボトル蹴らなけりゃこんなことには・・・!いや、俺じゃなくてもこうなっていた可能性はあるが。
商店街の前で俺のことを見ている野次馬共と、中々手が出せずこちらを見て棒立ちすることしかできねぇヒーロー共。
焦り、恐怖、諦め・・・中には興奮している者もいる。
俺ァ見せもんじゃねぇぞ・・・!!んも出来ねぇなら散れやカス共”!!
声が出せないので心の中で悪態を着く。
・・・死にたくねぇ・・・死なねぇ、死ねねぇ!これからの為にもッ、アイツの・・・デクの為にも!!
それに!俺ァまだ16なってねぇぞ!!せめて16になってから殺せ!!(?)
苦しい・・・そろそろ肺の中の酸素も尽きそうだ・・・!
酸欠であたまがまわんねぇ・・・!ちょっとでも気ぃ抜いたら意識飛んじまう・・・ッ!
体に・・・ッ力入んねぇ・・・!
苦しさでか、目に涙が滲む。
・・・デク・・・デクッ・・・!・・・・・・デクッ!!!
目を開ければ、野次馬の中にいるデクと目が合った。
まさか来ていたなんて、と思っていると、デクが勢いよくこちらへ走ってきた。
「馬鹿ヤロ――!!止まれ!!止まれェ!!!」
「あのガキ!」
「(デク・・・ッ!?)」
は!?馬鹿、馬鹿馬鹿!!何してんだデク!逃げろ!
止まれ!止まってくれ!!
そんな俺の願いも虚しく、デクは走ることを止めない。
「爆死だ。」
ヘドロ野郎がそう呟く。
「・・・ッ!(止めろッ!)」
デク!頼むからにげ・・・。
「」ハッ
よく見ると、デクは走りながらバックを下ろしている。
バックを下ろしたと同時にそのバックを投げ、ヘドロ野郎にぶち当てる。
投げた衝撃で開いたバックの中から、筆記道具やノートなどが飛び出し、ノートがヘドロ野郎の目に当たる。
「ぐっ!」
ヘドロ野郎が怯んだ隙をつき、俺を救い出そうとヘドロ野郎が纏っているドロをバシャバシャと引っ掻く。
「かっちゃん!!」
ヘドロ野郎が怯んだからか、顔の拘束が外れなんとか息をすることが出来た。
「ガハッ、ゲホゲホッ、ハァ”ッ、馬鹿っ、なんで来たてめぇ!!うぐっ!?」
再びドロが顔を覆う。
ヤベェッ、喋るのに夢中で肺に酸素を貯めれなかった!
これじゃ1分ももたねぇ・・・!!
「足が勝手に!!何でって・・・分かんないけど!!!」
目に沢山涙を溜めて、怖くてたまらないはずなのに・・・なのに笑顔で・・・。
オールマイトのように・・・!!
「君が、救けを求める顔してた・・・!!」
「ッ・・・!」
そんな顔、していたのだろうか。
その言葉に、一瞬だけ思考が止まる。
だがすぐに酸欠による苦しさで意識を戻される。
苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい!!!!!!
「(やめっ・・・ろ”ォ・・・!)」
あ”・・・ダメだ・・・意識・・・が・・・。
俺は意識を手放した。
「もう少しなんだから、邪魔するなぁ!!!」
ヘドロの手が、勢いよく出久に近づく。
「無駄死にだ、自殺志願かよ!!」
ヒーロー達が一斉に出久達の元へ走り出す。
だが、次の瞬間。
ガシッ!
「!!?」
誰かの大きな手が、出久と勝己の腕を片手で掴んだ。
それは、オールマイトの手だった。
「君を諭しておいて・・・己が実践しないなんて!!!」
オールマイトの腕に血管が浮き出る。
「プロはいつだって、命懸け!!!!!!」
血を吐きながらも、最大限の力をもう片方の拳に乗せ、大きく振りかぶる。
「DETROIT!SMASH!!!」
オールマイトの拳がヘドロに当たった瞬間、物凄い風圧でヘドロは散り散りに弾け飛ぶ。
野次馬や他のヒーロー達も、風圧に吹き飛ばされそうになる。
ポツ・・・ポツ、ポツポツ・・・
すると、突然頭上から、水がポツポツと小降りで降ってきた。
「・・・・・・雨?」
「まさか今の風圧で・・・!?上昇気流が・・・。」
「右手一本で天気が変わっちまった!!!」
「すげえええええ!これが・・・オールマイト!!!」
現場一帯に、人々の歓声が響き渡る。
「・・・・・・・・・。」
目が覚めた時には、事件は解決していた。
目を覚ました瞬間、ヒーロー数人が俺を取り囲んだ。
あのヘドロ野郎はと聞いたら、オールマイトが倒してくれ、警察に無事引き取られたそうだ。
少し周りを見渡すと、本物のオールマイトが立っていた。
漫画やアニメでデクが言ってたからそうなんだろうとは思ってたけど・・・マジで生は画風が違ぇ・・・。
なんて思っていたら・・・
「君が危険を冒す必要は全くなかったんだ!!」
隣でデクがヒーローに怒られていた。
いやいや、あのときなんで来ただの止まれだの言った俺が言うのもあれだが怒るのはおかしいだろ。
俺はアイツのお陰で生きてるようなもんだ、アイツがいなかったら、俺はとっくに酸欠で死んでたかもしれない。
そう言おうと声をかけようとしたら、俺を囲んでいたヒーローから声をかけられた。
「すごいタフネスだ!それにその”個性”!!」
「プロになったら是非事務所(ウチ)の相棒(サイドキック)に!!」
「あ”ァ!?」
というより、スカウトされた・・・?
・・・いや、これ・・・絶対ェ目立つやつじゃねぇか・・・。
しばらくして、ヒーロー達にこっぴどく叱られたデクは帰っていった。
俺もすぐに後を追いたかったが、事情聴取でもうしばらく帰れそうになかった。
だが、できるだけ早めに終わらせ、走ってデクがいるであろう場所に行く。
しばらく走れば、少し前にとぼとぼと歩いているデクが見えた。
無意識に走るスピードが上がる。
「デク!!!」
「!かっちゃん?」
「・・・お前、あん時、俺を助けようと飛び出して来たんだろ。」
「え、う、うん・・・。」
「・・・ったく、無茶なことしてんじゃねぇ!!」
「あぅ・・・ご、ごめん・・・。」
「・・・でも、個性のあるヒーローでさえも、手も足も出なかったのに、お前は個性もないのに己の身を呈してまで俺を助けようとした。」
「俺にとっちゃァ、あの時のお前は、あそこの誰よりも勇敢で、カッケェヒーローだった。」
「え。」
「実際、お前が来てくれなかったら、俺はとっくに死んでた。」
「あの時、なんで来たとか言って、悪かった。」
「ありがとう、助かった、お前のお陰だ。」
「か、かっちゃん・・・!」
デクは目に涙を溜めている。
「・・・あと、あん時のお前、超かっこよかったぜェ。」
「ほ、本当!?」
「あぁ・・・デク、雄英の受験は10ヶ月後だ。」
「え、あ・・・うん・・・そうだね・・・?」
「・・・頑張れよ、俺も、頑張るから。」
「!うん・・・うん!もちろんさ!」
「あと、さっきのあれで決めたわ、お前雄英受からなかったら殺すからなァ。」
「ひぇ!?」
「ハッw・・・じゃ、また学校でな。」
「う、うん!また明日!」
俺は手を軽く一振し、その場から立ち去る。
「私が来た!!」
「わ!?」
「!?」
デクから少々離れたところまで進んだ時、突然オールマイトの声が聞こえ、咄嗟に曲がり角に隠れてしまった。
「「(オールマイト!?なんでここに・・・。」」
俺の心の声と、デクの声が重なる。
「さっきまで取材陣に囲まれて・・・。」
そういえばそうだ、オールマイトは沢山の取材陣に囲まれていたはずだ、んでここに・・・?
「HAHAHA!抜けるくらいワケないさ!!何故なら私はオールマゲボォッ!!!」
“オールマイト”と言う前に、オールマイトは吐血し、ムキムキな体からガリガリな体になってしまった。
「わー!!」
「(あ戻った。)」
俺はオールマイトのこの姿を知ってる。
あれが今のオールマイトの本当の姿、確かトゥルーフォームと言ったか。
何かの事件の後遺症で痩せ細り、『ワン・フォー・オール』だったか、その”個性”の持続時間が何時間かしかないと漫画に書いてあったはずだ。
正直大丈夫なのかと心配なるが・・・まぁなんかここは出ちゃいけない気がするから隠れておこう・・・。
「少年、礼と訂正・・・そして提案をしに来たんだ。」
「へ?」
提案?”ワン・フォー・オール”をデクに渡すっていう提案か?
てことはこの後・・・デクは地獄の鍛錬をしねぇといけなくなるわけか・・・デク、南無阿弥陀仏。
「君がいなければ・・・君の身の上を聞いていなければ、口先だけのニセ筋となるところだった!!ありがとう!!」
「「(ニセ筋・・・。」」
「そんな・・・いやそもそも僕が悪いです!仕事の邪魔して・・・そのせいであのヘドロ逃がして、かっちゃんが・・・それに、無個性のくせに生意気なこと言って・・・。」
デクが自分のことを謙遜する。
あれそういう感じであぁなったんか(全くもって気にしてない、むしろデクがヒーローとしての大きな一歩を踏めたから喜んでる)。
「そうさ!!」
「あの場の誰でもない、小心者で無個性の君だったから!!!」
「私は動かされた!!」
デクはその言葉を聞くと、俯いて、体を小刻みに震わせた。
「(・・・つーことは、マジで俺はデクのお陰で助かったんじゃねぇかァ・・・ハッ、あのヒーロー共、やっぱ見る目ねぇなァ。)」
俺は心の中でデクを叱っていたヒーロー達を嘲笑う。
「(でも、この人は違う。)」
「トップヒーローは学生時から逸話を残している・・・・・・彼らの多くが話をこう結ぶ!!」
「『考えるより先に体が動いていた』と!!」
そういや、デクあの時言ってたな『足が勝手に』と、『分からない』と・・・。
「君もそうだったんだろう!?」
デクは感動で目に涙を溜めている。
そして、そんなデクにオールマイトは一つの言葉を発した。
「君は、ヒーローになれる。」
デクが涙を零す。
俺は曲がり角の影で小さくガッツポーズをした。
・・・あぁ・・・嗚呼!この瞬間をどれだけ待ち望んでたことか!!
いじめる事がちょっと難しくなって、普通に接してきた(当たりはまぁ強いケド)。
でもなるべく物語が変わらないように気にしながらここまで来た。
やっと来た、やっと来たんだこの時が!
これから先は断片的にしか覚えていない。
まぁでも、ここからはちゃんと物語が進むはずだ。
・・・・・・・・・まぁ結局俺が気をつけなきゃいけねぇことは多いままだがな!!正直もうヤだわ!!頑張るけどよォ!!!
俺は遠い目をしながらそう思うのであった。
☆おまけ
Q.取り巻きくん達(刈りくんと指長くん)はデクくんをいじめてないの?
A.「え?まぁ・・・カツキがやってないんだし・・・。」
「というか、やったらカツキに殺される。」
Q.じゃあデクくんのことは(いじめから)助けてるんですか?
A.「いやぁ〜助けはしないかな、度が過ぎれば流石に止めるけど。」
「そもそもカツキにあれくらいのは止めるなって言われてるし。」
「理由はあんまし聞いたことないけど、まぁカツキの事だしなんか考えがあるんデショ。」
どうでしたか?
良ければいいねとコメントお願いします!
では!ばい主〜。