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ikuya
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オールスターダスト計画
悪魔降臨歴 下
戦いの果てに見るものは…
第11話【壊戦その2】
(崩壊した渋谷のロフトでは反社キンたちと中田、そしてもう一つの戦いが始まろうとしていた。)
グロ「何しけたツラしてんだ?」
リョナ「弟が死んで傷心なのだろう」
(そう嘲るのはグロキンとリョナキンの残虐兄弟だ。だがその挑発に対し鎖国キンは飄々と返した)
鎖国「オナキンたちにボロ負けしたにしては元気そうじゃないか、グロキン」
グロ「____殺す!!」
(鎖国キンの挑発にグロキンは一瞬で激昂し飛びかかった)
グロ「内臓並べてやるから今すぐ死ね…!!」
ブンっ!!
鎖国「怒りでなんも見えてないようだ…な!!!!!」
ドゴォッ!
(鎖国キンは攻撃を避け前傾姿勢となっているグロキンの鳩尾につま先を突き刺した)
グロ「ゴハッ…!!!」
リョナ「アホが…!」
ブィイイイイイッガキンッ!!!ギャリギャリギャリ
鎖国「ぐっ…」
(リョナキンの電気ノコギリをナイフで受けるが激しい火花が散りナイフが削れ始める。だが)
ジャバッ!
ブィイイイイ……
リョナ「…!?」
(鎖国キンが何かの液体を電気ノコギリにかけ武器を壊した。)
リョナ「クソッ!」
鎖国「塩水だよ、無策でそのバカノコギリに挑むわけねぇだろ」
(そう、鎖国キンがかけた液体とはただの塩水だった。だがそれはリョナキンの電鋸をショートし壊すのには十分だった。武器を失ったリョナキンは武器をパン切り包丁へ変えた)
グロ「___オーバーフィジカル…!!」
鎖国「…!(ここで使うのか!?まずい!!)」
ダッ!
(鎖国キンはグロキンを仕留めようと前に出る)
リョナ「ふんっ!!!」
カァンッ!!!
鎖国「随分近くに来てくれたな、嬉しいよ」
ジャラ…
リョナ「なっ!!」
〈鎖国攘夷〉
(リョナキンは鎖国キンの攘夷を受け行動範囲を制限される。)
リョナ「っ…!」
タッ…!
(バックステップで距離を取ろうとした…だが)
しゅん…ザシュ…!!
(その瞬間にリョナキンは攻撃を受けた場所へと戻された。そしてそれを狙うようにナイフの刃がそこに添えてあった)
リョナ「ゴフッ…!!!」
(なんと、リョナキンの腹部にナイフが刺さっていた)
ガッ!!
鎖国「っ…!!」
リョナ「これくらいでヤれるとでも思ったか?鎖国キィイン!!!!!」
(リョナキンは刺されていることを意に介さずそのナイフをがっちりと鷲掴みする)
リョナ「さぁ死ね!!」
ザシュ!!
鎖国「ぐぅ…!!」
(リョナキンの行動に気を取られ隙を晒した鎖国キンに斬撃が飛ぶ。鎖国キンは身を引いたがその首元に一筋の傷が刻まれる)
鎖国「ちっ…!!」
リョナ「ナイフ離したな、バカめ」
鎖国「ふんっ!!」
ドンっ!
リョナ「っ…!!」
(咄嗟に下がった鎖国キンだったが直ぐに立て直し回し蹴りを叩き込む)
グロ「少しは構ってくれよぉ!」
(回復したグロキンが包丁を振り上げる)
ブンッ!!
鎖国「おそいな」
ガッ!!
グロ「___!!!」
ガンっ!!!!
グロ「ぐぅぅううっ!!!?!」
(包丁を振り上げた手を掴み強烈な金的を喰らわせる。それによりグロキンは膝をつき悶絶する)
リョナ「あんま調子に乗るなよ…!!」
鎖国「お前がな」
ズゴッ
リョナ「ぐふっ…!!おまっ!!!」
(リョナキンの刺さりっぱなしのナイフに蹴りを入れさらに深く食い込ませる。そのダメージは深刻だ。リョナキンが大の字に倒れる)
リョナ「かはっ…!」
鎖国「トドメだ」
(丸腰の鎖国キンが倒れたリョナキンの頭上に足を上げる)
どすっ!!!
リョナ「ぐぁぁ……!!!」
グロ「………!!!兄さん!!」
鎖国「ふっ…!!!!」
(鎖国キンが足を振り上げる。)
ドスッ!!!!!!
(そしてその顔面を容赦なく踏み抜く。そしてリョナキンは意識を失う。)
鎖国「さぁ、グロキン、次はお前だ」
グロ「兄…さん」
鎖国「(なんだ、雰囲気が変わった…?)」
(リョナキンからナイフを抜きグロキンの方に向き直る鎖国キンだったがその時グロキンは異様な空気を纏いながらゆらりと立ち上がっていた)
サッ
鎖国「なっ!!!」
ザシュ…!!!!
(一瞬で背後をとったグロキンが鎖国キンの背中を容赦なく切り裂く)
鎖国「ぐっ………!?」
……時を同じくして反社キンたちは
中大田「…ちっ…」
反社「足がっ…!?」
(中田大中田の謎の攻撃によって反社キンの足首から下が潰れる。その地面は約1mほど深く沈んでいた)
隣ヤン「まさか、重力か…!!」
中大田「ここで使うつもりはなかったのだがな」
反社「クソッ…うご…かねぇ」
隣ヤン「…!!体…がっ……!!!!」
中大田「グラビティフィールド…これが私の能力だ」
反社「ぐぅっ!!!」
(反社キンと隣ヤンを激しい重力が襲う)
反社「あんま調子乗んなよっ!!」
どぉん!
(反社キンが銃を抜き放つ)
中大田「…!」
ガァンッ!!
(次の瞬間放たれた銃弾が重力に引っ張られ落下する。)
中大田「ちっ…!!」
フッ
隣ヤン「(軽くなった!今しかない!)」
だっ!!
中大田「ふんっ!!!」
たんっガキぃん!!
(重力が消えた隣ヤンがナタを持ち高く飛び切りかかる)
隣ヤン「あめぇよ」
ずどっ!!!
中大田「ぐぅ!?」
ダァンっ!!ガガガがっ
(刃を受けた瞬間隣ヤンの回し蹴りが直撃し激しく吹き飛ぶ)
反社「!」
(反社キンが重力から解放される)
中大田「まさかっ…あんだけ重力がかかった状態で銃を抜き撃てるとは…少し想定外だったよ反社キン」
隣ヤン「銃弾は途中まで確かな速度でお前へと向かっていた。だがそれが突然落ちた。お前のその能力、対象は2つまでのようだな」
中大田「少し…っごほっ…違うな、俺の能力はあくまでも”重力”だ対象を一つ、ひいては局所的にかけるのであれば潰れるほどの重力を付与できる。だがこの場合は対象が二つ、そして凄まじい速度で向かってくる銃弾を叩き落とすほどの重力となるとお前らに重力をかけ続けることは困難だ、だが出力を落として銃弾に重力を付与するのも危険だ。だから隣ヤン、お前のだけ外したんだ。」
反社「なるほどな、じゃあこれならどうだっ」
カチャ、ドドんっ!ドンっ!
中大田「ちっ」
ずんっ!!!
(反社キンの放った銃弾は全て重力を付与されたことにより地に落ちる。だが)
隣ヤン「な…んだと…!!」
反社「バカなっ…!!重力は…限界が…!!!」
中大田「あくまで先の話は俺の普段の使い方をした場合の話だ。言っただろう、グラビティフィールドだと」
隣ヤン「そうかっ…やっと繋がった使えないのではなく使わなかった……!というっ訳だそしてあくま重力範囲を俺らの足元にのみ絞っていたのかっ…!」
中大田「最も、俺は兄者ほどエネルギー総量が多くないので長くは続かないがね。さて、あまり時間もないので死んでくれ」
(そう言いゆっくりと隣ヤンへ向き直る。そしてそのナイフを容赦なく振り上げる。)
隣ヤン「それが遺言か」
ドスっ!!
中大田「__ゴフッ…!?」
(突然中田が血を吐く)
隣ヤン「何ぼーっとしてんだ…!」
中大田「うっ…!!」
ざんっ!!!!
隣ヤン「やっと効いてきたな、俺の”毒”」
中大田「なん…だと…!?」
(隣の部屋のヤンキーの能力、それは特質的なエネルギー。そのエネルギーを周囲に漂わせておくとたちまち敵の体の自由を阻害する毒となる。そしてその能力を受けた中田はダメージを負い隣ヤンのナタをモロに受けた)
中大田「ごふっ…(大丈夫だ…まだ内臓には達してない…動ける!だが…能力はしばらく使えないか…!)」
(そして中田のグラビティフィールドは強力だがその効果は非常に脆い。使用者がダメージを受けるとすぐに解除されてしまう。この場合強引に能力を振り切られたことも重なり能力の使用が一時的に困難となる。)
隣ヤン「死ね…!」
ガキンッ!ガキガキっ!!!!
(隣ヤンと中田は激しい斬撃の応酬に突入する。)
反社「俺のこと忘れてねぇか?」
だだんっ!!!
中大田「ぐっ…!!」
ザシュ…!!
中大田「グァッハァ…!!」
(放たれた2発の銃弾の内1発を足に受け体軸が一瞬緩んだその瞬間を逃すほど隣ヤンは甘い相手ではなかった。再び斬撃をうける。)
中大田「クソッ…!」
(その体には十字の傷が刻まれていた。)
中大田「…(これだけは使いたくなかったが…致し方ないか)グラビティレーザー!!!」
………ドォンッ!!!!!!!!!
(今まで隠していた中田の技が炸裂するそしてその一撃が捉えていたのは……)
第12話【必殺の決意】
石X「行くぞ、設X!!」
設X「っ…!!」
石X.設X「ダブルインパクト石(設)Xボム!!!」
ドドォン!!!
ASD「___!」
🦀「おらよ!!!」
カァンッ!!!
(二つのボムがASDキンを捉える。それを待っていたかのようにカニキンが斬りかかるが当然ASDにダメージを与えることは叶わない。)
オナ「マスカキブーメランッ!!!」
ブォンっ!!!
ASD「ほう…」
オナ「バイオッオナパンチ!!!!」
(拳にバイオコーラを模ったエネルギーを纏わせASDキンへ向かう)
ASD「…___」
ブォンッ!!!
ドガッ!!!
(今まで攻撃を全て受けていたASDキンが初めて回避を選んだ)
ドォンッ!!!
(空を切った拳が爆ぜる。)
ASD「(やはり…拳を当て、爆ぜさせる…二重のインパクトか…)」
オナ「ちっ…!!だが…まだだぁ!!!」
ブゥンッ!!
ASD「易い小細工だ…」
(ASDキンを通り過ぎたマスカキブーメランが再びASDキンへと向かった。だがそれに見向きもせず回避する)
設X「設Xモーク!!!」
(設Xキンの技によりあたりが煙に包まれる)
石X「はぁっ!!!!」
ドドドォンッ!!
ASD「(このタイミングで煙幕…どういうつもりだ?)」
🦀「イケ!バイオスペシャルだ!!!」
ASD「なるほど…そういうことか」
🦐「カニキンッ!!」
(2人が左右に分かれる)
🦐🦀「合技ッ!!!」
【交差する二つの鋏】
〔(デュアルクロステーションシザース)〕
ドガァッ!!!
ASD「…!!」
しゅう…
(地から生えた巨大な甲殻類のハサミを飛んで回避する。)
ズォォオオオオ!!
ASD「上下左右斜め全方面に展開されるエネルギーの実体を持つハサミ…か」
ズァアア!!!ドゥンッ!!
(ASDキンは僅かな隙間を潜り回避を続ける。だがハサミは常にASDキンを追い続ける)
ASD「(出力が落ちない…おそらく合技によりエネルギー効率性能が向上している…ならば)」
〔オールスターダストの光〕
ピカァアアアアアンッ!!!!!
(ASDキンを中心に眩い光が放たれる)
🦀「これはっ…!!!?」
🦐「熱い!!!」
石X「くっ……!!!」
(その光は3人を激しく焼いた。)
すぅうう……
(やがて光と共に煙が晴れ戦況が明らかになる)
🦀「ぐっ…なんて攻撃だよっ」
石X「だが…うまくはいったようだな…!」
トッ……
(ASDキンが静かに着地し辺りを一瞥する)
ASD「オナキンと設Xキン…ミサイルへ向かったか…まぁいい…まずは君らだ」
一同「…っ!!」
その頃
(オナキンと設Xキンは煙幕が展開し、戦場が混沌と化したタイミングで離脱を図っていた)
オナ「渋谷のロフトまで5キロと言ったところか…!急ぐぞ、設Xキン‼︎」
設X「わかってる!俺に掴まれ!!」
ガシッ
設X「設Xボムッ!!!!」
ボォォオオンッ!!!ビュォンッ!!
(2人は設Xボムの爆発力で加速し人間大砲へ向かう。)
オナ「にしても…あの光…かなり離れてても見えたぞ…まるで地上に太陽が現われたみたいな…」
設X「あれでもASDキンは本気じゃないのだろうな…」
オナ「クソッ…カニキンッエビキン…アニキ…!!死ぬんじゃねぇぞ」
(そこから数分走り続けついに目的の場所へと到着し準備を完了させる)
設X「座標設定完了!!いくぞオナキン!!」
ドゥンッ!!!!
(そう言い行こうとした時そう遠くない場所から低く鈍い音が響いた)
オナ「何してる!早く行くぞ!」
設X「…くっ…わかってる…!」
2人「FIRE!!!!!!」
ドォオオオオオオンッ!!!!!!_____
隣ヤン「ゴハァッ……!!!」
中大田「はぁ…はぁ…今の轟音…人間大砲か…」
(オナキン達の人間大砲の音とほぼ同じタイミング、隣ヤンは中田大田中の放ったグラビティレーザーにより腹に風穴を開けていた。)
反社「なっ…!!__アニキ!!!!」
隣ヤン「クソッ…!!!ゴフッ……」
中大田「隣の……部屋のヤンキー…本当に厄介な相手だったよ…だが…その傷じゃもう立ち続けていることもままならないだろう…?」
(隣ヤンは致命傷。反社キンは癒えきっていない傷と中田との激戦で付けられた深傷。そして中田も十字の深い刀傷、銃槍と全員満身創痍である。だがそんな中でも3人は立ち続けている)
隣ヤン「反社…キン………いく…ぞ………!!」
反社「…!ああ!」
(2人が並び、互いにエネルギーを放出し互いにそのエネルギーを吸収、放出を繰り返し循環させる。)
中大田「何だ…何をするつもりだ…!?」
反社、隣ヤン「はぁぁぁぁぁぁあああ…!!!!!」
(2人のエネルギーが爆発的に高まる。)
ドォォォォォォォンッ!!!!!!!
反社「っ…!!!!」
隣ヤン「マフィア…!!!!!!!!!」
2人「ブラスタァアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッッッッ!!!!!!!カッ…ズォォオオオオ!!
(2人は自らを膨大なエネルギーの塊になり地を削り空を割き凄まじいスピードで中田大田中へと向かう。)
中大田「そんなものっ…!押し返すっ!!!!!!」
(中田が両手を前へ突き出す)
〔ブラックホール・グラビティ・ウォール〕
(そのエネルギーは地へと落ちる重力ではなく中田の外側へ押し出す重力と中田側へ押し出す横向きの重力を展開していた。これこそが中田の真の奥義だ。この技は当たれば二つの異なる方向の重力に捕まり全身が潰れ即死へと繋がる技だ。)
2人「うぉおおおおおおお!!!!!」
ドゥゥゥウウウンッ!!!
(隣の部屋のヤンキーと反社キンが中田の重力フィールドへと突っ込む。その衝突エネルギーは半径数百メートルがクレーター状に沈み込み、辺りの瓦礫が飛び上がるほどの凄まじい衝撃波を生む)
中大田「ぐぉおおおお!!!!!」
(中田は持てる全てのエネルギーを使い重力の出力を引き上げる。だが、そこから決着までは早かった)
ズォオオオ…!!
(2人の腕が重力を振り切り中田へ迫る。そして)
ズガアァァァァァァアアンッ!!!
中大田「グゥアアアアアアアア!!!!!」
(ついに重力を突破し中田を貫く)
中大田「兄者……私は…ただ………!!」
(消えゆく中田の脳裏にはかつての田中大田中との記憶がよぎる。彼は何を思いどのような感情だったのかは彼にしかわからない。)
ピカッ
(中田はどうなったのだろうか、凄まじいエネルギーにより辺りが光包まれ数十秒間照らし続ける。そして光は晴れる)
隣ヤン「うっ…!」
ドサッ
反社「!!兄貴!!」
(その場に中田の姿どころか気配も感じない。おそらくあのスピードをモロに受けたことで消滅したのだろう。そして、全てが終わった隣ヤンが力無く倒れる)
隣ヤン「反社…キン………いるか…?」
反社「あぁ!ここにいる!」
隣ヤン「……俺の…好きだった………渋…谷の…ロフトを……取り…戻…して…く………れ…………」
(そう言い残し隣の部屋のヤンキーは眠るようにこの世を去った)
反社「ああ………任せてくれ…兄貴」
(そうして反社キンは涙を拭い立ち去る)
第13話【揺るがぬ決意・覚醒】
時を遡って鎖国キンたちは…
ザシュゥッ!!
鎖国「なっ…なにぃ…!?」
グロ「死ね…!!」
ブンッガキィンッ!!!!
(突然動きが変わり背中に深傷を受けた鎖国キンだったがその追撃に何とか対応する。)
鎖国「鎖国攘夷っ!!!」
グロ「ふっ…!!!!」
ギャリギャリギャリッパァンッ!!!
鎖国「…!?」
(鎖国キンの手から放たれ己を巻かんとする鎖を包丁でいなし、エネルギーを込め相殺させる)
(グロキンはリョナキン撃破の前からオーバーフィジカルを使用している。現在その倍率は128倍)
グロ「あっはははは痛え!!痛えぞ!!!」
(狂気的に笑いながら鎖国キンへと突っ込む)
鎖国「くっ…!!!」
グロ「さぁ死ね!!!!」
ドガァァンッ!!!!
(グロキンの斬撃を何とか回避する。空を切った斬撃は勢いそのままに地面へ刺さる)
リョナ「う……ク…ソ……」
(そのとき死の淵のリョナキンが目覚める。すぐさま動こうとするが指先を少し動かす以外できない。だが)
リョナ「オ……オーバー…フィジカル…」
ドゴォンッ!!!!
鎖国「…!!!」
グロ「…!?」
リョナ「この程度でくたばるとでも思ったか?鎖国キィイイイン!!!!」
鎖国「バカな!!何で動ける!?」
リョナ「クククッ…オーバーフィジカルだよ」
鎖国「死にかけの身体能力を時間かけて倍にしたというのか…!!」
リョナ「違うなぁ…俺のはいかなる状況だろうと身体能力を通常の4倍へと引き上げる」
鎖国「いかなる状況だろうと…」
リョナ「本来俺は死にかけだ!!その俺にこの技は動くことを許してくれた!!」
(グロキンもリョナキンもその目は狂気に染まり切っていた。万全以上の2人、対するは満身創痍に近しい鎖国キン)
鎖国「これは…まずいな」
グロ「あっはぁ!!兄さんがまだ生きてたなんてなぁ!!!!」
ドンッッ!!!!!!!
(グロキンが凄まじい踏み込みを見せる。踏み込んだ場所は地面が抉れていた)
鎖国「(刃を受けることは不可能!!動きは単調!!…ならば!!)」
ブォンッ!すぅ…ザシュ…!!
グロ「ちぃ…!!」
(体を右に逸らした鎖国キンはナイフで振り終わりのグロキンの肩へ斬撃を飛ばす。だがその筋肉に阻まれ薄皮を傷つけるに留まる)
ズァアア!!!
リョナ「こっちも忘れないで欲しいなぁ!!」
ザンッ!!
鎖国「グゥウウ…!!!」
(リョナキンの攻撃を受け胸から腹にかけて縦一文字の傷が刻まれる。その傷は臓腑の面を傷つけていた)
グロ「トドメだ!」
(包丁を振り上げたグロキンが迫る…)
ザシュ…!!!!
鎖国「…!!」
リョナ「…!!!?」
グロ「……っ!!!」
ボトッ…
(振り下ろされようとしていたグロキンの腕が地に落ちた。)
反社「…鎖国キン、立てるか?」
(そこに駆け付けたのは中田との戦いを終え、数分も経っていない反社キンだった)
グロ「貴っ…様ぁぁぁぁぁあ!!!!!」
リョナ「おいおい、隣の部屋のヤンキーはどうした?」
(そう嘲笑しながら問いかける)
反社「兄貴は…死んだよ」
鎖国「なっ…!」
(そのとき鎖国キンの脳裏にヘイトキンとの思い出が蘇る。)
鎖国「ふふっ…そうだよな、ここで倒れる訳にはいかねぇよな…ヘイトキン………!!」
ザザッ!!
(反社キン、鎖国キン両者とも血塗れの満身創痍。だがその眼には揺るがぬ決意が宿っていた)
グロ「よくもやってくれたなこのクズ…!!」
ドンっ!!
反社「丸腰の片腕で一直線に突っ込んでくるバカがあるか」
カチャ…ダァン!!
グロ「っ!!痛えな!!!!」
ブゥォン!!!!
(銃弾がまだ残ってる左腕側の肩に食い込んだ。だがその銃弾は後端がこちらに見える程度にしか食い込んでいなかった。そしてグロキンはそれを食らった怒りのまま回し蹴りを放つ)
ヒュゥンッ!!
反社「(速い…!!だが直線的!故に読める!!)」
ドドォン!!カンッ!!
グロ「ぐぅ!!!」
ザーーーッ
(グロキンの蹴りを避けた反社キンは先ほどの肩に少し食い込んだ弾丸に狙いを定め銃弾を押し込みに行く。秀でた銃の腕により僅かに弾を食い込ませた。グロキンはその蹴りの勢いそのままに地を転がる。その先にグロキンの落とされた右腕があった。その腕には包丁が握られていた。)
グロ「やっぱ、この包丁がしっくりくるんだよなぁ!!」
(グロキンはその包丁を拾い上げ再び踏み込もうとする。だが)
ドサッ
グロ「うっ…ぐっ!!立て……ねぇ!?」
(意思に反してその身体は動くことを拒絶していた。無理もない。片腕欠損、激闘による傷、増し続ける筋肉。全てが身体にダメージを与え続けていた。)
グロ「……オーバーフィジカル…」
(そんな中でもグロキンは冷静にオーバーフィジカルを発動し直す。だがグロキンは未だ立ち上がることはない。そしてオーバーフィジカルを発動し直したことにより筋肉量が本来の半分に戻り圧迫されていた血管に再び血が回り初め全ての傷口から激しく出血する。)
反社「鎖国キン、しばらくはリョナキンの野郎に集中できる。だが油断はするな」
鎖国「もちろんだ…!!だがあれだけ出血してればもう長くないだろうな」
リョナ「ちっ…ごたごたうるさい奴らだ」
だだっ!!
(3人が同時に踏み込む)
カァンッ!!!
鎖国「ちぃ…!!」
反社「っ…!!」
リョナ「非力だな!!反社キン!!」
(リョナキンの身体能力は4倍。縦に下ろされる刃物を2人のナイフで受け止めるのがやっとだ。1人だったらこんなもの、すぐに弾き飛ばされる。)
反社「これだけだと思ったか…!?」
ドォンッ!!
リョナ「ふぅぅっ!!!」
(リョナキンは自分の足に向かって撃たれた弾を至近距離で躱してみせた。だが同時に上半身への意識が疎かとなる)
カァン!!!
リョナキン「ちぃ…!!!!」
鎖国「今度こそ終わりだ、リョナキン」
(鎖国キンが容赦なくナイフを腹に向ける。それを避ける術はリョナキンにはなかった)
ズシュッ!!!!
リョナ「ごはっ!!」
(リョナキンは鳩尾を刺された、だがそれでも止まらない。執念のままパン切り包丁を振り上げる)
ガッ!!カラン…
反社「させるかよ…」
(反社キンがその腕に上段蹴りを食らわせリョナキンの得物を弾き飛ばす)
鎖国「お前…本当にやばかったよ…!!」
(そして刺したナイフを容赦なく捻りあげる)
ズシュ…!
リョナ「ぐぁあああああっ…!!!クソ……ッタレ………」
ドサッ……
リョナ「……グロ……キン………」
(リョナキンは小さく呟き絶命した。)
グロ「兄…さん…」
(ついにリョナキンを打ち破った。だが、それを見ていたグロキンに変化が起こる)
ドォンッ!!!!
反社「___!!!!(なんだ!!いきなり奴の気配が膨れ上がった…!!オーバーフィジカルを発動しなおしてからまだ20秒程度のはずだ…なのにあれだけ爆発的な上昇をするのはなぜだ)」
(いきなりパワーが上がったグロキンに危険を感じ即座に銃を構え排除しにかかる。)
ドォンッ!!
反社「!」
(突然グロキンが反社キンの視界から消えた)
グロ「何も学ばねぇな…お前」
鎖国「____!!!!」
ザシュ…!!!!!!!
(再び、鎖国キンは背後を取られた。しかし先程背後を取られたことで警戒はしていた。鎖国キンは即座に先手を打とうと振り返る。だが、その瞬間胸に激しい灼熱感が走る。見るとその胸に包丁の刃全てが収まっていた)
鎖国「……がはっ…!!!」
グロ「心臓を狙ったつもりだったんだがな」
反社「鎖国キン!!!!」
ドォンドォンッ!!!!
しゅぅ!!!
(反社キンはグロキンへ再び銃弾を見舞う。だがそのスピードは反社キンの銃弾をも上回っていた。反応は多少遅れたものの容易にその銃弾を躱した)
鎖国「ぁ………」
ずさっ…
(そして、鎖国キンは右肺を貫かれたことにより力無く倒れる)
反社「クソッ!!!!鎖国キンーーっ!!!!」
鎖国「………(すまねぇ…反社キン…ヘイトキン………」
グロ「俺の今の身体能力は通常時の512倍だ…ごぶっ…!!」
(グロキンが口にした数字は常軌を逸したものだった。兄の死を見たグロキンは全エネルギーを使いオーバーフィジカルの出力を上げた。そんなもの今すぐ死んでもおかしくない。事実、グロキンの体はほとんどの骨が筋肉の圧迫により傷ついていた。だがグロキンはすでに痛覚を失っている…今彼を支えているのは狂気的な殺意のみ)
グロ「反社キン…お前は俺に殺されろ!!」
ドンッッッッッ!!!!!!!
(グロキンが激しく踏み込む。その速さは車など裕に越しているだろう。)
ガキィンッ!!!!!!
(咄嗟に反社キンは銃を捨て予備のドスを取り出し受ける。刃物がぶつかった瞬間激しい火花が散った)
反社「グゥ‥‼︎(なんつうパワーだ…本当に片腕か…!?)」
グロ「ふんっ…!!!!」
(反社キンは受けることしかできない。それをわかっていたグロキンは無理に押し込まず刃を引いた。そして…)
ザシュ…!!!!
反社「……がはっ!!?」
グロ「俺が一直線に突っ込むしかできないとでも思ったか…!?」
(グロキンの刃はリョナキンの意趣返しと言わんばかりに鳩尾を抉っていた。)
反社「俺は…ごふっ…この時を待っていたんだと思うよ…」
ガッ!!!
(反社キンは地を吐きながらも狂気的に笑い、その腕を掴んだ。その力は死の淵に立っているからこその物だろう。それは今のグロキンすらも抜くことができないほどだ)
グロ「うっ…!!!!(なんだ…なんで抜けない…!!!?」)
ズッ…!!
グロ「がはっ…!?」
(反社キンもまたグロキンの腹へとその刃を突き刺していた。)
反社「火事場の馬鹿力ってのは伊達じゃねぇなぁ…!!」
グロ「____!!!」
(グロキンは自分の腹筋を物ともせず刺してきた反社キンに恐怖を覚えみるみると青ざめて行った。互いに腹を刺し合っている。決着はもうすぐそこだろう。)
第14話【起死回生】
オナ「はぁ!!!バイオバズーカ!」
ドガァァンッ!!!!
設X「手っ取り早くミサイルを破壊する!!あと少しで軌道に乗る!!そのタイミングで一気にやるぞ!!」
オナ「おう!!!」
(ミサイルへと辿り着いた2人はミサイルを破壊、そして即座に戦線復帰することを計画していた)
(軌道に乗るまで残り十数秒。オナキンたちはミサイルに少しダメージを与え、飛び降りると同時に破壊するつもりだ。もし寸分でも狂いが生じれば地上へ落下し渋谷全体は吹き飛ぶだろう。)
オナ「今だ!!!!!」
ダッ!!!!
設X「設Xミサイル!!!!!」
オナ「バイオスペシャル!!!!」
時を遡り反社キン達は
グロ「ぐぉ……貴様ぁ!!!」
反社「へへっ…!!これでお前は終わりだ」
グロ「お前がな…!!!!」
ズォ!!
(グロキンが頭突きを喰らわそうと頭を振りかぶる。だが…)
ズォンッ!!!!
グロ「がっ…!!!?」
(グロキンの側頭部にビームが直撃する。それをモロに受けたグロキンは脳震盪を起こし力が緩む。)
鎖国「ヘイ…ト………ビー……ム…………!!」
(鎖国キンは最期の力を振り絞り渾身のヘイトビームを使った)
反社「力ぁ…緩めた…な!!!!!!」
ズシュツ!!!!!
グロ「ぐぁぁあ……!!!!?」
(反社キンはグロキンの力が緩んだ一瞬を逃さず腹に刺したナイフを一気に下ろし臓腑を切り裂いた。だがその瞬間)
ドシュッ!!!!
(全く同じタイミング、グロキンは脊髄反射で同じく腹に刺した包丁を下ろしていた)
2人「ゲハッ……!!!!」
(両者とも完全な致命傷を負い倒れる。)
ドサッ!!!!
グロ「ゴフゥッ…!!!まだ…だ!!まだ!!!!!」
(グロキンは執念でなんとか立とうとするが今度こそ指一本動かすことが出来なくなっていた。)
グロ「兄さん…は……俺…が……殺す……つもりだったん……だ……それを………貴様がぁああ………!!はぁ…はぁ………兄さん……ゴフ………あの世で……ぶった斬りまー………す………………」
(グロキンはそのまま絶命した。最期の言葉はまさに、残虐兄弟と言う名に恥じない物だった。)
ドォオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!
(直後、空にもう一つの太陽が出来たのかと思わせるほどの轟音と光がこだます。)
反社「(そうか……ミサイルを……)」
鎖国「………ふ……(無駄じゃ…なかった)」
(最後に光を見た鎖国キンは小さく笑みを浮かべ静かに死んだ。)
反社「ぅ……兄貴……おれも……そっち……いく…よ……………オナキン……設Xキン…………」
スッ
(仰向けで動くどころか指1本動かすことすら困難な中、反社キンは最期の余力で拳を天へと突き上げた。)
反社「勝てよ………! ………………」
ズサっ
(反社キンは誰も聞く者のいない激励と意志を託して、息を引き取った。天へ掲げられていた拳は、ゆっくりと力を失い、静かに地へと落ちた。)
……そしてオナキンたち
オナ「なんとか…やったな!!!!」
設X「あぁ…!!!だがまだ終わってねぇ!!!!!」
オナ「あぁ…!!ASDキン…必ず討つ!!」
(オナキンたちはミサイルの破壊に成功していた。だが喜んでいる暇はない。すぐに戦線へと戻りASDキンを討ち取らねばどのみち世界は滅ぶ。)
オナ「さっきの場所、どこかわかるか!?」
設X「あぁ!!渋谷駅あたりだ!!」
オナ「よしっ直接飛び込むぞ…!!!!」
設X「行った瞬間やられるかもだぞ?」
オナ「あいつらが命張ってんだ…!!1秒でも早く行かなきゃだろ!!」
設X「…そうだな!!」
……その頃地上では
🦀「はぁ……はぁ…」
ASD「ミサイルが墜とされたか……だがまぁ良い」
(カニキン達はミサイルへと向かわんとしていたASDキンを執念で足止めしていた)
ASD「先刻から四方八方の鋏攻撃を続けているが出力が落ちたようだな」
🦐「くっ……それが…どうした!!!!!」
ズァアア!!!
ASD「どう抗おうと私には勝てないと言うことを理解するといい」
(今まで足止めをしていたカニキンだが、幾度となく技を受けその体はすでにボロボロだった)
石X「石Xガン!!!」
ドォオオ!!
(少し離れた場所では石Xキンが200体近くいる卵と!?達を1人で相手していた。石Xキンもすでに限界に近かった。)
!?「………」
ドォンッ!!
石X「がっ…!!!!……くっ!!」
ズガァァン!!!
(また攻撃を受けた。だが自分が引きつけてないとカニキンたちに類が及ぶ。石Xキンも執念で立っていた)
ASD「私もそろそろ飽きた…」
〔オールスターダストの波動〕
ドゥオォン!!!!
(凄まじい衝撃波がカニキン達を襲う。そして…)
ズシュッ!!!
🦐「ぐふっ……!!」
(気づいた時には遅かった。エビキンの胸をその手刀が貫いていた)
ひゅう……
ASD「貴様もいつまで戯れをしている…」
石X「何…!?」
ドガァァンッ!!!!
(突然頭上へと現れたASDキンに反応する前に地へと蹴り出される。その地面は1mほど沈み込む。石Xキンはこの一撃で意識を失った)
ASD「次は、貴様だ」
🦀「くっ…!!!」
🦐「ぐっ……クソ」
(エビキンはその名の通りエビだ。体の構造が違うためなんとか動けはするが重傷には変わらない。エビキンの傷口から止めどなく血が溢れる)
🦐「行くぞ‥!!」
🦀「電蟹鋏!!!!」
ASD「いい加減私に届かぬことを学べ」
ズドッ
🦀「ぐふっ…!!」
ズドォォオオオンッ!!
(カニキンの攻撃を避けたASDキンはその腹に容赦なく蹴りを叩き込む。それによりカニキンは建物を突き破るほどの勢いで吹き飛ぶ)
🦐「ポイズンバブル…!」
ほわ……
(禍々しい色の泡の玉が無数に形成される)
ASD「毒か…」
パァンッ!!
(そしてその泡が弾ける。だがその泡の雫をASDキンは軽々と躱してみせる。)
🦐「海老鋏!!!」
ガチィン!!
🦐「硬…!?」
(エビキンの攻撃がようやくASDキンを捉える。だがその感覚はまるで鋼鉄に針を突き立てているようなものだった。そして当然それは隙となる)
ドガッ!!ゴキッ!!
(ASDキンがそれを見逃すはずもなく容赦なくその拳を叩きつけ、腕を掴み、折った)
ASD「終わりだ…」
(そしてASDキンがその手にエネルギーを集約させる。そしてそのエネルギーを容赦なく放った)
ズォオオオ…!!
🦐「ガッ…!!」
(その一撃は無慈悲にもエビキンの心臓を貫いていた。)
🦀「お前ぇえええええええ!!!!!」
(カニキンはその光景を目にし怒り狂っていた)
🦀「蟹鋏!!!!」
ドゴッ!!!
🦀「ぐふっ…!!」
ASD「案ずるな…すぐに逝かせてやる」
(そう言いエネルギーの剣を形成しその首を落とそうとしたまさにその時)
ドガァァァンッ!!!!!!!
オナ「もう俺らから何かを奪えると思うな…」
設X「お前は必ず………」
2人「殺す…!!」
第15話【戦いの果てに見るものは】
ASD「残念ながら私を殺すことは叶わぬものだ」
オナ「ほざいてろ…!!!!」
ドンッ!
(オナキンは激しい踏み込みでASDキンへと接近する)
オナ「オナッ!!キック!!!!」
ズォォオオオオ!!
(その蹴りは空を斬る)
ASD「凄まじい圧だな」
オナ「そりゃぁ…どうも!!!」
ババンっ!!
〔バイオガン〕
ASD「ふん…」
トゴォン!!
(ASDキンがバイオコーラ型のエネルギーを拳で砕く)
設X「設X……ダイナマイト!!!」
ドガァァンッ!!!!
スタッ
オナ「ちっ…これでもダメか」
設X「設Xクラスター!!!」
ドドドドドドドドッ!!
(空から無数の爆発の雨が降りASDキンへと迫る)
ASD「包囲か…」
〔オールスターダストシールド〕
(ASDキンの頭上にエネルギーの防御壁が形成される。このまま耐え抜くつもりだろう。)
オナ「も、腰腰腰腰腰腰腰腰腰」
設X「(チャージまで時間がかかる…!!なんとか閉じ込めなければ…!!だがっ……くそっ!!)」
ASD「オナキンのエネルギー密度が増し始めた…何かが来る…」
〔オールスターダストの光〕
ピカァアアアアアンッ!!!
(眩い光が設Xキンを飲み込む)
設X「ぐぅぅううううっ!!!!」
オナ「いきます×4あぁ!!出ちゃう!出ちゃう!」
設X「(来た…!!)」
オナ「オナキンッ!!!!スペシャル!!!!!」
設X「エンチャント・設Xボム!!!!」
(直後巨大なバイオコーラ型のエネルギーが出現する。)
ASD「…!!」
ドォォォォォォォンッ!!!!!!!
(そしてそのエネルギーの塊が砕け中から無数のバイオコーラが飛び出す。その全てがASDキンへと向かう)
ドバババババババババァン!!バァン!!!
ASD「(爆発が付与されている…食らえばタダで済むものではない…)」
(そう分析しながらも、ASDキンは凄まじいスピードで迫るエネルギー全てを回避し続けた。そしてASDキンが軽く笑った)
ASD「ふっ…やるな…」
〔オールスターダストの聖也〕
カァァァアンッ!!!!!!
(その時、戦場を包むほどの光の柱が現れる)
オナ「ぐはぁ…!!」
設X「がっ…!!」
(その光はあたりに激しい熱をもたらした。オナキン達は激しい灼熱感を味わう)
すぅうう………
ASD「やはりこの程度では死なんか…だが、技を出すことは困難であろう」
オナ「奴…本気を出してきた訳か……!!がはっ…」
ASD「本気?何を戯けたことを……未だ実力の30%も出していない…」
設X「ちっ…ほんとに底が見えねぇ……」
(ASDキンは技を滅多に出さない。まるで何かに温存しているかのようにエネルギーの節約に徹底している。だが、それにオナキン達は未だ気づくことはない)
オナ「クソッ!!」
ASD「星の屑となれ」
〔スターダスト〕
ドォォォォォォォンッ!!!!!!!
(ASDキンは手を前へ出し技を放った。直後、凄まじい爆発がオナキン達を襲った)
オナ「ぐぁあああああああ!!!!」
(爆発はすぐに収束し消える。あたりはまるで煙幕でも撒かれたかのような土煙が舞っていた。)
設X「(クソッなんも見えねぇ…!!)」
ASD「……」
ドシュッ!!!!
(オナキンは自分の右後方から鈍い音が響いたのを聞き逃さなかった)
オナ「設X!今の音はなんだ!設X!!」
(オナキンの呼びかけに設Xキンは反応しない)
(その正体はすぐにわかった。)
オナ「なっ!!!!?」
(すぐに土煙が晴れ設Xキンの姿が露わとなる)
設X「が……はっ………」
(なんと設Xキンの胸をASDキンの手が貫いていた。その手から血が滴っていた)
ズシュゥ!!
設X「ごふっ…!!」
オナ「バイオバズーカ!!!」
(ASDキンは手を抜き距離を取るがその先にオナキンが技を打っていた)
ASD「…!」
ドォォォォンッ!!!!!!!
(ASDキンはその不意の攻撃すらも腕で弾いた。)
オナ「設Xキンッ!!!」
(オナキンが設Xキンへと走り寄る)
設X「…カスみたいなオナキン君なら死んじゃってたんじゃないかなと思います」
オナ「……何言ってやがる…!!」
ASD「今の攻撃は心臓まで届いた…じきに死ぬだろう」
オナ「黙ってろ!!!!」
設X「……なぁ……オナキン……俺たち今協力してるよな……」
オナ「目的が一致したからな…」
設X「それなら……どんなことでもできるんじゃねぇか…?ガハッ」
オナ「何言ってんだ……」
設X「お前ミサイルからぶん取った耳飾りあるだろ……アレ……思い返して…たら…何故か…本能…みたいな…物…かもしれ…ないけど…使い方が…わかった気がする…んだ………」
オナ「使い方…?」
設X「あぁ……俺の右耳につけてくれその耳飾り」
オナ「…わかった」
(オナキンが懐から耳飾りを取り出し設Xキンの右耳につける)
設X「お前はそれ左につけろ」
オナ「……信じるぜ…設Xキン……!!」
シャラン……ピカッ!!
(その時、2人の耳飾りが光出した)
ASD「なんだ…あれは…!!」
〔ショックスターダスト〕
ドゥンッ!!
(何かを感じASDキンが技を放つ。だがその頃には”何か”が完了していたのかもしれない。)
設X「オナキンさん!オナキンさんの力お借りしたいんです」
オナ「やりましょう!!」
(迫る衝撃波の中でオナキンと設Xキンが光る)
ドォォォォォォォンッ!!!!!!!
(そして技の影響か、それとも別の要因か、その場に爆発が起こる)
ドウン!!
(爆発から数秒、不気味なほどの静寂が訪れる)
????「よっしゃぁぁああああ!!!!」
(そして、爆心地の上から土煙を切り裂いて一つの影が飛び出す)
ASD「なんだ….!?」
????「…ASDキン……全て…返してもらうぞ…!!」
ドゴォォンッ!!!!
ASD「がはっ…!?(見えなかった…!!?この私が…!?)」
(突然その人物はASDキンへと凄まじいスピードで攻撃を加えた。)
ASD「ぐっ…!!お前は…誰だ!!」
????「全てを終わらせるため立ち上がった夢幻の戦士…オックスキンだ!!!!」
(オナキンと設Xキンは奇跡か必然か、合体を果たしていた。おそらくそのパワーはASDキンと渡り合うには十分なほど高い。)
ドォンッ!!!
(突然ASDキンの視界からオックスキンが姿を消した。)
ASD「…!!(“奴”との戦いにはエネルギーは1mmでも惜しいところだが…技なしでこいつに勝てるビジョンが…全く見えない…)」
ASD「致し方なしか…!!」
〔オールスターダストレイン〕
(地球外から無数の隕石が集まり渋谷に降り注ぐ)
オックス「あれは…ここに落ちたら渋谷どころか地球が危ねぇ…」
(ASDキンの視界から消えたオックスキンは遙か上空から辺りを見ていたそして、渋谷のロフト付近の惨状も目に入る。それをみたオックスキンの表情が歪む。)
オックス「くっ……反社キン…隣ヤン……鎖国キン…!!!」
(オックスキンはそれを見てさらに怒りを募らせた)
ASD「…!!!」
(その時ASDキンが無言でオックスキンへ接近し蹴りを打とうとする)
ドゴォォンッ!!!
オックス「今更そんなの…効くかよ!!!!」
ドガァァンッ!!!!!!
ASD「ぐぅうう!!!?!?」
ヒュゥゥゥウウンッ!!!!!
(蹴りを避けずに受けたオックスキンは逆にASDキンに蹴りを叩き込み、数十キロ吹き飛ばす。)
オックス「まずは隕石だ…!!」
〔スーパーパンパンボム〕
ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぅうぱんぱん!!!!
(降り注ぐ隕石に対しオックスキンの周囲に形成された無数の火の玉をぶつけ、爆発を飛ばし隕石を破壊する。地上から見た隕石は数え切れない花火のように散っていた)
ASD「なんだっ…あの力は……」
(その光景を見ていたASDキンは狼狽する。)
ひゅぅ!!
オックス「いつまでも息してられると思うなよ…!!」
(ASDキンの下方に拳を構えたオックスキンが現れる)
ASD「ちぃ…!!」
オックス「オックス…パンチ!!!!」
ドォォォォォォォンッ!!!!!!!
ASD「ご…はぁっ…!!!!!」
オックス「オックスボムッ!!」
ドバァァァン!!!!
(ASDキンの顎に強烈な一撃を叩き込み流れるようにオックスボムで追撃をかける。だがASDキンもそれに反撃の一手を打つ)
ASD「っ…!!!ビームスターダスト!!!!」
(凄まじい密度で収束された光がオックスキンの頭上から落ちる)
オックス「っ…!__それで…終わるかぁ!!!!!」
(オックスキンが手のひらにエネルギーを集約する)
ASD「させるかぁ!!!!!」
ドゴッ!!!
オックス「___っオックスガンッ!!!!!」
バァン!!!!
ASD「スターダストシールド!!!!」
(オックスキンが技を放とうとした時ASDキンが純粋な拳を突き刺した。だがそのままオックスキンは技を繰り出す。)
ASD「オールスターダストフレイム!!」
オックス「アナルラッシュ!!!!!」
(2人は技の応酬を繰り返す。そしてオックスキンが大技でキメにかかる。負けじとASDキンも技を出す。互いに手は抜いていない。まさに頂上決戦だ)
オックス「オックススペシャル!!!」
ASD「オールスターダスト!!!」
(二つの巨大なエネルギーがぶつかり合う)
ドォオオオオオオンッ!!!!!
(そして2人のエネルギーが相殺され消失する。)
ズォンッ!!!!
(双方光の中から同時に飛び出す)
ドゥゥンッ!!!!!
オックス「ぎっ…!!」
ASD「くぅ…!!!」
(同時に拳を出した2人はクロスカウンターの状態となっていた。だがその硬直をASDキンが破る)
ASD「ショックスターダスト!」
ドォォォオオオ!!!
オックス「ぐぁ…!!!」
(ASDキンの片手から衝撃波が放たれオックスキンが吹き飛ぶ)
オックス「そうだ……人間はこんなもんじゃない!!行くぞ…カニキン、エビキン、設Xキン、オナキン、石Xキン、反社キン、隣ヤン、鎖国キン、ヘイトキン…みんな!!!!」
ASD「所詮は犬死にだ…消えろぉ!!!!」
(ASDキンから激しい光線が放たれる。)
ASD「DNAの一片まで消し飛べぇええええ!!!!」
オックス「だから…効かねぇ…なぁ!!!!」
ズォオン!!!
(そのエネルギーはオックスキンの放ったエネルギー放出により消し飛ぶ)
オックス「罪の…清算の時だ…!!!オールスターダストキン…!!!」
(オックスキンの両手に見たこともないほどのエネルギーが集まる。そのエネルギーはASDキンただ一人を討つためだけのもの)
オックス「お前のせいで…幾重もの人間が死んだ。そして謳歌するはずだった平和もぶち壊された…お前は…生きてちゃいけないんだよ」
ASD「ほざけ!!!!」
〔オールスターダスト計画〕
ASD「この星ごと…消えて……なくなれ!!!!!!」
(ASDキンが両手を天へと掲げ果てしないエネルギーの球を作り出す。それに加えて空に浮かぶ星々がどんどん大きくなる。そして無数の隕石が降り注ぐ。)
オックス「ゴッド…ダスト!!!!!シャイングゥゥゥゥウウウウウ!!!!!!!」
ASD「はぁぁぁぁああああ!!!!!!!」
ズォンッ!!!!
(再び二人のエネルギーがぶつかる。だが、オックスキンの放った黄金色の光が飲み込まれた。)
ASD「ふっ…!!」
(ASDキンは勝ちを確信したかの様に笑みをこぼす。しかし)
ドォォンッ!!!!
ASD「なにっ!!!??」
(オックスキンのゴッドダストシャイニングはASDキンのオールスターダスト計画を内側から破壊しASDキンへと迫る)
オックス「あれだけのことをしておいて笑ってられると思うなよ…!!!」
ASD「そんな…バカな……この私がぁぁぁぁあ!!!!!!」
(オックスキンの放った技はASDキンへと直撃する。)
ズァァアァァァアァアアアアアアアアンッ!!!!!!
ぱっ…!!
(光が収まるまでは早かった。その空は雲が切り裂かれオックスキンが日光に照らされる。ASDキンが呼び寄せた隕石は全て渋谷にのみ集約されていたためゴッドダストシャイニングの余波で全て吹き飛び、遥か遠くから引き寄せた星々は動きを止め本来の軌道へと戻ってゆく。)
オックス「全てが…終わったんだな」
ストッ…
(オックスキンが地上へと降り立つ。その表情は敵を討った喜びや達成感ではなく悲壮に満ちていた。目的を達成したからかそれとも時間切れか、耳飾りにヒビが入り砕けた)
オナ「……」
設X「生きてる奴がいるかもしれねぇまだ休めねぇぞ」
オナ「そうだな…」
(オナキン達の傷は合体の影響か治っていた。砕けた耳飾りは破片すら見当たらなかった)
2ヶ月後……
(街の復興は大工キンの手腕により二ヶ月で完了した…街自体は)
オナ「街…だいぶ良くなったな…」
設X「あぁ……できればあの頃の活気が欲しいぜ…」
オナ「…でも今もあるじゃんか」
………カチッ
爆・笑太郎「IKEAには手ぶらで行けや」
🦀「ぅわぁははははははは🦀」
🦐「😡🖐️⚡️⚡️⚡️⚡️⚡️」
1ヶ月前
オナ「おい!」
設X「なんだ?」
オナ「エビとカニ生きてまーす!ww」
設X「いぃやぁぁったあああああ」
(ASDキン撃破後オナキンと設Xキンは未だ息のあったカニキン、エビキン、石Xキンを救出し渋谷の病院に運んで手術を受けた一ヶ月後に目を覚ました。彼らは自分らのいないところで何が起きたのかを聞いて悲しみにくれた)
……過去と未来の狭間……
オナ「みんなは戻らねぇけど幸せを噛み締めるのは悪いことじゃねぇ」
設X「そうだな…それではピーチプレイプやぁりましょう!」
オナ・🦐・🦀「🫸⚡️⚡️⚡️⚡️⚡️⚡️」
オールスターダスト計画悪魔降臨暦
完
コメント
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壮絶な戦いでした…反社キンや隣ヤン、鎖国キンたちの最期は本当に泣けました。最後のオナキンと設Xキンの合体、オックスキン覚醒は熱すぎて鳥肌立ちましたよ!絶望感が凄かった分、勝った後の静かな余韻と、生き残った人たちの日常が戻る描写にじんわり来ました。お疲れ様でした!