フランス視点ーーーーーーーー
ふんわりと香るアロマの匂い。
憎たらしい朝日が楽しそうに笑っている。
無音の世界。
唯一違うところと言えば、悪夢を見なかったことだろう。
全員から嫌われる夢。
日本もカナダもイギリスも。
全員がjeのことを嫌って嫌がって、いじめて、やられて。
そんな夢を見なかった。
久しぶりに頭がスッキリしている。
🇫🇷「今日はいつもよりほんの少しでも違うのかな、」
そう、希望を胸に抱いて準備をし始めた。
特に何も考えずに学校まで来てしまった。
時間を見ていなかったから、いつもより40分はやかった。
でも、いる人はいるんだろうなぁ。
そう考えてドアを開けるとだれもいなかった。
でも、そんな日もいいかもとか思いながらリュックに入った教科書を取り出す。
一通り準備し終わって先に着こうとした瞬間。
ガシャン。
と大きな何かの壊れる音があたりに響いた。
きっと隣のクラスの音だろう。
生徒会としての責務とか、そういうのを考えたら、間に合った方がいいことに気づき急いで隣のクラスへ走った。
🇫🇷「誰〜!!」
、、、、、、、、は?
🇫🇷「イギリス、、? 」
隣のクラスにはカナダとイギリスがおり、両方頭から血を流し色々なところを怪我していた。
イギリス視点ーーーーーーーー
さっきより少し前。
私は、みんなよりかなり早く学校に来ていました。
理由は、まぁ、フランスに会えるのが少し楽しみだったので。
クラスに入ると、早く来たおかげか上から水が降ってこなかった。
あたりを見回すと、私の席に花瓶が置かれていること以外誰もいない教室だった。
🇬🇧「、、、誰もいませんね、フランスさんに会いに行きましょう」
そう言って歩き出そうと後ろを振り返ると、そこには大きな壁があった。
いや、この大きさのクラスメイトを私は知っている。
🇬🇧「カナダ、、」
そういうと、カナダはニコニコと笑って私に話しかける。
🇨🇦「おはよ、劣等人種さん。優秀人種さんに会いに行くの?」
その言葉に少し頷くとカナダはいつもの笑顔を貼り付ける。
🇨🇦「そっかぁ。でも、フランスさんは君に用はないかもよ?」
カナダがそのよう話しかけてきたので、私は。
🇬🇧「あなたの知らない話をこれからするんです。あと、あなたの主観的な発言は大変不快です」
そういうと、カナダはすこし、いや、本当に怒ってしまったようだった。
急に近くにあった机を私に向かって投げてくる。
かなりの速さだったが間一髪で避ける。
カナダは何度も何度も机やら椅子やらを投げてくる。
そのものたちがたまに私にあたる。
あたま、頬、腕、足、お腹。
私も負けじと投げていく。
気づいたらこの部屋は見事な惨状になっていた。
避けたり、投げたりしていたらふと、彼の声が聞こえた。
🇫🇷「イギリス、、、?」
すぐに振り返り、彼のところへ走る。
的が単純な動きをすると、すぐにたくさんの球を当てられる。
そんな感じで、私にもたくさんあたる。
走って走ってやっと彼も胸に飛び込んだ。
と、同時にカナダも投げるのをやめたようだ。
そのことで安心すると同時に意識が途切れた。
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