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ーFolktaleー
涙が枯れた無愛想な君へ
滉斗side
10年前(8)
ドンッ!!ドサッ
キャーーーーー!!男の子が轢かれてッッ!
誰かーーー!
イッ…ウゥッ
なんで…?ぼく、ひかれたの…?
いやだっ…しにたくないっ…
しにたくないっ…、
かみさまでもあくまでもいいから
たすけてっ…
「助けて欲しいか…?」
「えっ…?」
「俺は…悪魔だ…、」
「たすけて…ッ!」
「契約には‘代償’がある。」
「だいしょぅ…?」
「お前の笑顔をもらう」
「えがお…?」
「お前が笑うとお前の大切な人が不幸になる。」
「どうする…?」
「今ここで 死ぬか、
一生笑わずに生きるか… 」
「選べっ、、若井滉斗、」
「僕はっ…」
10年後(18)
俺は普通の高校生活を送っていた。
でも、俺には悪魔が憑いている。
笑いの悪魔らしい。
そりゃあ小学生の頃は笑ってしまうこともあった。
でも、お父さんが事故にあったり、
お母さんが病気になったり…
お兄ちゃんが轢かれるわで、
段々と分かってきた。
俺はもう笑えないのだと。
だから俺は普段から無表情だ。
そのせいで周りからは
この高校の悪魔だとか…
ロボットとか、
散々な言われようだ、、
「涙のあとには笑顔でしょっ!」
俺はこの言葉が嫌いだ。
この言葉はお母さんがよく言ってきた言葉だ。
これを言われてしまうと、
表情の選択肢が‘笑顔’しか無くなっちゃう。
笑えないのに…?
だから俺は泣かない…。
ずっと泣いていないと涙も乾いてしまって、、
涙が枯れてしまった。
これから先…俺は笑ったりも、泣いたりもしないんだろうな〜、、
もう大切な人を不幸にしたくない。
人生に娯楽なんて必要ない。
俺に必要なのは、、笑わないことだ。。
「転校生を紹介する。」
「どうぞ。」
「こんにちは〜!!」
「大森元貴です!」
「よろしくお願いします〜!」
「みんな、仲良くしてね!」
「あー席は若井の隣だなっ、!」
「はーい!」
トコトコ
「ここかなっ? 」
「こんにちは!」
「お名前は…?」
「若井滉斗」
「へー!若井滉斗!いい名前だねっ!」
「うん…」
「元気ないね!」
「なんかあった…?」
「もういいよ。俺のこと気にかけないで。 」
「俺と話さない方がいい。」
「ふーん」
「よく言われない…?」
「無愛想な人だって!」
「だからっ…?」
「まぁ、いいけどさ〜笑おうよー」
「ふーん、あっそ、、」
「まぁいいやっ!じゃあね〜!」((走
もう誰も関わらなくていい。
悪魔が隣にいることを忘れちゃいけない。
笑わないから…
どうせあいつももう嫌いになっただろ
はぁ…、、またつまらない学校生活…
つまらない人生が…始まる。
新しい連載始めました!
ヒントとかを「真相の真相。」とかで話してたんだけど、見てくれたかな…?
見てないっ!っていう人は、見てみてくださいっ!
話は変わりますが、!
主Folktaleが大好きなんですよっ!
同士います…?
笑いたくない滉斗と笑わせたい元貴…が今後どんなふうになっていくのか…!
楽しみにしてくれると嬉しいです!
コメントも待ってまーす!
♡とコメントよろしくっ!
フォローも!
それではまた!
コメント
5件
わぁ新しいやつだ〜!!😭💕 もうめっちゃ最高、!物語が最高すぎる! 続き楽しみにしてる、!