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学園長side
アイツが成し遂げられなかった事を1000年かけて俺は成し遂げた。
けど彼奴はこの世にはもう居ない、彼奴は最後まで俺を見やしなかった。
私情に彼奴の生まれ変わりである晴明くんを巻き込んで罪悪感がある、けど俺は生まれ変わりだと知っていても晴明くんと彼奴を重ねてしまう。晴明くんも鈍感だがそういう事だと察しも良い為、その事には気が付いているのだろう。
下校のチャイムが鳴り、生徒もどんどん帰宅していく。
「学園長ー」
主に学園を破壊をする問題児の声が耳を通る。また嫌な予感がする。今からぬらってやろうか、と考え事をするが学園の長であるもの、話は聞いてあげようと免じてあげた。
「なんでしょうか?柳田君」
「この薬試してください!」
「は、ちょ待ってくださいよこの薬何の薬ですk」
言い切る前に謎の液体をかけられ、ボフンっと爆発音が響きまぁこんな事だろうな、と嫌な予感は想定内だったしちゃんと的中したが不意打ちだった為、ぬられなかった。恨むぞ一反木綿。今度布にしてやる。
「勘弁してくださいよ、こちとら貴方の担任やその親友達が学園を破壊しまくるので赤字なんですよ……っては?」
目を見開き、信じれられない光景が目に入った。
それはかつて、自分が見て欲しかった相手である、安倍晴明?と思われる人物がいた。
何故か幼い姿な為、確証はない。だがあの一反木綿の事だからこの童子は本当に彼奴かもしれない。しっかりアホ毛もある、髪色も若干紫が混じっている黒髪で彼奴と同じだ。
この子が仮にも本当に晴明だとするなら蘭丸さん、四神(白虎が1番やばい)にだけはバレたくない、彼奴らは何するかわからない!!!それに晴明くんの魂を奪おうとするほど俺と同じように嫌な焦がれ方をしている。
「柳田君…これなんの薬ですか?」
「これは失った大切な物が戻る薬です」
ドヤ顔をキめているが薬のせいでこっちは何度も何度も学園破壊をされているんだよ!!!!と若干不機嫌になるがなんとも都合がいいのだろうか。
「あ、俺もう帰らないとー学園長さよーならー」
「…はい、さようなら、気をつけてくださいね」
本当はもっと薬の詳細を聞いときたいが下校時間はもう少し過ぎている為、引き留めはしなかった。明日の朝になったら問い詰めるつもりだが。
学園長たるともここは冷静に判断しなくては。
「…此処は?」
「百鬼学園ですよ、あやかしの通う学園です。
一応聞きますが、晴明だよな?」
未来が視えるとはいえ、昔自分が払っていたあやかししかいない学園にいるという事は疑問でしかないだろう。さらに翁の面を被った男に名前を知られてるなんて軽くホラーだろ。自分でもそんな事されたら怖いわ。
「なんで僕の名前を知っているの?」
「覚えていないんですか?俺は道満。お前の好敵手だったんだからな」
「道満…?、そっか、道満。よろしくね」
対応力がなんとも早い。ムカつくし不本意だがまぁ彼奴?の幼少期なだけある。ていうか記憶がないんならお前の恋人とか言えば信じてくれたんじゃね????俺の片想いだけど
「あっちゃーん!!お金貸し、は?」
窓から同じく晴明に焦がれていたであろう、元朱雀であり烏天狗団とかいう盗人の隊長だった。せめて窓じゃないところから来いよ!!!ていうか此奴にはこの事は絶対知られたくなかった!!!!このまま此奴を閉じ込めて俺の物にして俺の好みに育ててやろうと思ったのに!!!!
当然だが朱雀も目を見開いてる。お前と同じは嫌だが気持ちはわかるぞ。
次回晴明sideと隊長side書きたいです、、、
🎭が若干キャラ崩壊しててすみません!!!
柳田くんと学園長の口調がマジでわからなくなってった!!!!ごめんなさい!!!
コメント
4件
ᔪ(°ᐤ°)ᔭᐤᑋᑊ̣作者様𝑳𝑶𝑽𝑬
好き!!大好き!ショタ祖先は祖先受けを救う!!続き待ってます!!