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何でも許せる方のみ
男主
BL
文スト
ビースト
主人公紹介
名前 鈴音鈴(すずねりん)
好きな 歌 犬
嫌いな 汗だくな部屋
性別 男
年齢 19
異能力 御伽の造作
(歌う事で人を眠らせることが出来る。そして夢を操れる)
性格 或る人が好き。然し叶わぬ恋だと思っている。怒ることが苦手で控えめな性格(だが気が強い)仕事上、舞踊や演奏あるいは歌唱が得意。
座右の銘 「来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに焼
くや藻塩の身もこがれつつ」
身長176
横浜の三大美女とされた花魁が身売りされた。
殿方は美しいと言う理由で購った訳ではなかった友人だった人(織田作)の声に似ていたからだ
花魁がふと何十枚に花弁のように重ねられた着物が次々と脱いでいく。
そのうち私はじっとその姿を見ていた。
「気になるのかい?」
「いいや、別に」
私がそっぽを向き応える。
すると彼はそのまま着替えを続けていた。
少しの微笑が織田作に似ている。
皮膚の奥の奥がこそばゆい、高揚感が胸のどこかにある。
しかし自分るが元友人を重ねている自分へ憎悪を添えている。
彼にある気持ちを抱いている。
この感情には名前が無い。
愛、憎しみ、恋、そんな言葉が駆け巡るがどれも当てはまらない。
だが近い名前を言えば憎愛。
私は彼を愛したい。
だが私が愛せば壊れてしまう。
身体や関係や何もかも。
下を向いていると花魁から一人の男として成り代わっていた。
不恰好な黒メガネを着け喉に巻かれていた包帯はなかった。
そして、藍色の着物姿をしている。
「待たせてしまったね、早く行こう」
やはり友人の声だ。
彼は私の腕を引っ張り片手には大きな鈴を持っていた。
「耳は閉じてくれ」彼がそう言うと光輝く鈴を鳴らした。
虫の鈴音が歩く度に鳴っている。
蝶のように舞う音が聞こえてくる。
「異能力伽の造作」
異能力の発動と同時に遊郭のいる者は眠ってしまった。
「態々、遊女ややり手、客達などを眠らせる必要があったかい?」
「、念のためさ…・・」
少し下を向き、意味ありげな苦笑いをした。
玄関に着き引き戸を開いた。
すると不機嫌なオレンジ髪のチビ幹部と可愛らしくも人形のような赤髪の女性が前にいた
その背の高い女の子と話している。
さっき迄、低い声が一気に鈴のように凛とした声が聞こえてくる。女らしくも花魁の仕草だった。
「少々忙して、今度来てもいいかな?」
首を傾げてうるうるとした動物の目で見ていた
「勿論っ!何時もの場所ねっ!」
私と中也はその二人を眺める。
この二人は友達なのか?それにしても距離が近い。
近すぎる。
これが男女の距離かい?
「こほんっ…・・」
「あ、すまん」
「ごめんなさいね。つい盛り上がって」
申し訳なさそうに二人は一気に落ち着いた
「ねぇ、二人は友達かい?」
「「いえ、親友だ(です)」』
「情報が多すぎるから中世の脳が限界突破しているよ」
「「あ 、」」