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まぁた不穏系です☆
最近不穏な感じのやつ書くのにハマっちゃって…🫠🫠
ちょっと明るくて尊い感じの太中が消えてきてるんですが…
気が向いたらそっちも書きますw
今回は太宰さん視点です~
太 ほらほらちゅーやー
太 早く任務行くよー?
中 ちょっと待っとけ!
太 えーやだー
中 手前は待てもできねぇ狗だったのか?笑
太 うわ、最悪、この蛞蝓、チビ、馬鹿、阿呆…
中 はっ、なんとでも言え笑
太 狗なのは中也なのに…
中 へーへー
中 ほら、任務行くぞー
太 あ、ちょっと!
なんか今日は僕が振り回されてる気がする。
調子狂うなぁ。蛞蝓のくせに。
でも、僕はそんな中也が大好き。
だから、いつか”好き”って言いたい。
ある双黒での任務の日。
中 おらおらぁ!!
中 手前らこんなもんなのかぁ”!?
中 まだまだ楽しませてくれるよなぁ”!?!?
中 ははははっ!
太 ちょっと、ハイにならないでよ!
いつものようにハイになっている中也を止める。
中也はかなりの確率でハイになる。
それを止めるのももう慣れっこだ。
そんな中也も好きだし。
太 もう全部死んでる!
中 !…ふぅ、
太 全く…。死体撃ちはやめてよね。
太 血を片付けるの結構面倒臭いのだよ?
中 …いや手前、いつも死体処理は部下にやらせてんだろ
太 …知らないね。
中 知らなくはn
太 はいはい帰るよー
中 最後まで聞けよ!
双黒での任務では大抵、僕が作戦を立てて、それを中也が実行する。
というような感じだった。
それで今まで失敗などしたことは無かった。
でも━━━━━━━━━
中 太宰!後ろ!!
太 へ、
中 ッッッ!!
今回も成功、怪我人も無し…
という訳にもいかなかった。
しかも、よりによって怪我したのは中也。
太 え、へ!?
中 ぅ”…っ
太 ちょ、中也!!!
太 起きてよ!!
太 森さんっっ!
太 お願い…起きてよ…泣
中 …
もう何日ここで泣き続けているだろう。
あの後中也は直ぐに医務室に運ばれ、森さんの手術によって一命は取り留めた。
でも、未だに意識が戻る気配はない。
そして、中也はもう”耳が聞こえない”らしい。
だから、こうやって僕が呼びかけても意識には届かない。
分かってる。でも辞められない。
辞めてしまったら、本当に中也は一生起きないかもしれない。
そんなの嫌だ。
一生に一度。たった一人の愛する人━━━━━━━━━━━
ある日。
中 ん…
太 !?
太 中也!! (肩叩
中 あ、ぁう
太 泣
太 良かった、良かった、!泣
太 やっと起きた…泣
中 ん、ぁぅ
中 ??
太 (耳が聞こえないから上手く喋れないんだ…。)
中 ぇ…あ、、?
中 ぅ…(震
太 中也 (肩叩
太 落ち着いて、大丈夫だから (手握
中 (頷
太 中也 、手話で話そう?(手話
中 分かった(手話
※ここから手話
中 俺どうなっちまうんだ?
太 分からない
太 やっぱり耳聞こえない?
中 おう
太 泣
太 ごめんね
太 庇ってくれてありがとう
中 太宰のせいじゃねぇ
中 でも、俺、怖い
中 今まで当たり前にあったものが無くなるのが、太宰の声が聞こえないことが
中 怖くて堪らないんだ
太 うん、そうだよね、…ごめんね、ごめん、… 泣
中 …なあ太宰
太 どうしたの?
中 手前は俺から離れてっちまうのか?
太 なんで?
中 耳が聞こえない俺と相棒なんかやっててもって
太 そんな事言わないで
太 僕が悲しい
太 君は一生で1人の
太 最高の”相棒”なんだから
中 泣
中 ありがとうな
中 俺
中 太宰が”相棒”でよかった
中 早く復活する
中 それまで待っててくれ
太 もちろんだよ
太 どれだけでも待つよ
中 ありがとな
“相棒”、か。
僕の気持ちは一生伝わることはないのだろうか。
いや、手話でなら伝えられるかもしれない。
でも、肉声では、言葉では伝えられない。
そう思うと胸が締め付けられるみたいだ。
ねえ中也、僕君の事が大好きだよ。
声で伝えられたらどれだけいいだろう。
今の中也には支えが必要だ。
だから僕が支えになってあげたい。
でも、今大好き、なんて言ったらもっと中也のことを混乱させてしまうかもしれない。
そんなことできない、したくない。
だけど…。
今僕は中也に何ができるのだろう。
あれからずっと考えた。
出た結論は
“気持ちは伝えず、今の関係のままでいる。”
というものだった。
本当は伝えたい。でも中也を混乱させたくない。
だから、いっその事中也への想いを捨てようと思った。
━━━━━━━━━でも、どうしても考えてしまう。
いつもと変わらない日常が過ごせていたら良かったのに。
“太宰、おはよ”
それだけでよかった、と。
いや、こうなる前に
“好きと伝えれば良かった”
って。