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ルビーには秘密がある。
「誰もみてないよね?」周囲を確認する。すると、目を瞑った彼女を黒いモヤが包みこんでいった。モヤが晴れると、そこは少し薄暗い建物。
「パパ、ママただいま!」
この声がした瞬間、上から何人か人影が降りてきた。
テレビマン達だ。アストロ軍を退け、平和になったのである。
「おかえりなさい」
女性の声。ルビーがママと呼んだのはテレビウーマン。
男性の声も聞こえた。ノーマルテレビマンだけでなく、テレビダディ、ラージテレビマン、サイエンティストテレビマン、そしてタイタンテレビマン…
ルビーの「家族」が集まった。
もちろん、血の繋がりみたいなものはない。ただ、家族として暮らしているだけ。今日から夏休みなので寮生のルビーは久しぶりに帰還したのである。
めんどいので、
サイエンティストテレビマンを サイテレ、
ラージテレビマンをラジテレ、
タイタンテレビマンをタイテレ
と表記させていただきます。
ルビーは、
タイテレ、ラジテレは兄ちゃん、
サイテレはじいじ、
テレビダディはパパ、
と呼んでます。
夏休み何したかは書きません。
夏休みも明け、ルビーは登校。
テレビマン達はルビーを送り出す。
ルビーは目を瞑るとモヤに包まれた。
登校完了。
教室に行くとロビーとライリーが駆け寄ってきた。「久しぶり元気にしてた?」
ルビーは返事をする。
「.enif m’I ,haeY」
「え?」怪訝そうな声が返ってくる。
ルビーは慌てて「元気よ!」と返す。長期休暇でうっかりテレビマン語を話してしまった。だが2人は気にせず授業に入った。
「焦ったー」安堵してルビーも教室に続いて入った。