124×380
学パロ
124の事が好きな子に絡まれる380
放課後、ナムギュを待っていたら知らない女の子2人に話しかけられ、体育館裏というありきたりな所へ連れて行かれた。
「なに?」
「ナムギュ君と別れて。」
「…は?」
「だから、この子がナムギュ君のこと好きだからあなたが邪魔なの。別れて。」
意味わからない。なんでそうなる??
ナムギュの事を好きなのは別にどうでもいいけど、それであたしに別れろってどういうこと?
「なんでそうなるの」
「話聞いてた?この子がナムギュ君の事好きで、でもあんたと付き合ってるからあんたが要らないんだってば。」
「…普通に嫌だけど。」
逆ギレしだす女の子。もう1人の子はキレてる子の後ろにいて守られてる。なんなんだこれ。
「てかそもそもさ、そんなに好きならあたしから奪えばいいじゃん。 」
「っはぁ?!」
「別れさすとかめんどくさい事しなくても、アピールするなりすればよくない?そもそもあたし人に言われて別れる気ないし。」
「…っ」
こいつ口論下手くそかよ。
あたし別にナムギュが他の女に口説かれようがどうでもいいから好きにすればいいのに。
あたしにこうやって言ってきてる勇気を別の方向に持ってけばいい話じゃん。
「そもそも、もしあたしが別れたとしてナムギュがあんたみたいな奴に振り向くとは思えないけどね。」
「は、お前っ!!」
「そーそー。」
急に後ろに引っ張られバッグハグをされる。
後ろをチラ、と見るとニヤニヤしたナムギュが居た。
「な、ナムギュ君…」
「悪いけど俺こんな回りくどいことするやつ好きじゃねぇ。そもそもこいつ以外興味ねぇから、残念。」
見る見るうちに血の気が引いて青い顔になってく子と、対照的に怒りから顔が赤くなっていく子。
こいつを好きになったのが間違いだよ。
「最っ低!!」
「ナムギュ君、ひどいよ…!」
それだけ言うと泣き出した子をわざとらしく慰めながらどっかへ行った。
…なんだったんだ。
「…は?なんで向こうが被害者ヅラしてんだ?」
「ああいう女子ってそんなもん。」
「めんどいな。」
「お腹すいた。ご飯行こ。」
「…お前なぁ、俺ずっと待ってたんだけど。」
「はいはい、ありがとー」
「チッ、クソが。」
ナムギュを置いてスタスタと先を歩くと不満気な顔をしながら付いてくる。
そんな顔してるけどさ、
「でもそんなあたしが好きなんでしょ?」
「……うっせ 」
照れ隠しなのかなんなのか、あたしの手を取り早歩きしはじめる。
こいつ、かわいいとこあるよね。
学パロっていいよねぇ。
リクエスト順次書いてってます!
物によってすごく長くなっちゃったりしてるので順番左右することご了承ください🙇
コメント
2件
尻に敷かれてる感じが好きすぎて!!まじで天才です。