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翔也side
この前、やっと◯◯と近づけそうだったのに、碧海に邪魔された。
碧海を恨むわけではない。取り合いなんだからしょうがない。
でも、どうしても…。
◯◯side
『翔也くん~』
🐰「…あ、はい!」
『えなんで敬語?笑』
🐰「まって間違えた.笑 ちょっと考え事してて、」
『えー珍しいね!』
🐰「あ、で、何か用だった?」
『あぁ、…ちょっと相談乗って欲しくて。』
🐰「相談?」
『うん、あっちで話したいんだけど』
🐰「いいよ!全然乗る」
『ありがとー泣』
__別室
『…あの、私って、鈍感かな?」
🐰「えっ?」
『急に言われてもだよね、笑』
🐰「………いや、鈍感だよ」
『…やっぱ?』
🐰「だって◯◯はいつも……、、」
『え、いつも、何…?』
🐰「ううん、ごめん、何でも無い、」
『ねーそれ川尻先輩にもやられたんだけど!』
🐰「ほんとになんでもないから、」
『なんか隠してる?』
🐰「違う、、ただ、1個言いたいことあって」
『え、何?』
🐰「…みんなの言葉、本気にしない方が良いよ」
『……えっ?』
🐰「◯◯に甘い言葉言って、混乱させて、相談までさせて…、
……怖い。」
『怖い…?』
🐰「もし遊ばれてたらどうしようって」
『でも、あの人たちはそんな人じゃ…』
🐰「分かってる、、…分かってるけど」
少し食い気味に喋る翔也くんは、いつもより焦ってて早口。
🐰「…ごめん。相談してくれたのに、」
『いや、ありがとう、私も気をつけるから…』
微妙な雰囲気が流れる中、ガチャッと、ドアが開く音がした___
✈️「…なぁ、なにしてん」
少し不機嫌そうに、碧海くんが入ってきた。
🐰「すかぃっ、、⁈…なんで…」
✈️「なーんか珍しく翔也の感情的な声が聞こえて、、。」
🐰「違う、」
『あの、相談乗ってもらってて…』
✈️「相談?」
『はい、』
✈️「珍しいな、◯◯」
🐰「僕には結構してくれるよ?(得意げ)」
✈️「っ…聞きたなかったわ.笑」
少し笑って俯いてる碧海くん。でもその顔は明らかに引きつっている。
『…えっと、なんかごめん、もう大丈夫!』
🐰「え、もういいの?」
『うん、1人で考えるのも大事だし』
✈️「そうやっていつも抱え込んどるんやろ?頼ってや」
『でも、これは私の問題だから、。ありがとう」
相変わらず弱い私は、その場を逃げるようにして去ってしまった。
🐰✈️「あ……」
…ほんとバカだ。私。
ー家ー
📱♪×2
🐰💬「今日僕が言ったこと、全部勝手なことだから、あんま
気にしないで!ごめん。明日からもみんなと普通に接してほしい」
✈️💬「今日ごめんな。俺にできることあったらいつでも言ってや」
『…優しいなぁ……』
翔也side
不安。今はただそれだけ。今日のことで◯◯に嫌われなかったかな。
さっき送ったLINEも、半分嘘。本当は接して欲しくない。
でも皆んなが遊んでるわけじゃないのは本気で分かってる。
なのに、気持ちが先走って思わずありもしないことを言ってしまった。
スマホを閉じて、ベッドにもたれかかった。
continue…
コメント
1件
翔也……かわいいね…(え?)