テラーノベル
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ななもり。「ジェルくん、今日の配信も最高だったよ。お疲れ様。はい、これ」
ジェル「あ、缶コーヒー。
ありがとな、なーくん。
……って、なーくんもお疲れ様。
ほら、また自分のこと後回しにして、メンバーのデータチェックばっかりしとるやろ。
目がちょっと赤い。少しは休みぃや」
ななもり。「あはは、やっぱりジェルくんにだけはバレちゃうかぁ。
でもね、みんなが楽しそうにしてるのを見るのが、俺のいっちばんの幸せだからさ。
これくらい、全然苦じゃないんだよ」
ジェル「なーくんは、いつもそれやな。
グループのため、メンバーのため、リスナーのため……。
自分の幸せは、もっと後回しでもええって思っとる。
もっと自分のこと、一番に考えてもええんやで」
ななもり。「考えてるよ?
俺、自分の幸せのこと、いーっぱい考えてる。
……あのね、俺の幸せの中にはさ、ジェルくんがこうして隣で笑ってくれていることも、ちゃんと入ってるんだよ」
ジェル「……っ、……ずるいわ、そんなん。
ずるすぎる。なーくんにそんな風に言われたら、俺、何も言えんくなるやん」
ななもり。「あはは、本当のことだよ?
ジェルくんがいてくれるから、俺は頑張れるんだからね」
ジェル「……なぁ、なーくん」
ななもり。「ん? なに?」
ジェル「なーくんの進む道の先にはさ、絶対に、いっぱいの幸せが待っとるよ。
俺が、世界で一番それを保証したるから。
だから……あんまり一人で背負い込みすぎんといてな」
ななもり。「うん、ありがとう。
ジェルくんにそう言ってもらえると、本当に大丈夫な気がしてくるよ。
……よし、じゃあ、そろそろ片付けて帰ろっか」
ジェル「……なぁ、なーくん。
ちょっとだけ、寄り道してかへん?
今日は夜風が気持ちええから、もう少しだけ、こうして二人で歩きたいわ」
ななもり。「うん、いいね。少し遠回りして帰ろうか。外、涼しそうだもんね」
ジェル「そうやな。
……うわ、外、ホンマに静かや。
さっきまでの賑やかさが嘘みたいやな」
ななもり。「本当だね。誰もいないね」
ジェル「……なーくん。
こうして二人で歩いとるとさ、時々、時間が止ればええのにって思うわ。
……なんてな、冗談やけど」
ななもり。「ふふ、ジェルくんがそんな真面目な顔して言うから、ちょっとびっくりしちゃった。
でも、そうだね。
少しだけ、そんな風に思っちゃうかもね」
ジェル「……なーくん」
ななもり。「どうしたの?
ジェルくん、立ち止まって」
ジェル「なーくん。……月が綺麗ですね」
コメント
3件
**寺島あおいです🤍** 椎名遥陽~はるひ~さん、素敵なエピソードをありがとうございます。 お互いを思いやる二人の会話が、夜の静けさと相まってとても優しい雰囲気でした。特に「自分の幸せの中にジェルくんが笑っていることも入ってる」というなーくんの言葉がじんわり沁みました。そしてラストの「月が綺麗ですね」…この一言に込められた想いに思わず息をのみました。夏の夜風の中、この先どうなっていくのか、続きがとても気になります。
#ご本人様には関係ありません
ナイン
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NGS_ヘビーなしっぽ
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