ピコン LINEの通知が鳴った。
藤澤「ごめん〜体調くずしちゃた。NiziUちゃんのライブ行けないや 」
ガチャ
大森「涼ちゃん大丈夫…?」
藤澤「ごめんね。こんな時に風邪ひいちゃって」
大森「全然大丈夫だから起きないで!寝てていいから、っ」
熱があるのだろう、冷えピタから覗く瞳が潤んでて顔が上気してた。
大森「なんか、食べれそ?今若井が飲み物とか買って来てくれてるから 」
藤澤「ん、ありぁと。うつっちゃうから近くこないで」
そんなん言われて引き下がる俺じゃない。
ズカズカと近くに寄る俺に
藤澤「んもー、、じゃ、手、握っててほしいな、」
と呆れたように言われた。
ギュッと握ると弱い力でぎゅ と握り返してくれた。
握った涼ちゃんの手は熱くて汗ばんでた。
大森「熱、どんくらいなの?」
聞きながら体温計を脇に挟む
藤澤「んぁ、わかんなぃ、、でもさっきよりはさがってる、かも」
ピピピピッ
大森「……39度!?待って、冷やした?薬は!?さっきはってさっき何度だったのさ!?」
藤澤「んぇ?そんなあるの、、?も、元貴移っちゃうよ、帰って」
力のない腕でんしょんしょとお腹を押してくる。
大森「俺は別にいいよ、涼ちゃんになら移されても」
藤澤「…バカ。」
涼ちゃんは弱々しく笑ってみせた。
ガチャっ、ドタドタドタ
藤澤「…ぁ」
若井「りょちゃ、、!!大丈夫!?、色々買ってきたけど食べれる!?…、」
藤澤「ありぁと〜、いまは大丈夫よ…」
藤澤「それよりふたりとも、かえったほうが」
若井「こんな涼ちゃんほっとけないよ、何してほしい?何でも言って」
若井も俺と同じ気持ちらしい。
藤澤「もー、ほんと2人とも…」
藤澤「時間が許すなら若井も元貴もそばにいてほしい。でもうつって欲しくないんだよ、2人の気持ちはとても嬉しいけれど、僕の気持ちもわかってほしい、、」
確かに熱ある人のそばでわちゃわちゃしてるのもな、、と思い今日は引き下がる事にした。
涼ちゃんはきっと年末から年始まで無理してたんだ。無理して毎日遅くまで練習して。
もちろん若井だって俺だって同じだし健康だけど、だからって涼ちゃんの体調管理不足と怒りたくはなかった。体調管理なんかできないくらい頑張ってたのは容易に想像できるから。
ロケがあったり生放送、転んだり…怒涛の年末年始だったよな。31歳に無理させてごめん。
今はゆっくり休んでほしい。
若井「俺と元貴がNiziUのライブ行ってデートだと思われたら俺やだよ」
大森「しょうがないだろ、でも体調崩してることは本人の口から言いたいと思うし」
案の定、デート騒ぎされたよね。
いや正確には「涼ちゃんは?」「涼ちゃんきてたの?」「2人?3人じゃないの?」
って連絡が多かった。みんな涼ちゃん好きすぎ。わかるよ俺も好き。
風邪が治ったらいっぱい愛してあげるんだ。
コメント
16件
転んだりぃ!!!笑 しっかり入っててなんか嬉しいです!!
さり気なく転んだりが入ってるの好きです笑 もとぱ優しいなあ❣️
私も好き❤️