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組織食堂室。 翠。「、、、、」狂唖に会いたいな、、何処にいるんだ、、。すると「遊馬!!!!」「、、??専務、、??どうしました??」「狂唖が何処にもいない!!!!」「え??」「帰ったんじゃないか〜、今朝、気分がダルそうだったし、、」酒井はそう俺の横で言った。「、、そ、、それが、、」「、、??」「専務室に飾ってあった、、拳銃がなくなってるんだよ、、」「、、え」
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6時間後。 組織中庭。 狂唖。
「、、、、」夕方だ、、。ずっとぼーっとしてた、、、「、、寒い、、」手悴(かじか)む、、目も、、「痛い、、」痛かった、、麻酔ってやっぱり凄いんだな、、でも、、俺に殺された人や、、小我太は、、「、、もっと痛かったんだろうな、、」、、小我太今元気にしてるのかな、、体調は??大丈夫かな、、身長抜かされてるのかな、、危ない間に合ってないかな、、「、、あ、、小我太には風磨がいるじゃん、、」、、いつでも、、小我太を第一に考えて、、小我太を守って、、助けてくれるヒーローが、、「、、いいなぁ、、」俺は悴む手を動かし、銃口を自分の顎に当てた。「、、、、」俺が死んだら、、朝新は新しいモルモットに加四六や白子達を使うのかな、、養成も、、怪物にされちゃうな、、アイツらを守る為にも、、俺は生きなきゃな、、でも、、この愛情は、、「、、偽物か、、」寒い、、「、、翠、、」俺、、「、、これで良かったのかな、、」パァン!!!!!!「、、!?」「、、っ、、」俺が銃を引いた瞬間、銃口は俺の顎からずれ、俺の真上目がけて弾が撃たれた。「、、、、」俺は自分の真上を向いた。すると上から数滴の血が垂れてき、荒い息がかかった。「、、か、、墻音、、??」「、、ハァ、、ハァ、、ハァ、、」「、、!?」、、墻音、、頬から血が出て、、まさか弾が当たった、、!?「、、!?墻音!?血、、っ!?」すると墻音は俺の両手首を掴み、木に押さえつけた。「、、か、墻「その目は、、誰にやられた、、」「、、??へ」「こんなところで何来てたんですか、、何で自分に銃なんて向けてた、、」「、、あ、、」「何ですぐ言ってくれなかった、、」「、、、、」「、、っ、、早く答えろや!!!!何でだって聞いてんだよ!!」そう墻音は俺に怒鳴った。「、、!?え、あ、違っ、、」声が、、また声が出ない、、「、、狂唖、こっち向いて、、俺の目見て」「、、、、」俺は目線を上に上げた。そこには想像以上に気が立っている墻音がいた。「、、え、、あ、、」「、、全部朝新の所為だよな、、」「、、へ」何で知って、、。すると墻音は立った。「、、!?か、墻音」「声が出ないんだよな」「え、、」「どんだけ俺がアンタに話を聞こうとしても、、アンタは話したくても話せない、、」「、、、、」「なら、朝新って男を今すぐ殺す、そこに居て、、終わったら迎えにきて、、」俺は墻音のコートを引っ張った。「、、何、、」墻音は俺に目線をやった。「、、い、、行かないで、、此処に居てよ、、」俺はそう墻音に言った。「、、喋れるの、、」「え、、あ、その、、」「、、何、、もしかして喋れるけど話してくれないの、、」「あ、、いや、、」「、、話してくれねぇんだな」「、、??」すると墻音は俺の首筋に口を当てた。「、、!?墻っ」ガブッ!!!!「、、!?痛っ!?」ガリッ!!「か、墻音!!やだ!!離して!!墻音!!」俺は墻音の肩を何度も叩いた。「い、痛い!!!!痛い!!」「、、っ、、」「、、ゔっ、、あ」、、すると墻音は俺の首から口を離した。「、、、、」「、、アンタが他人に支配されるぐらいなら俺が支配してやる」「、、墻音、、??」「、、もう1回聞く、、その目は、、朝新にやられた??」「、、、、」「、、返事はいいから、、!!頷くなり首振るなりしろよ!!」「、、!?」俺は頷いた。「、、何で銃自分に向けてたの、、消えたかったのか??」「、、う、ん、、」「、、何で誰にも助けを求めなかった、、」「、、、、」、、求めたよ、、何度も助けてって叫んだよ、、けど、、俺は、、「、、俺が、、助けてもらうなんて贅沢だったの、、」「、、??ハァ??」「過去の罪を許してもらいたいから善人になろうとして、、みんなのこと利用して、、」「、、、、」「俺が善人なんて、、なれるはずがないのに、、!!」「、、それが本心、、??」「、、へ??」墻音は俺の耳を触った。「、、それがアナタの本心なら、、俺はお前に幻滅する」「、、、、」、、墻音が俺に冷たい、、。「、、た、、助けてもらいたいよ、、助けてもらいたいよ!!!!何度も叫んだの!!助けてって!!」「、、、、」「でも誰も助けてくれなかった!!!!近くに翠も居たはずなのに!!ずっと!!ずっと誰も助けてくれなくて、、こんなに叫んでるのに!!俺、、みんなのこと、、大切にしてるのに、、」すると墻音は俺の手を握り、おでこを引っ付けた。「ごめん、、」「、、、、」「、、ごめんなさい、、許されるなんて思ってない、、助けられなくてごめん、、言い訳だけど、、飛行機がどうしても間に合わなかった、、正月の帰宅ラッシュで空港が混んでた、、」「、、違っ、、」「でも、本当にごめん、、いくら言い訳してもアナタを守れなかったのは事実だ、、」「、、、、」違う、、「、、違う、、墻音、、」「、、??」「お、俺が全部悪いの、、俺のせいで、、」「、、え、、」「俺が、小我太にあんな事するから、、みんな、、竹口さんの奥さんと子供も、、咲久の部下も、、死んで、、」「、、、、」「俺のせいなの、、めんなさぃ、、ごめんなさい、、」「、、、、」「許してよ、、許してぇ、、」さっきまでカラカラだった目に涙が溢れた。許しを求めるように俺は墻音に縋(すが)った。「ゔっ、、めんなさぃ、、ごめんなさぃ、、」「、、狂唖」「、、っ、、ゔっ、、ぐっ」「、、ハハッ、、顔ぐしゃぐしゃ、、子供みたい、、」「ん、、」「、、そっか、、悪い事いっぱいしたんか、、」「ゔっ、、っ、、」「、、もうそれだけ謝れば充分じゃないんですか、、」「で、でも、、」「狂唖」「、、ん」すると俺は自分より遥かに体が大きい墻音に抱き締められた。「、、きね、、??」「、、ごめん、、人が泣いてたらどうすればいいかわからん、、」「、、、、」「、、アナタの罪は俺も一緒に償います、アナタが誰かに守られたいなら、、俺が守ります、、アナタが死にたいなら俺も死にます」「、、、、」「、、ずっとです、、死ぬまでずっと、、アナタのそばにいます、、アナタがどんだけ情けなくても、、アナタがどれだけ汚(け)れても、、アナタが俺から離れたいって言っても、、そばに居ます、、絶対に離さない」「、、守ってくれるの、、??」「うん、、アナタがピンチな時はいつでも、、」「、、ずっと、、??」「ずっとだよ」「、、へぇ、、夢みたい、、」俺はそう墻音の顔を見た。「ハハ、、ずっと前から守ってるつもりだったんですけどね、、ww」そう墻音は俺の涙を指で拭いた。「、、今日はもう帰ろっか、、狂唖」墻音はそう笑った。