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2022年ー春
桜が咲き,雪の様に降る春。
一人の新高ーの,物語が始まる。
ーチュンチュンー
「んっ…」
「今何時…ってえぇ?!!」
「8時?!」
「もぉぉぉ!!」
ドタドタッ
ー高1花咲花火ー
バンッ
「お父さん!なんで起こしてくんないの!」
「起こしたよ。ちゃんと」
「嘘だ!!」
できたてのトーストに乱暴に苺ジャムを塗る。時計をみると8時5分。登校初日から遅刻は流石にやばい。トーストを口に咥えた
「もう時間ない!いってきまーす!」
「気を付けろよ、後でいくからな」
「分かってる!」
ガチャッバタンッ
ーーーーーーーー
ガタン,ッッ
自転車のスタンドがあげらる音がいつもより早く強く聞こえる。
「とばすか…」
イヤホンを耳につけて、素早くまたがり
こぎだす。
「やばい、前髪作った意味ないじゃん!」
何故かこの日は風が強い。早くこいでいるからだろう。自業自得だ。
やっと学校につく。もうすぐ入学式がはじまる。
「よし!ギリギリセーフ!」
学校の駐輪場に自転車を置いて受付に行った。
「こんちゃぁ…」
「こんにちは。~」
先輩らしき人が受付にいた。高二ぐらいだろうか,優しい声だった。
「新入生の子だよね?名前聞いても良いかな。」
「あ、はい。花咲花火です。」
「花火ちゃんね、えっと…」
「1年2組だよ。」
「1年2組…分かりました!ありがとうごさいます!」
「うん!入学おめでとうだね!1年生の教室は2階だよ!またね!」
「はい!!」
私は手を振られながらもその場を離れた。
「えっと…2組の靴箱は…あった。」
その中から自分の名前が書いてある所を探した。
「ここか」
ギッ
靴を脱いで,中に入っているまだ新しい緑のスリッパを履く。
バタンッ
「よしっ行く…か。」
見慣れない階段を歩き,2階までいった。
パタパタッ
私のスリッパの音がやけに響いている。
1年2組の看板が見えた。
「うっ…緊張しすぎて胃が…我慢我慢。よしっ…」
ガラガラガラ
教室のドアを開けた。強くも弱くもなく、いたって普通に。
みながこちらを見ている。
「…(気まず~)」
パタパタッパタパタッッッ
ー 花火!!!~ ー
「ゔっ…来たな…」
「えへへ~高校も一緒だね~!♡」
「たまたまでしょ…多分」
「たまたまじゃあないよぉ。泣」
この子は七瀬真子。小学校から一緒だった。私は別に友達だとはあんまり思ってない。真子が話しかけるから話してるだけ。
「クラス一緒だね~!やったぁ♡」
「はぁ…また一緒なのか、。」
「んえ?!だめなの?!」
「いや、普通に疲れる。」
「え~~そんなことゆわないでよぉぉ。」
真子の黒く、大きな瞳がうるうる震えている。眩しい。
「疲れるもんは疲れるんだからしょうがないじゃん。」
「花火厳しいよぉ…」
『席についてください』
担任の先生らしき人が着席を促した。
みんなが席につき、先生が話し始めた。
「皆さん。まずは進級おめでとうございます。これから皆さんは立派な高校生ですね。これから一年間よろしくお願いいたします。」
先生は凄く綺麗で整っている。スタイルもモデルみたいに綺麗。見惚れてしまう。
「さて、これから入学式です。出席番号から順に並んでください。」
皆が一斉に立ち,廊下に並びはじめた。
「んと…私の出席番号は…26か… 」
出席番号は分かるがどこに入れば良いか分からない。とりあえずそれぽい所に入った。
「ねぇ,貴方ここじゃないよ?多分。」
後ろから声をかけられた。
「えっ?!」
振り返ると、そこにいたのはセミロングの黒髪で肌が色白く、全体的に凄く細い凄い美人がいた。
「何番?」
「え?」
「出席番号。何番?」
「あ、26だよ。」
「やっぱり。私27だから。」
「え!ごめん!!」
「いいよいいよ全然。」
黒髪が頭を振る度に細かにゆれている。
私はすかさずその美少女の後ろに移動した
フワッ~。
!
別に匂いたくて匂ったとかそんなんじゃないけど、凄く良い匂いがする。甘い。
私がその匂いを満喫していると、列が動き出した。私は列についていく。と言うよりも、その匂いにつられるように歩いていた。聞くだけだと変態にしか聞こえない。
「はい。一番から順に席に並んですわっていってくださいね。」
そこから一組に引き続き,二組がレットカーペットと、吹奏楽の奏でる曲に合わせて二列になって行進する。
なんと、私の二列の相手は…
あの美少女だった。自分達の番を待っている間,その子は話しかけてきた。
「緊張するね。」
「え?あ、あ、そうだよねー!」
「…大丈夫?汗でてるよ?」
「嘘?!!!恥ずっ…」
「ハンカチつかいなよ。」
「いやいや!いーよ!気にしないで!」
「そう?」
本当は使いたい!けど我慢
「次。」
先生が呼んだ。いかなきゃ。
「行こっ」
ギュッ
「えっ」
美少女は私の手を引いて歩き出した。
手が熱い。きっと今の私の顔は赤い。
緊張と可愛い子から手を握られながら歩いていることからの恥ずかしさが半端ない。
やっと自分の席についた。
でも、隣にいるのはあの美少女だ。眩しすぎる。生き地獄だ。
長いような短いような入学式はあっとゆうまに終わった。
皆がそれぞれのクラスに戻る。
一緒にクラスまで帰る人がいないため、真子を誘おうとしたが他の子と帰っていた。
「うわっ一人か」
孤独を感 じつつも帰ろうとすると…
「ね ぇ」
「?」
「一緒に教室まで行こっ?」
皆分かる通り。あの美少女が話しかけに来た。
いじめかよこれ。
「ん、えっとー良いよ?」
「良かった。断られるかと思った。」
ニコッ ピカァァァ
流石に眩しいぞ。
私たちはゆっくり歩き出した。
「あ!名前聞いてないね。私日野雨。貴方は?」
「花咲花火」
「良い名前~!」
「いやいや。雨も良いと思うよ?」
「そーかな?」
「うん。」
「へへ、ありがとっ」
やはり可愛いらしい。つい見惚れてしまう。
「…あの~花火って呼んで良い?」
不意打ちだ。
「?!!!もちろん」
「本当?!やった!」
「あ、じゃぁ私雨って呼ぶ」
「うん!えっと…これからよろしくね!」
「うん、よろしく」
私と雨は2人見つめあい、笑った。
ーキーンコーンカーンコーンー
『あ 』
チャイムが鳴った。遅刻だ。
「花火走ろっ!」
雨は私の手を取り、走り出した。
私はこれからどんな一生を過ごすんだろうか。こんな感じの日常を過ごすのかな。
そうだったらどんなに良かったか。
第一話終
ー続くー
コメント
1件
👍が10いったら続き書こう。うん。よしよし