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この世の中に冒頭の小説の一文が同じだなんて多々ある。内容が似ているなんてことも有りうる。
だからこそ小説は面白い。人が書いた小説を読むのは俺の趣味だ。
「だぁ〜、暇だ。」
趣味、でもあるが…、面白そうな小説が無い。
探しに行きたくもない。
俺は昔のとある一件で音に敏感になった。少し遠くから呼ばれても気付けるぐらいではある。
それに、夜になるともっと敏感になってしまう。遠くで鳴く猫の声や、隣の部屋から聞こえてくる怒鳴り声。全ての”声”が俺の耳に聞こえてくる。
音。だとは言っても、人の声や動物などの声に敏感になってしまった。集中してる時こそは聞こえないが、最近はずっと気になっている。
「ほんっっ、と、暇。」
在り来りな恋愛小説に目を凝らし、言葉を発する。
「何がそんなに暇なんだよ。あ、これ知ってるよ俺。」
小説越しにひょこ、と視界の内側に入ってくるのは昔からの友人、牧 隼人。中学でも、高校でも同じ所を受け、所謂、腐れ縁と言う奴だ。
こんなやつもう離れたい。こいつと居ると女の子がよってこないのだ。
隼人「これ、今流行ってる小説でしょ?」
「へぇ、こんな在り来りな小説が?」
隼人「在り来りっちゃ在り来りだけどな!ほら、この主人公の好きな人、お前に似てね?w」
文章の合間に挟まれている1つの挿絵を見ると、主人公の女の子がその好きな人に壁ドンしている絵だ。確かに、隼人がそう言うように、好きな人が俺にそっくりな気がしなくもない。
「うぇー、在り来りすぎて、あと気持ち悪くて、吐きそう。」
隼人「そんな事言うなよ!な!陽斗!」
あぁ、俺の紹介がまだだった。俺の名前は神谷陽斗。一般的な名前だ。性格は一般的じゃないのかもしれないけれど、俺は普通だ。
陽斗「そもそも、この主人公は鈍感すぎだろ。もう二ページ前のこの発言。絶対に好きな人は主人公のこと好きだろうに。」
隼人「そんな気にすんなよ〜。今アニメ化とか実写版とか出てるぜ??」
陽斗「興味無い。なんか面白い本無いの。」
隼人「そんな学校の図書室に面白い本なんて置いてあるわけないだろ「な〜にしてるのっ!」ぐえ、」
隼人の肩を叩き、問いかける少し強めの女子は、花坂葵。こいつは高校からの付き合いだが、余りにも俺に突っかかってくる。本当に、面倒臭い人ばかりだ。
葵「で、何話してるの?」
隼人「馬鹿なお前には関係ない話〜。」
葵「馬鹿じゃないし!で、陽斗とどういう話したの?」
陽斗「ただの恋愛小説の話だ。別に頭が悪くても容易に読める。」
葵「私頭悪くないから!ってこれ私が好きな小説ー!!」
陽斗「ふーん。こんな在り来り小説のどこが好きなんだよ。」
葵「主人公ちゃんの最終的に彼氏になる好きな人が好きなの!ビジュが良くてね〜!イラストとかもあるんだよ!」
陽斗「はぁ、俺はそーゆーの興味無いって。」
隼人「葵てめ、人の肩叩きやがってそんな平然としやがって…!」
葵「知らない話してると知りたくなるでしょ!」
ガルルルル、と威嚇している猫の様にバチバチと火花が散っている。こんなのも日常茶飯事だ。
陽斗「…せっかくだから、暇潰しに図書室行くか…。」
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第1話,『Prolog』、閲覧お疲れ様でした。
楽しめて頂けたでしょうか、小説をあまり書く機会が無くて下手ではありますけれど…。
リクエストはいつでも承ってます。BLからNL、GLやシリアスなどどんなものでも可能だと思います。
2次元も可能…ですが、その界隈などで確認しなければならないので時間が掛かります。
その時は連載かSSどちらがいいなど言ってくれると助かります。
まだ容姿はあまり未確定ですが、
主人公達の説明をして行きます。
主人公
名:神谷陽斗(かみやはると)
性:♂︎ 年:高校2年生。身長:176.4cm。
容姿:茶髪、目は赤茶色。短髪。
赤色のピンで右の横髪を止めている。
普通のシャツに淡い青色のセーターを着ている。
性格や過去などは小説を読み進めてくれたら段々と分かってきます。
腐れ縁幼馴染。
名:牧 隼人(まき はやと)
性:♂︎ 年:高校2年生。身長:178.6cm。
容姿:黒髪。青寄りの黒目。ウルフカット。
黒色のシャツに赤のネクタイ。
性格や過去などは小説を読み進めてくれたr(省略)
女友達。
名:花坂 葵(はなさか あおい)
性:♀︎ 年:高校2年生。身長:160.2cm。
容姿:黒髪。青目。ハーフアップ。
白色のシャツに赤のリボン。
黒色のカーディガンを着ている。
性格や過去などは小説を読み進めt(省略)
こんな感じですね。新しいキャラクター達が出る度紹介していきます。
考察などこんな感じだろっていうイラストも描いてくれたら喜びます。ハートやコメントすらもっと喜びます。はい。
これからよろしくお願いします。