注意
・赤青
・nmmn
・R18
ま「今日さ、嫌な事あってん。だから、 」
り「うん?」
テーブルに向かい合って座っていると心配した様子で眉根を下げた彼が手を握ってくる。
それをぎゅっと握り返すと心做しか嬉しそうに微笑んだ気がした。
ま「ぇ、えっち、して欲しいなぁ/、って……」
り「ふーん、えっちすればいいの?」
こくりと頷くとにこりと効果音がつきそうなぐらい笑った彼にグイッと力強く引っ張られて寝室へと連れていかれた。
人間、嫌な気持ちで落ち込んでいる時は誰かに触れたいものだろう。
もしこれが違っても、俺の場合は誰かに触れたいのだ。
手を伸ばさなくても触れられる距離に居る彼の冷たい頬に手をかける。
すると一瞬動きが止まりきょとんとした丸い瞳をこちらに投げた。
り「どうした?」
ま「んーん、何でもない……」
怪訝そうに見つめるとまた腰の動きを再開させる。
ギシギシと揺れるベッドの上で脚を固定されながら喘ぐ俺を優しく彼は呼びかけると、合図もないままキスを落とした。
緩くなった口から滴る唾液をジュっと吸い上げられると気持ちよさで声が隙間から漏れる。
何度も何度も食むようなキスを落とされて頭が馬鹿になったみたいにふわふわ居心地がよくなるような感じ。
ふっと離れた時にはまるで酔ったようにでろでろに溶かされていた。
俺とりうらを繋ぐ銀の糸が月に反射して輝くと、にへらと笑った彼が涙で濡れる瞳の中ぼやけて映る。
それを美しいだなんて思ったのは何回目だろうか。
透き通った真っ白な肌に真っ赤な紅色の瞳がよく映える。
宝石みたいに暗闇の中光り輝いたその目に吸い込まれそうなほど夢中になっていく。
奥を少し激しめに刺激されながらりうらの顔を盗み見ているとやはり眉根を寄せた彼が動きを少々ゆっくりにした。
り「りうらの顔になんかついてる……、 ?」
ま「ぇ、あ、そんな事ないで…? 」
り「じゃあ何。なんでそんなに見てくんの」
何故と言われても答えられない。
普通に綺麗だからとか言ったら鼻で笑われるだろう。そういう奴だ。
素直に言葉にできたら良いのだが、こればかりはしょうがない。
ジリジリと詰め寄られて冷や汗をかいている俺に諦めたのか まぁ何でもいいけど、なんていいながらまた腰を早める。
擦られる度に熱くなっていくソコにどんどん喘ぎ声が部屋内に響いていた。
ま「ぁ”、あ、ッ♡やら、ぅ”いくっ//♡”」
り「ふふ、いっぱイって?」
ま「んぁ~~~“ッ♡//ッッ”ひぁ、ぅ…ッ♡いったばっかなのに、ぃっ//」
俺の言葉なんか気に止める様子もなく、少し余裕無さげに腰を持っていた手に力が入れられると彼ももうそろなんだと心のどこかで思う。
奥の柔らかい所を突かれてもう限界、となった時りうらの言葉と共に暖かい液がナカを支配した。
まるで孕ませるように緩く奥を擦る行為さえこの上ないぐらい気持ちよくて、ずっと空イキを続けていたモノから白濁液が出る。
ま「ふ、ぁ”♡♡ッはぁ”、ッッ//はあ、……っ」
り「ん”、抜くよ」
水音を立ててブツが抜かれる。
快楽でガクガク震えていた腕に限界がきてぺしょりとベッドに腰だけ上げた状態で倒れ込んだ。
後処理するために指をナカに再度挿れられるとまた腰がビクッと跳ねる。
りうらの長い指がたまに前立腺に当たる度に口の隙間から母音が漏れるも、そんな事気にしない彼は骨ばった手で自分の精液を掻き出していた。
やっと後処理が終わった頃には既に眠りに落ちていて、りうらがパジャマに着替えさせてくれた所で唸りながら薄く目を開ける。
驚いた様子の彼が可笑しくて思わず気の抜けた笑い声が口から出るとつられて彼も笑いだした。
り「びっくりした、まろもう眠くない?」
ま「ううん、眠い……けど。お前と話したい」
り「ぁ、あぁ…そう」
頬を少しピンクに染めてそう相槌をうつりうらが可愛い。
枕にもたれかかっている俺と身を乗り出してパジャマのボタンを止めていた彼と向かい合った状態でまた1つキスをする。
角度を変えて何度も食べるように重ねるそれは心地が良くて。
り「またワンナイト始まっちゃう?」
ま「もうナイトやなくてモーニングやろ……。外見ろやあほ」
り「わ、もう明るいね~。ふふ、空まろの色してる」
ま「じゃあ、りうらは太陽やな」
2人して笑いながらベットを出て、カーテンを静かに開ける。
何でも飲み込んでしまいそうな濃紺だった空に一筋の光りが差し込んでいく。
澄んでいた空はいつしか太陽の赤と夜の青が混ざって紫色に形を変えていた。
それをベランダ越しに見つめる。
何も遮るものが無いと言ったら嘘になるが、視界いっぱいに広がる空は綺麗だった。
り「あ、あれしょうちゃんカラーだね」
ま「せめて2人で居る時は他の奴の名前出さんでや……」
り「え、あごめん笑」
ムードの欠片も無いこと言わられて少々曲が止まったように気分が下がるも隣にいる彼の綺麗な横顔を見ればそんな気持ちも吹き飛ぶ。
そっと彼の肩に頭を預けて見守る空の行方は俺たちの愛を表しているかのように溶けて交わっていった。
「交わって紫」END
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩♡2000
コメント
5件
交わって … 繋がって (( イく時 🐤ちゃんは何と言ったのだろうか … 今回も最高でしたっ !
表現力ッッッ😭 始まりから終わりまでずっと仲良い、?っていうかカップル感が感じられてめっちゃ好きです💗
最高すぎます...✨✨ 朝からこんな尊い作品が見られるなんて...