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私はその日困っていた。バルド侯爵から、アスレチックプールへ来ませんか?と、お誘いがあったのだ。
行っても良いが、1人じゃなんである。
やはり…
やはり…
誘うべきだろうか?
陛下を…?
私は勇気を振り絞って陛下の執務室に向かった。
「なんだ、エティーナ?
街復興の件か?
軍隊の件か?
戦の件か?」
全く仕事の事しか頭にないとはこの事である。
「いいえ、どれも違います…」
「はて?
では、なんだ?」
「用がなく来てはいけないのですか?」
「はぁ…?
別に構わぬが…
用がないのか?」
「い、いえ、その…
先程、バルド侯爵から電報が届きまして…
ぜひ、アスレチックプールに遊びに来て欲しい…と…
その…」
「ふむ。
それで?」
「なぜ、そんなに鈍感なのですかっ!?」
「そなたにだけは言われたくないわっ!」
「つ、つ、つまり、一緒に行きませぬか?と…」
「なんだ、デートの誘いか。」
「行かぬのですか!?」
「なぜ怒る!?
いや、悪かった、一緒に行こう。」
そうして、無事にバルドの街に向かう事になった。
アスレチックプールに着き、顔パスで中に入った私たちはそれぞれ水着に着替えた。
この世界では、あまり肌を露出しない為、長袖長ズボンの水着である。
「陛下、では参りましょう!」
「まずはどれに行く?」
「まずは、回転プールに入って泳ぎましょう!」
「よし!
勝負だ!」
私たちは回転プールで水に乗り流されたり、泳いだりしながら楽しんだ。
その次にウォータースライダーに乗り、それから、トランポリンで遊んだ。
2人とも童心に返り遊んだのは良いものの…
トランポリンをしている最中に陛下の手が私の胸に当たった。
「きゃあ!
陛下!
胸に当たりましたわ!
すけべ!」
「あ、あ、当たっておらぬわ!」
「いいえ、しっかりと当たりました!」
「えぇい!
胸が小さ過ぎて分からぬわ!」
「なんと言う言い様!?」
「そ、そ、そなたが言いがかりを付けてくるからだろう!?」
私はキレ、陛下とは喧嘩状態で馬車に戻った。
「エティーナ…
怒っておるのか…?」
「暴言を吐かれましたゆえ。
当然にございます!」
「お、俺は、小さい胸の方が好きだぞ…!!!」
「何ですか、それ…?」
フォローのつもりだろうか?
「とにかく俺は、そなたのならば、なんでも良いという事だ!」
「はぁ…」
とりあえずの仲直りをして、私たちはエドバ城に帰ったのだった。
その後、たまに2人でバルドの街のアスレチックプールに行くようになった。