コメント
2件
わ、わ、目から水が…(泣) 最高の作品すぎます😭 確かにヒーローって助けて当たり前みたいに思われるかもしれないけど、彼らは普通の人より戦う手段があるだけで同じ人間な事には変わりは無いから、当然救えない命も出てきてしまうけど、優しい🦖は仲間に気を遣わせないようにって1人で抱えるけど、ヒーローにとってのヒーローもいたっていいよね…😭
※ご本人様達とは一切関係のないお話です。
※個人的な妄想と希望から来たお話です。
※3/6 文章追加更新
【設定】
“ヒーロー”として
頑張る赤城ウェンが壊れそうになるお話
“ヒーロー”
この言葉を聞いて思い浮かべるのは
どんなピンチでも救ってくれる
どれだけ傷ついても助けに来てくれる
笑顔で『もう大丈夫』と声を掛けてくれる
ヒーローショーなんかでは頑張れと声を掛ければ力に変わり敵を倒してくれる
これらはあながち間違いではないだろう
しかし、これらは『全てそう』だと言えるだろうか
“ヒーロー”
1人のヒーローに対し、助ける人達の人数は状況により変わる
もちろん毎回作戦を立て
最善の策を立て臨機応変に行動はしているが
どうしても”間に合わない”という現実もある
建物の崩壊や 逃げきれなかった人の救助が間に合わないなど
頑張りも虚しく襲ってくる現実がある
“助けて”
“痛い”
“なんで助けてくれなかったのヒーロー”
“ヒーローなんでしょ!”
“なんで!”
“どうして!”
ー 助けに来たよ
ー もう大丈夫
“本当に?”
ー 心が壊れそうだ
リト『よし、報告書完了』
オリエンスは任務を終え拠点に戻っていた
マナ『おつかれさん、こっちも出来たわ』
イッテツ『おつかれさま。…..ウェンくん…どうかな…』
マナ『せやなぁ、今回ばっかしはウェンでも流石にこたえたんとちゃうk』
ウェン『ただいまーごめんごめん遅れたぁ』
部屋に戻ってくるウェン
リト『お前だいじy』
ウェン『大丈夫!ごめん心配させた。報告書なんだけどさ、、明日でもいいかな。ちょっと疲れちゃって。』
イッテツ『なんか僕たちにできることある?何でも言ってね?』
ウェン『ありがとう、テツ。なんかあったら言うね』
ー ごめん
そう言って荷物を持って帰ってしまった。
リト『頼れよバカ野郎』
マナ『優しすぎるでウェン』
イッテツ『何かもっと言ってあげれたのかな、、』
ウェン『気使わせちゃったな、しっかりしなきゃ』
任務での出来事が頭から離れなくて、笑顔でいれない。
笑顔が引きつってしまう。怖い。
目の前で助けれなかった。2人も。
建物に下敷きになった娘を助けようと側にいた母親。自分の判断ミスで娘・母親共にKOZAKA-Cとの戦闘に巻き込まれ息を引き取ってしまった。
戦闘が終わった後、せめてと2人の身体を必死に安全なところへ移動していると、職場から死に物狂いで帰ってきた父親に出会う。
駆け寄る父親。
『なにがあった』『ヒーローなのになんで助けれなかった』『なんで』『どうして』
なにも言えなかった
謝ることしかできなかった
初めてじゃないはず。
分かってるはずなのに。
どうしてだろう。
涙が止まらない 分からない
(バサッ)
急に頭に白い布が被せられ驚く
『ひでぇツラ』
小柳ロウだった
戦闘用衣装の頭の布を掛けてくれたようで
ウェン『….ロウきゅんじゃん』
ロウ『ロウきゅんって呼ぶな』
ウェン『ぐすっ…見ないでよえっち』
ロウ『こんなとこで泣くのが悪い』
そう言うとウェンを担ぐ。
ウェン『へっ!?なに!?』
流石の跳躍力でビルの壁をいくつか蹴り上がり屋上まで来た。
ウェン『びっくりしたぁ、なn』
ロウ『吐き出せ、全部』
ウェン『え』
ロウ『誰もいないから』
ウェン『ロウがいる』
ロウ『うだうだ言うな聞いてやるっつってんだ、なにかあったんだろ、泣くなんてめずらしい』
ウェン『う゛、、』
今日起きた出来事、全て話した
今までは耐えれていたのに
今日はどうしようもない感情に陥ったこと
全て
ロウ『なるほど?』
ウェン『我ながら情け無いわ』
ロウ『….うぇーん?』
ウェン『なn』ガバッ
『『『えっ』』』
さっきの布をまた掛けられ、抱きしめられていた。
ロウ『誰も見てねぇよ。誰にも言わねぇし』
その優しさがこたえた
ー どれくらい泣いただろう
子供の時でもこんな泣いたか分からない
ウェン『ずびっ…うぅ..げほっ…』
ロウ『出るもん出たか?』
ロウは抱きしめたまま頭をワシワシとしてくる
ウェン『…ん..ぁりがと』
ロウ『ウェン、お前は優しすぎ気ぃ使いすぎ。それが良いとこだけど、気ぃ使ってオリエンスの野郎にも言えず溜め込んだのが爆発したんだろ、、たまには頼ってやれ?』
ウェン『はぁ゛い゛、すんません』
ロウ『よろしい。けど…泣くなら俺の前だけにしろ///』
ウェン『…え?』
ロウ『なんもn』『なぁにぃ?』
ロウ『…救われる側にはヒーローっているけど、俺らヒーローにヒーローっていないだろ。ウェンが辛い時は俺がなってやるよ、ヒーロー』
…ぽろぽろ…
ロウ『う、うぇん?(汗』
引いた筈の涙がまた出てくる
ウェン『…あれっなんでだろ、おかしいな』
溢れる涙を袖で拭う
ウェン『すごいよ、ロウは。なんでそんなかっこいいのさ。』
ロウ『…っんだよ//』
ウェン『ありがとね、ロウきゅん^ ^』
ロウ『ロウきゅんって呼ぶな(呆笑』
ー ありがとう 僕のヒーロー
翌日オリエンス達には謝り、もう大丈夫な事、一昨日あったことを伝えた。もう無理して抱え込まないこと、お互いに約束した。
そして後日。
2人が亡くなった場所に花束を持って出向いた。ロウも一緒に来てくれた。
すると、そこには父親の姿。
遺品を探してるようだった。
声を掛けるのが少し怖かったが、ロウが手を繋いでくれた。
ありがとう 進まなきゃ 前に
父親は2人に気づくと、駆け寄って来て先日のことを謝って来た。助けようとしてくれていたのに、気が動転して酷いことを言ってしまったと。
救えなかった自分が悪いのに。
彼も前に進んでくれたんだ。
僕らはもっと前に進んで彼らを守りたい。
これから1人でも多く救いたい。
笑顔で『もう大丈夫』『安心して』そう伝えたい。
そう決意し、彼女達がいた場所に 花束をそなえた。
end.
いかがでしたでしょうか。
言葉がまだまだ至らないでござますがぁ。
また何か書けたら!